Nicotto Town


A Balearic Dinner


機動警察パトレイバー(ゆうきまさみ著)


秋の夜長と言う事で長編の紹介を
OVA、TV、映画でも公開され、現在は実写版が話題になってる
機動警察パトレイバーの漫画版です!

今回特に解説したいのが
CX系列の「踊る大捜査線」シリーズの監督や脚本が
「大分ぱくらせて頂きました!」と公言してるように、
その背景や設定の良さと、ストーリー性ですね。

パトレイバーのロボット=レイバーは、
東京の湾岸埋め立て大計画=バビロンプロジェクトに必要で投入され
平行してレイバー犯罪も増えた為に、警察もレイバーを装備=パトレイバー誕生
と言う設定になっているのですが、

これはお台場の埋め立てや再開発が計画段階だった
”1988年(実時間)”からの連載作品であり、更に物語の世界では
1995年(物語時間)に首都直下型地震があり、その瓦礫処理+経済再建のために
大規模お台場開発のバビロン・プロジェクトが立ち上げられた設定です。

・・・・どうです?
湾岸開発と震災の前後の逆はあっても、80年代末の未来予測SFとして
凄く出来の良い作品だと思いませんか?

物語には多国籍企業の台頭、新技術開発競争、
大規模開発に不満を持った左翼ゲリラの復活と、現在の情勢も反映してる面があって、
今、読み直すべき名作だと思いますね。

勿論、ギャグや日常ストーリーも面白いのでおすすめですよ~




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