Nicotto Town


A Balearic Dinner


イタロ・カルヴィーノ


笑い収めという事ですが、

昨年一年を通して楽しめた小説家、イタロ・カルヴィーノ
の紹介をしたいと思います(・ω・)ノシ

カルヴィーノは20世紀イタリアを代表する作家で
作風は年代によって異なりますが、
「大人の童話」「形而上学的コメディ」と
小難しい話の様に見えても全体的にはエンタメ的な作風になっています。

私の好きな作品としては

十字軍に参加した子爵が、砲弾で真っ二つになりながらも帰国し
祖国で右半身と左半身が大騒動を起こす
『まっぷたつの子爵』

宇宙の創成から生きてるQfwfq老人が
複雑な宇宙物理、量子物理を元にコミカルに語る
『レ・コスミコミケ』

マルコ・ポーロがモンゴル皇帝フビライに、
架空の都市の数々を語る
『見えざる都市』

中年紳士パロマ―氏が日々徒然を語る
カルヴィーノ最後の作品
『パロマ―』

どの作品も単純に筋を追うタイプの作品とは一味違いますが
短篇の中に、普通の長篇を濃縮したような読書体験が出来ると思いますよ~

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2018/01/04 22:29
レ・コスミコミケ好きでした、懐かしい。
日本の笑いとはちょっとツボが違うと言うか、この作者独特の感覚なのかもしれませんが、好き嫌いがけっこう分かれる作家さんだと思います。
レ・コスミコミケと同系列?になるかもしれないラリー・ニーヴンのスーパーマンの子孫~」とか、科学考証キッチリやりつつ大真面目にくだらない事を語る作品とか好きですね。
日本のこの手のシリーズ書いてる某作家さんのはつまらないんですよね、作品に対する愛情が感じられないし。



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