Nicotto Town


感情の破片・・・ 。 


作詩・・ ・






雨に 打たれて  傘も
ささ ずに




凍える 身のなか  塊の 溶けること を
ずっと  ・・・待ってる



たたずんでいる





氷柱【つらら】 の様な

この感情【こころ】 が



 
雨に 当たって は   溶けることを



知ってる  本当 ・・・は






でも  砕けさせない で


・・・意味がないんだ  溶かさないと




怯え切った  雨粒で  いつの間に か
固まってい る






そんなの 火を 焚いて
炙れば  溶けるだろう?




望まない  それ ・・・も





降ってくる 雨の水で  とかした い
ちゃん と





傘を さし出してくれる人が
大通りの中に  いたん だ



風邪なら   今  引いた よ

さし出してくれた 傘が  あまりに も



ぬれてる 身体からの  滴る雫が
いつもより 熱いん だ




この奥 ・・・が
苦しく て



さし出してくれた 傘の上の雨まで
蒸発 してしまいそう ・・・だ



だけど 言っちゃったん だ

「放って おいてく れ! 」と


頬からの雨を  みられたくなかったか ら




傘も  ささずに  ひとりで 打た れ
その氷柱が よけい に  雨と  滲んで




身体まで  痺れてき た
しゃがみこんでは  溶けることのない

氷柱を  背負った まま


傘をさしてくれた 事が  嬉しかったの ・・・に

うれしかったはずなの に



素直に なれない 葛藤に




『 塊 』






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