停電を心配する前にやる事がある
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- 2012/05/14 15:34:39
原子力発電所の全原子炉が停まって再稼働の目途が立たず、特に関西電力管内では夏の計画停電が取りざたされている。
我輩自身は、今すぐ完全脱原発は非現実的、自然エネルギーなどで完全自給出来るまでは安全性を向上させつつ原子力を利用すべきという論者である。
だが、日本が節電や蓄電技術をフルに利用しているか?と言えば、それも懐疑的である。
そもそも原発を再稼働しないと日本は大変と主張する方も、いや原発無しでも大丈夫なはずと主張する方も、本当にそうなのかどうか分からない様々な前提条件に基づいて論を張っている点は同じだ。
ならいっそ実際にやってみればいいのだ。
全原発が停止した状態でこの夏を乗り切れるかどうか、日本全体で実験してみればいい。
我輩は夜寝る時間が遅いので、布団に入る前にけっこう長時間、撮りためたビデオを見て過ごす事が多い。
その間部屋の電灯は点けているのだが、電気料金も値上がりする事だし、太陽光発電パネル付きの充電式デスクライトを買った。
掌に乗るほどの小さな物だが、夜中に手元を照らすには充分。
USBからでも充電出来るが、基本太陽光発電なのでこれに使う電気代はゼロである。
計画停電による社会的混乱という事が言われているが、冷房を我慢する、照明が暗い、冷えた物が飲めない、などの個人レベルの不便さなんて、その気になればいくらでも何とかなる。
電力不足で本当に心配すべきなのは、電気が停まると命に関わる人たち、警察や消防などの緊急対応インフラ、そして企業の経済活動の方だ。
家庭で電動の医療器具を常時使っている高齢者、障害者、慢性疾患患者を抱えている家庭にとっては停電は死活問題に違いない。
だが、計画停電ならちゃんと解決法はある。
まだ店頭には出回っていないようだが、こんな商品がある。
↓
http://www.century.co.jp/products/zak/bousai/bg-600.html
冷蔵庫なら半日ぐらいは動かせるという家庭用大容量蓄電池である。
値段は10万円ちょっと。安いとは言えないが、上記のような医療器具を使っている家庭なら出せない金額ではないだろう。
自治体がまとめ買いしてそういう家庭に貸し出す手もある。
もう少し値段は高くなるが、10人程度のオフィスのパソコンを連続数時間稼働させられる大型バッテリーも市販されている。
中には小型の太陽光発電パネルとセットになっている製品もあり、これは百万円近くするが、企業なら手が届かない金額ではないはずだ。
工場を丸ごと動かせるような蓄電池はさすがにそう簡単には買えないだろうが、現代日本の電力消費はかなり家庭での消費が多い。
一般家庭がこういう大容量バッテリーや小型の太陽光発電電灯などでピーク時の消費を抑えれば、企業向け電力供給を確保できる可能性はある。
その上で企業が電力料金の負担に耐えかねて日本から出て行くのかどうか、その結果国内の職が激減して庶民が困るのかどうか、今年日本中で実験してみればいい。
それで本当に日本経済が壊滅したらどうするんだ?という声があるだろう。
だが、我輩が買った太陽光で充電できるライトは中国製である。
電力不足が騒がれ始めてからもう一年以上経つ。
日本のメーカーは今まで何をやっていたんだ?
また我輩は十年近く前に買った日本製の腕時計を今でも愛用しているが、これも太陽光発電の電気式だ。
文字盤部分が太陽電池になっていて、数時間直射日光にあてれば三日は動く。
原発事故後、太陽光発電や大容量バッテリーの必要性があれだけ話題になったにも関わらず、大手の電機メーカーはどれだけ開発努力をしてきた?
流通業者はどれだけそういう製品の発掘をした?
そんな企業は、たとえ原発が再稼働して電力があり余るようになったとしても、いつかは「安い人件費、安いコスト」に釣られて日本から出て行く。
そんな企業や生産拠点は、これをいい機会としてさっさと出て行ってもらえばいいではないか?
メガソーラーなどの大規模施設も結構だが、家庭用の小規模な太陽光で動かせる製品、庶民でも買える大容量バッテリー、そういう物には見向きもしないで、コストの安さにしか興味のない「大手雇用主」なんて、また何かあればいつでも日本を見捨てる。
「たかの知れた売上、利益だとしても日本の庶民の役に立つ製品」を開発して製造してくれる企業が残ればそれでいいではないか?
そういう企業はいつかは現在の世界的家電メーカーに匹敵する大企業になれるかもしれない。
原発再稼働の是非はそれから論じても決して遅くはない。
山を挟んで安全地帯ですが車からは降りませんでしたし
低速で通過しただけですが・・・・
様子はトラックやタンクローリーの様子で推し量れました。
実は栗駒山にも行ってきました。
東北の大震災が起きる前の地震で崩壊した場所です。
栗駒は東北大震災より前の震災でかなり復旧しています。
もし、東北大震災と一緒になった地震であったら復旧は不可能だったと思っています。
栗駒は山の側面に張り付くように道があったものを
今は山を割って道路を通しています。
実はコロは家族で栗駒震災の1週間前に遊びに行っています。
一週間後に起こった震災でコロ家族の通った道はすべてザックリと削り落ち
今でもその側面は復旧できていません。
良く泊まった旅館まで行く道もありません。
自然の力は巨大です。震災を考えると原発は人間には無理です。
今や電力会社は破綻し、国もお金が無く、
電源開発促進税もベトナムの原発に使用が決まったようなので
原発の地元にはお金は出ない・・・しかもリストラ組でしょ・・・
国は原発の無いと想定した原案を出してきたのは少し良かったと思ってます。
仰るように原発は使用しない方向で未来を考えるべきだと思います。
そのために考えられる限りの節約と対応機器の開発を進めるという考えに賛成です。
まずはやってみないと分からない、その通りですよね。
私も原発に変わる電力供給手段が無いのなら、さっさと原発動かすべきだと思いますね。
危険性なんていまさらの話なんですよ。原爆を食らった日本国民ならば、そのリスクは十分に教育されていたはずなんです。
省エネブームが再来してもいっそ計画停電になってもいいので、国が動かないなら会社側にクーラーの十分な使用を認めて貰わねば、人間より先に機械の方がお釈迦になりそうです。。
朝ドラがすごい「不便な生活」を描くキャンペーンのような状態になってますが、戦後みたいな電気を使わない時代じゃないんですよ。
各電機メーカには省エネ製品の開発を頑張ってもらいたいところですし、市場に出せば確実に利益も上がりますが、
なぜスポンサーが付かずに株価もダダ下がりなんでしょうね??
先ほどはご訪問ありがとうございました。 恥ずかしながら 原発の是非はいろんな意見聞いて
よくわからないのが本当なのです。 詠人知人さんのご意見がいいように思いますが、可能なら
原発は止めた方がいいようにも・・・思うし、優柔不断でゴメンナサイ だけどなるべく身の回りの
無駄な電気は消すようにしてるし、お気楽に自動車での人の送迎もひかえてますし、
まあ貧乏人がわかる範囲で節約は気にかけては居りますが・・・・
ホントおっしゃるように 役立つ家電の開発進めてほしいですよね
ソーラー発電の腕時計私も、使ってます〜
そもそも、夏の気温が上がるのは、、エアコンの室外機から。。。車の排熱など、、の影響も、、
ひざ掛けが必要になるようなオフィス、、そういうものかも。。。
とりあえず、、、、真夏に背広、、、やめたらどうかと思いますよ。