草食系男子とバブル崩壊
- カテゴリ:恋愛
- 2009/09/30 22:17:10
あるブライダルリングのお店が渋谷の有名な松阪牛専門店と組んで「ダメ元ランチプロポーズセット」なるサービスを始めたそうである。曰く「草食系男子、瞬間肉食化計画」なのだそうだ。
内容は他愛ないもので、個室で男女二人きりで松阪牛の料理を堪能したところで、指輪を差し出す段取りをしてくれるというものらしい。
牛肉を腹いっぱい食べて一時的に「肉食系」になったところで、その勢いでプロポーズさせてしまう、というわけだ。
こんな事まで商売になるほど、今の若い男性は女性に消極的なのだろうか?
そもそもなぜ若い世代に草食系の男がこんなに増えたのだろう?
草食系男子を「恋愛、女性関係に積極的になれない」と定義するなら、原因の一つはやはりバブル崩壊だろう。バブル崩壊直後より、その後に続いた90年代後半からの社会の変化が影を落としていると思う。
草食系男子を年齢的に25歳から35歳までとすると、90年代半ばに11歳から21歳だったことになる。
バブルの崩壊自体は地価で1990年、株価で1991年だが、その影響が大企業の連鎖倒産、大量失業、中高年の大量リストラという形で表面化してきたのは90年代後半からだった。
ちょうど思春期から社会に出るまでぐらいの年代を、終身雇用、年功序列、一億総中流といった戦後日本の価値観や仕組みが次々に崩壊していった様子を見てきた世代だ。
特に父親の世代がその変化に翻弄された様を子として見てきた可能性が高い。
それ以前は、とにかくそれなりの企業に正社員として就職出来れば、結婚後の生活設計も楽観的に考えられた。
「必ず幸せにします。だから僕について来てくれ」と言いやすい社会構造だったわけだ。
だが、90年代後半以降、たとえ大企業に入れたとしても、その後の人生は不透明になってきた。一部上場企業といえど倒産しないとは限らなくなり、また歳をとってから理不尽なリストラに遭うかもしれない。
簡単に言うと、結婚後に安定した経済生活が送れる自信が持てない男性が社会全体として増えてきた。
同時に一部の女性は、キャリアウーマンとして経済力が高まり、「旦那に食わせてもらう」という以外の選択肢をもてるようになった。
これは女性にとってはいいことなのだが、容姿や経済力に人並みはずれた自信を持てるわけではない凡百の男性にとっては、女性にアタックするというハードルが妙に高くなってしまったように感じるのではないか?
さらに男性の間でもいわゆる収入格差、経済格差が広がり、「自分より条件のいい結婚相手があちこちにいるのでは?・・・」という一種の疑心暗鬼に囚われてしまう傾向が強くなったのだろう。
だから下手に女性にアタックして無残な返り討ちに遭う事を必要以上に怖がる男性が増えてきた。
これが草食系男子が生まれてきた経緯ではないかと思う。
日本の経済構造、企業内の状況は今より悪くなる事はあっても、良くなる事はないだろう。
であれば、草食系男子をどうやってその気にさせるか、よりは日本女性がもっと積極的になった方が早い。
日本の未来を救うのは、従来の日本女性のイメージに囚われない「肉食系女子」かもしれない。
「あなたは私の婿になる」と言う邦題で・・・。
うーん、すでに西洋では、年功序列にとらわれない男女平等社会だったと・・・
としたら・・・草食系男子は、もっと昔から西洋ではいたんでしょうね、あぁ・・・そう言えば
あちらでは「男女の友情は成立する」社会ですよね。
改めて、このような映画を作ったと言うことは、ハリウッドは、かなり日本を意識している
と言う事でしょうか?
ねぇ・・・・jokerさん
仕事を腰掛と考えなくなった女性は確かに増えているかもしれませんね。
(*'へ'*) ンー
マザコンが増えた?なんてね~。(★´∀`★)ェヘッ
英雄色を好むと言いますし、野心のある男の人が減っているのかもしれませんね。
ちなみに私は普通のお肉も大好きだし肉食系男子も好きです^^
あっ聞いてませんでしたねスミマセンw
結果として行過ぎた経済のほころびが現状を作り出したのではないのでしょうか?
行過ぎた消費化社会。女性の社会進出もこれに当て込まれていたのでしょう
解りやすく例えるとアリとキリギリスの「キリギリス大量生産計画 」のような政治があったかと
また、草食系という言葉よりテレビ世代やゲーム世代と置き換えることができるかもしれません。
常にテレビと一緒育ち。華やかな世界を横目で見ながら生活を営み、
自身で稼げるようになると憧れに近い生活形態を目指す。
初めは楽しいがそこに真に求めていたことがあるわけでもなく、
楽しみを求めて知らずのうちに歳を重ね、気付けたときには良い年齢に。。
歳を重ねるといらん知識が増えて、踏み出す勇気が無くなるのかもしれません。
が、バブルを謳歌していた男性の影には耐え忍ぶ女性が必ずあったことも忘れてはなりません
一時期熟年離婚が騒がれるようになったのはこの影響と思われます。
打算的な人間が増えれば増えるほど、現状では結婚なんて出来ないでしょう。
相手の幸せを願うからこそ、現状に目を向け結婚まで踏み切れない。
そのような男性が多いような気がしてなりません。
以上のことから、巷で言われる草食系男子と結婚率はちょっと違うのではないかと感じました。
長文乱筆失礼します
自分に自信をもてなくて結婚できないのと、ぜんぶお膳立てしてもらわないと
行動に移せないのとは別問題だと思います。これは男だけに限らず。
冒頭にダメ元なんて書いてあって最初から望み薄な企画では。
女の子はロマンティクな設定に弱いのですよ。
焼き肉デートだと着ていく服もそこそこの物になるし。
なにか一工夫ほしいな。
結局わがままか?
そうなんですよね~~!
今の世の中絶対共働きじゃないと、
子供一人育てられない世の中になっています。
男性だけでなく女性も結婚を渋る世代だと思います。
結婚して生活していく自信がないのと、好き勝手にいきたいのと・・。
これは中々難しい問題ですよね(==;
江戸時代でも時代劇と違って、
実際は結構女性が口出しをしていたと聞いたことがある。
男子が強くなたのは明治維新の頃からだと、
完璧主導権を握ったのはつい最近らしいので、
この辺で、女性中心の社会になると良いのかも・・・フフ
男性の染色体は徐々に異常をきたしているし、
未来を作るのは結局女性になりそうですな
でも、派遣でも結婚してる人はいるし、正社員でも結婚できない男もたくさんいる。
要するに、実際のところ収入より、イケてるかイケてないかなのよね~。
やけに自信満々の女性が増えただけの事ではないだろうか。
私などは、この時期が結婚適齢期でなくて良かったです(笑)