Nicotto Town


A Balearic Dinner


夢書簡、その謎


常々、面白い小説や漫画、あるいは音楽や絵画、数学の証明でも、
「これ書いた人の発想は何処から来たんだろう?」と、一度友達になって話したい願望がありますが、
その中でも特に惹かれるのが、
ホラー小説で有名なアメリカの作家、H.P.ラブクラフトでしょうか(・ω・)ノシ

彼は数多くの短篇と、他作家との往復書簡を残しましたが、
その中で『夢書簡』と呼ばれるものが有ります。
それはなんと「悪夢をそのまま起きがけに書き留め、
ちゃんと目が覚めた後で小説として仕上げた」作品群と、その過程を友人に教えた書簡です。

大半の人間は、夢は目覚めたら忘れていきますが、
ラブクラフトは悪夢に限って明晰に記憶する体質だったらしいのです。

これはイギリスの18~19世紀の詩人サミュエル・コールリッジやウィリアム・ワーズワースの二人も
同じ体験をしていたようです(この二人は詩集を共作しています)

ラブクラフトが今の時代に生きていて、
書簡や実際に対面してこの話を詳しく聞いていれば、
彼の万華鏡の様な恐怖小説の源泉もわかるかもしれませんし、
何より彼と文通してた作家は後に大作家になってたりもしますから、
是非友人になってみたいですねw

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2015/10/13 00:46
>まさみさん
そうそう!「有り得ないほど怖いけど、起きるとそうでもない」
ってのは悪夢の不思議な所で大事な所だと思います~
自分の脳は、夢見てる事を現実よりも怖いと感じるのがホント不思議ですよね。

まさみさんもディズニーで魔法使いミッキーと会ってたんですねw
今回の連休は山形市内で2年に1度の映画祭が有って、
それに合わせて歩行者天国や無料ライブ、あとお店のセールもやってまして、
金曜は雨降りましたけど、色々歩いた土日でした~
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2015/10/12 20:15
悪夢って、めっちゃ怖いのに、起きたあと冷静に考えたら、
そんなに大したことじゃなかったりして、不思議ですよねー。
夢について本を読み漁っていたことがあって、しばらくの間毎日3つぐらいの夢を
メモで記録してた時期もあったけど・・・
ラブクラフトさんはそれを作品に仕上げるってすごいですね!

返信遅くなってごめんなさいっっ><
私も、アトラクションで魔法使いの格好をしたミッキーと写真撮りましたっつ☆
なつかしー^^
10月10日は、晴れの特異日って思ってたけど、夜大雨降っててびっくりでした。
何はともあれ、3連休晴れ日が続いてよかったですっ♪
どっかお出かけされました??
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2015/10/07 00:18
>めぐさん
どうもラブクラフトの『明晰夢』は『白昼夢』に近いものだったらしく、
小説を書き留めながらも夢を見てる状態だった、と本人は記録してますね、
進んだ今の脳医学や心理学でも全く解明できない分野だそうです。

私が何度か取り上げてるアルゼンチンの作家ボルヘスの言葉によれば、
「悪夢がもたらす恐怖は、現実に生きてて味わう恐怖や悲しみのどれとも似ていない」
と表現しており、これに私も共感を覚えています。

めぐさんが『恐怖の後に不思議な感覚が残る』のは、現実を凌駕してる悪夢の残滓を味わってるのかもしれませんね~
谷内六郎さんの作品もチェックしてみます!(`・ω・´)シャキーン
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2015/10/07 00:11
>なつめさん
夢を覚えてるなんて羨ましい!
私は多くて年に1回有るか無いかくらいです・・・・

確かに、小説に仕立てるには筋書きや起承転結が必要ですから
奇抜すぎる夢はなかなか小説化が難しそうですね(; ̄▽ ̄)
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2015/10/07 00:08
>サンドイッチ伊達さん
ラブクラフトと言う作家さんは日本でも人気があるので、
小難しい小説だけじゃなく、実はゲーム、漫画、アニメ、そしてドラマでも作品が作られてるんですよ!

1992年「インスマスを覆う影」
http://www10.plala.or.jp/BAMBOOH/OUTSIDE/INNSMOUTH.html

なんと売れる前の佐野史郎さんの初主演ドラマだったりします~
その他にも、色んなメディアに作品がありますので機会があったら見てみてください~
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2015/10/06 23:35
悪夢は怖いですが、しかしどこか心惹かれる怪しさや空虚さが目覚めた時の余韻として残りそれが創作意欲をかき立ててくれるのかもしれませんね。
え!でも悪魔!?『夢書簡』はそんな考えをさらに凌駕しているような気もします(;´▽`)

夢はきっと幻想的だから魅力的でもあって、それを具現化してイメージを固定してしまうと美しさも半減してしまう気がするのですよね。
なので人それぞれが持つ心のフィルターを感化させるような作品は本当に素晴らしいと思います。
絵の話になってしまうのですが、谷内六郎さんの作品も夢っぽい怪しい世界感が面白いですよね。
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2015/10/06 23:26
夢を書簡や小説に残すなんて面白いですね!
夢って起きている間は思いつきもしない内容を見るので
きっと奇抜な作品なのでしょうね(*´ω`*)

私もよく夢を覚えているたちなのですが、
見ている時はとても刺激的で筋も通っているように思えるのに
起きて考えると意味が解らない体験ばかりだな~と思います笑
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2015/10/06 05:40
なんにも、わかんないっす。 頭いいんですね。
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2015/10/06 00:34
>碧さん
はい、ラブクラフトは大分アフリカの土着信仰~カリブのブードゥなどをモチーフにしてますね。

ただ過去の作家さんはメメントモリの様に暗い時代や戦争を背景に恐怖小説を書いてるのですが、
夢が恐怖の根源、というのはラブクラフトが始めてだと思います~

夢がアイディアで解けた言葉は、イースター島のロンゴロンゴだったかもしれませんw
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2015/10/05 19:30
ラブクラフトは、その著作の特殊性と相まって、色々虚実取り混ぜた人物像が一人歩きしてる感があります。
が、実際かなり変人だったのは事実のようですね。
「夢で~」と言うのは、事実かどうかはわかりませんが発明や古代文字の解読のキイを夢から得たという話がよくありますね。
創作物の発送を夢から得たというのは、それらより納得できます。
夢は記憶の整理のためという説が有力ですが、それでいくと「夢からヒントを得た」というより「漠然とした発想や構想が夢の中で構築された」という見方も出来るかなと思います。

ラブクラフトの創作の中で画期的だと思うのは「神や悪魔というのは人間側の勝手な定義、人間を超越した存在には人間の善悪等の定義など何の意味も無い」って設定ですね。
キリスト教や仏教等の普遍宗教以前の各地の土着宗教は、かなり理不尽だったりシュールな要素があるので、そこら辺にも通じるのかなと。



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