Nicotto Town



STAP問題を推理してみる

STAP細胞を巡る騒ぎは謎が深まるばかりである。
が、深い謎に包まれた出来事の原因と言うのは、えてして単純な事だったりする。
素人ながら、どうして理化学研究所の調査委員会が真っ先につぶさなかったのだろう? と思う疑問点があるので、野次馬の気楽さで推理してみよう。

理研はSTAP細胞は実在するが、ネイチャーに投稿した論文の書き方があまりにも杜撰だったため、小保方さんには何らかの処罰が必要、という立場のようだ。
我輩もSTAP細胞は実在する、という前提に立ってみよう。

ここで素人でも「あれ?」と思うのは、細胞に強いストレスとなる刺激を与える方法が、小保方さんが書いた論文と、多分理論の提唱者であろうハーバード大学のバカンティ教授の主張とで食い違っている点だ。

バカンティ教授はSTAP細胞に変化する「細胞の初期化」という現象を起こすには、細胞の塊を極細のガラス管に通してばらばらにする事だと一貫して主張している。
人体に例えれば、傷口のかさぶたを無理やりベリッと引っぺがされるような刺激だろう。
これは「物理的な刺激」と呼んでおこう。

一方小保方さんが論文で発表したのは酸性の溶液に長時間浸けておくという方法だ。
漂白剤などを間違って浴びると、しばらく皮膚がひりひりする。それと似たような刺激だろう。
これは「化学的刺激」と呼んでおく。

小保方さんのチームがSTAP細胞を実際に作成していたとした場合、どうしてバカンティ教授の言う通り物理的刺激を使わなかったのか?
この点は素人でも気づく「あれ?」だと思うのだが。

STAP細胞が実在するとして、分化済みの細胞の初期化は、物理的刺激で起きるのか? 化学的刺激で起きるのか? それとも強いストレスになればどんな種類の刺激でもいいのか?

ここからは単なる素人の憶測だが、理研のチームは両方を試したのではないか?
プロセスAでは、ガラス管を通すという物理的刺激を使い、山梨大学の若山教授が指定したのとは違う遺伝子系統のマウスを使った。
プロセスBでは化学的刺激を使い、若山教授が指定した系統のマウスを使った。

そしてプロセスAでSTAP細胞が出来た。
だが研究チームの誰かが、Aで出来た資料とBで出来た資料を取り違えていたら?

誰もがプロセスBの作業からSTAP細胞が出来たものと思い込む。
そこでその手順を勇んでネイチャーに投稿したのはいいが、STAP細胞が出来たのは実はプロセスAである。
ネイチャーの論文で発表された作成手順はプロセスBのものだから、実験結果を再現するための追試は成功するはずがない。

こう考えれば、若山教授が理研から受け取ったマウスの遺伝子系統が違っていた点も説明できる。
若山教授はプロセスBで使った系統のマウスから出来たサンプルを受け取っていないといけないが、取り違えの結果、渡されたのはプロセスAの産物になるからだ。

科学の研究者がサンプルを取り違えるなど、もちろんあってはならない事である。
小保方さんの名誉のためにも、そんな事は起きていなかったという結論である事が望ましい。

だが、小保方さんぐらいの年齢の理系研究者の労働環境はブラック企業も真っ青というほど、劣悪で過酷なものだという。
小保方さん自身はそうでなくても、実験の作業をやった若手の助手みたいな人たちがどうだったかは分からない。

そもそも細胞の初期化を起こせる刺激の種類が論文とバカンティ教授で真っ向から食い違っているのだから、調査委員会は真っ先にそこを確かめるべきだった。
もし確認済みだというなら、とっくに公表しておくべきだろう。

小保方さんのチームが実験でかけたストレスは物理的刺激だったのか、化学的刺激だったのか、その両方だったのか?
その際、作成された資料のサンプルが取り違えられた可能性はないのか?

我輩のような素人にでも考えつくような単純な疑問への回答がないから、理研の最終報告書は「説得力がない」と言われるのではないのだろうか?

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2014/04/03 23:29
関係ないお話ですが 私8年くらい前に胆石を腹腔鏡で手術しましたがいわゆる穴をあけた
ところがケロイド状になって小指を少し細くしたくらいのケロイドがあります。
STAP細胞よりも成長早いかも>< 小保方さん何とも可哀想な立場におられますよね
理研は何かの認定が取り消されたとか・・・それを防ぐために小保方さんを悪者にしたんじゃ??
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2014/04/03 11:41
初めまして。
下の方と同じく、なるほど と思いました。
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2014/04/03 01:15
なるほど、、、、、

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2014/04/02 23:15
研究自体の成否については今後検証していくという話だから、今回はそこまで踏み込むつもりがなかったのかも。

というか、理研の最終報告の「最終」が何を指しているかといえば「いろいろあるけど結局これは小保方氏のミスということで幕引きを図ります」という宣言のことなんだろうと。
飽きっぽいマスコミが検証実験の終わりまで今のテンションで注目しているとも思えません。

但し、小保方氏は異議申し立てしているようなので、話の流れ次第では紆余曲折あるかもしれません。




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