情けは人のためならず
- カテゴリ:ニュース
- 2010/01/09 15:37:56
「情けは人のためならず」という諺は誰でも知っているだろう。
これは「結局は自分のためになる事だ。だから他人には親切にしなさい」というのが本来の意味だ。
ところが最近の若者はこれを「情けをかける事は相手のためにならない。だからしない方がいい」という意味だと思い込んでいる人が多いと聞いたことがある。
それだけなら国語力の低下という話だが、今ではその若者の解釈の方が当たっているんじゃないかと思いたくなるような新聞記事を二つ見つけた。
一つは東京都が年末から設置している公設派遣村で、200人以上が2万円ほどの現金受け取ってそのまま所在不明になっている事件。そのお金はハローワークに通ったり、職探しの交通費などとして税金から支給されたもので、小遣いとしてくれたわけじゃない。
石原東京都知事が派遣村の施設の使用延長を拒否すると言っているのも当然だ。
職を紹介してもきつそうな仕事は嫌だと言って、とにかく生活保護をくれという人も多いと都知事は言っていて「甘えた話だ」と憤っているそうだ。
もう一つは「滞納の女子生徒に学校がバイト許可、通帳管理し徴収金」という見出しの某全国紙の記事だ。
授業料や修学旅行費の滞納が続いていた女子学生に、学校側が通常は禁止しているアルバイトを特別に許可して、それで支払わせようとした。
この際、アルバイト代が振り込まれる通帳などを学校が預けさせて管理していた点は確かに問題がある。だが、そもそも授業料を滞納する事は退学処分に出来る権利が学校側にある事由だ。
校長はなんとかしてみんなと一緒に修学旅行に行かせてやりたい、という意図だったと言うから教育者の取った行動としてはなんら非難されるべき話ではない。
しかしこの新聞記事は何か学校側が悪いことをしたような論調で書いてある。
その女子生徒は「学校が嫌になった」と言って結局退学したとの事。まるで学校がその女子生徒の心を傷つけて退学に追い込んだような書き方だ。
あるいはその女子生徒やその親が「心が傷つきました」とでも言ったのだろうか。
もしそうだとすれば、「世間なめるのもいいかげんにしろ」と我輩は言いたい。
一体いつから日本人はこうも怠け者で恥知らず、恩知らずになってしまったのだろう?
派遣切りは確かに企業側の姿勢と政府の無策が引き起こした問題という面はある。
だが派遣切りの犠牲者だからと言って何をしても許されるわけではない。
派遣村はあくまで善意、親切として開設された物であって、真面目に職を探して社会復帰する人を助けるのが目的だ。
姿を消した連中は泥棒と大差ない。それもわずか2万円持ち逃げしたからと言って何が出来るのか?
高校の話も、学校に払うべきお金を払わないのは第一に親の責任だ。いかに家計が苦しかろうと、授業料を滞納するいい訳にはならない。
もう高校生なら、親に稼ぎがなければ自分がアルバイトぐらいするのは、むしろ当たり前の行為ではないのだろうか?
変なアルバイトならともかくコンビニの店員だったというし、途中から授業料の免除も受けられていたという。あと8万円、修学旅行などの徴収金が足りなかっただけだと記事にはある。
アルバイトするのが嫌なら修学旅行を辞退する方が筋なのではないか?
我輩の感覚からすれば、親が経済苦にあえいでいるなら高校生がアルバイトして自分の学費の一部なりとも自分で稼ぐなんて当然の話だ。
昔は新聞配達とか、アルバイトしながら学校に通うなんて話けっこうあったものだ。
確かにそう考えたくなるような社会の矛盾はある。
下手に最低賃金で働くより生活保護の金額の方が多いとか。
同級生が何不自由なく学校生活を送っている中で自分だけがアルバイトしているという状況、あるいは働いているところを同じ学校の生徒に見られるのは恥ずかしくて辛かったかもしれない。
しかしこの2件に共通しているのは人様の善意を踏みにじっている事である。
派遣村からのトンズラは窃盗罪で告発されてもいい話だ。そして何より真面目に立ち直ろうとして派遣村に来た人たちが一番迷惑する。石原さんでなくても果たして来年は、ああいう避難施設を設けてあげようという気になるだろうか?
高校生にしても、その程度の事で傷ついて退学するぐらいなら、授業料が払えなくなった時点で自分から退学すべきだったと思う。
彼女のために良かれと思って校則を曲げてまで働く事を許してくれた学校の先生達の心こそ、おおいに傷ついたはずだ。先生達の心が傷つくのは構わないのだろうか?
バラマキにすぎないと思っています。
給食費や修学旅行などにかかる費用などを負担なしにすることで
十分です。
個人的には民主党の選挙違反ととっています。
何百万、もしくは、1千万以上もらえるとなれば、
票を入れないわけないからです。
期日前投票の受付をしていましたが、
子供連れの夫婦が異常に多かった気がします。
1人や2人の子供で、今でも十分育てられているのに、
国からお金を貰おうなんて浅ましいと思います。
野村監督の話だったと思うのですが、
小学校2年生で新聞配達をし始めたとか!
極貧だったからです。
今の時代無理なのはわかっていますが、
やる気になればなんでもできるということではないでしょうか?
私もjokerさんに同感です。
結局自力でお仕事を探しました。
去年、働いてたところがつぶれて、とても久々に職安に通いました。
今度は、職員の印象は良かったです。
職安は不景気とやらで職を失った人であふれてました。賑わってた(笑)。
でも、そこにいる人たちの覇気の無さに愕然として、通うのやめて自力で探しました。
ここにいたら、仕事が永遠に見つからない気がする!と、焦った!
熱意とか必死さが無かったもの!
「不景気だからしょうがないよね、俺たち被害者だもん」みたいな・・・
人任せはあかんです(><)
今は、新しいお仕事を楽しく頑張っております。幸せ!
するっと口にのぼりますが
その反響は無限です。
マザーテレサ
↓見に行ってきたけど島番号同じでした。jokerさんと
いい話ですね^^
一体何のことでしょうか?
拾うなとは何を?
こちらから訪問できませんので、もっと分かるようにちゃんと書いて下さい。
joker という同じハンドルネームの方は何十人もいますので人違いでは?
非常に失礼かつ不愉快です!
楽しないように。
こないでね 拒否したままにするべきだった。
両方とも、相手がしてくれた行為の趣旨が理解できてないのでしょう。
きちんと、言って聞かせないと理解できない人が最近多い気がします。
2万円持ってトンズラされた件でも、「職安までマイクロバスで送り迎え、全員に同じ弁当の支給」という方が確実だったでしょう。
人間には文化的な欲求ももちろんありますが、それは自分で稼いだお金ですることであって、国民の税金で保障するものではないと思います。
労働人口の減少等考えれば、将来生活保護の方も空きのある公営住宅を提供して炊き出し等になる可能性はゼロではないのでしょう。
高校生の方は高校生というより家庭の問題のような気が・・・
授業料支払いが難しければ、学校が乗り出す前に何らかの対応を考えるのは保護者の役目だと思う。
それなりに対応を考えた挙句、まるで原因であるかのように報道された学校関係者は本当にお気の毒でしたね。
そのまま競艇に出かけた人やら、近くのコンビニでお酒を購入した人やら・・・
インタビューを受けていた人は
「自分の金で買った酒、それも1週間に1度だけの楽しみ。あんた達は毎日飲んでるんだろう」
と答えていましたが・・・
大変だ、どうにかしなければ!という必死さが伝わってこないんですよね・・・荒んでいるというかなんというか・・・
仕事を持って頑張っている人たちも、運がよく何事も無く楽に生活している人ばかりでもないんですけどね(^^;)
でも、強制されるべき物でもありません"――とは大学の講義の受け売り。
私個人の見解としては『他の存在への無関心さ』が問題の根幹にあるように感じます。
他人への関心や興味と言った事がコミュニケーションを生み、そこで如何に上手な
付き合い方をしていくか?といった考えに至る事もごく自然な成り行きでしょう。
そのコミュニケーションの規模が大きくなれば、相互でのやり取りでは限界がある為
法律や規則といったルールあり、その上に人間社会が成り立っている訳です。
道徳心はそんなコミュニケーションの中で自然と生まれ、身に備わる物。
もし、その中で他への無関心を示した対象が居たとしたら・・・・・・
以前の日本であれば周囲でその事に気づき、助言や指導をする人間が居たでしょう。
それが無意識に行われていたと思います。
それが今現在では風化し、他へ干渉する事を極端に恐れるといった風潮が有るように
感じます。
これも私の個人的な見解ですが、身近な所で言うと鉄道等の自動券売機――これが
根源的な問題解決のヒントになるのではないでしょうか?
精神的に落ち着いた年齢であれば問題にはならないでしょうが、多感な年齢の子供達
が接すれば『無人』の影響は絶大です。
まあ、ここまで機械文明にどっぷりと浸かってしまった人間の言うことでは無いかもしれ
ませんけどね;;
私たちは何をどこで間違ってここまで来てしまったんだろう・・?
教育や地域社会にこれらを是正する力は残っているのか、それすらも不安なのです。
日本人がバカになってきている証拠でもあると思います。
ただ一つ思ったのは、意図的にこのように民意を下げられるような事が
行われているのではないか?という懸念です。
それは昔から行われてきていて、それに洗脳された人達が実際におかしな行動を
おこなうようになっている。
マスコミには財政的にも精神的にも日本を骨抜きにしようとしている
何かしらの意図を感じずにはいられません。
派遣村のことは随分ひどい話ですね。
女子生徒に関しても、身勝手な人が多いですね。
心がさびしくなりますね。
両親が働いてあげようよ。子供のために・・・。
派遣はそれなりに、給料も良かったはずである。但し、退職金は出ないところが多いだろう。
ならば、それを前提に貯金をしておくべきではなかったのだろうか?
私も頑張らないとな~。授業料が払えなくなっては困ります。・・・(゜_゜i)タラー・・・
誰か私に、恵んでくれないかな~?o(*^▽^*)oあはっ♪
((-ω-。)(。-ω-))フルフル 会社に寄付してクレ~≧(´▽`)≦アハハハ
国の助成金なしで、必死で、やってますわ~。
今回の記事も、とても興味深いですね。
ひとつ、派遣村での金銭のやり取り・・・この結果は仕方ないと思いますね。
金銭の受け渡しの際に相手を信頼して、使用目的も委ねるわけですからどのような結果に
なろうと受け止めなければいけませんよね。
これからは安易な金銭のやり取りの方法はとらなくなるんでしょうね。
・・・お金の恨みは怖いですからね。
そして、学校の滞納というお金の問題。
学校の事情と家庭の事情に挟まれた女子高生の心情は、彼女自身しかわかりません。
彼女から見て、双方の対応がベストだったのか?
わかりませんね。
どちらの問題を円満に解決するモノは、『お金』ですね。
jokerさんの問題提起のブログ、楽しみにしています。
わかりづらい文章でしたら、申し訳ありません。
書かせて頂いてありがとうございます(._.)
これらの例は結構ありふれている気がします。
人の善意に気づかずに自分の辛さのみ訴えるご都合主義のあまったれははっきり言ってむかつきます。
胃が痛くなるくらい・・・どうしてこういう道徳観念の欠如した人間になるのか?
本当にこれからbが思いやられる話ですね(==;
ぼちぼち、やっていこうと思います。
子どもの学校でもいわゆる給食費の滞納があるようです。
最終的にどう帳尻をあわせているのか、疑問です。
善意を履き違えてる人も多いですね。
昔近所にいた一家が生活保護を受けていましたが、奥さんは夜スナックとかで働いていたらしく
けっこういい暮らしをしていました。
でも、受け続けてました。いまならすぐに誰かが通報するでしょうね。
最低賃金よりも生活保護のほうがお金がいいだなんて、働きたくないという人がいて当然です。
それにつけても、真面目に探そうと思って職が見つからない方、これからまだまだ寒くなるので
頑張ってほしいものです。
私も高校のころ、許可をもらってコンビニでバイトしてました。
先生がすすめてくれた奨学金はもらわなくてもなんとか大丈夫でしたが
父の勤めてた会社が傾いて転職したりといま思えばかなり生活がぎりぎりでした。
当然お小遣いなどは出ないのでそれもあってのバイトでしたが・・・。
学校は行かせてもらえていたのでありがたいことでした。
私は何不自由なく生活していますが、それは普通ではなく幸せなのだと、改めて思いました><
あ、コメント有り難う御座いました^^
おっしゃっていた記事を少し探してみたのですが、見つかりませんでした(笑)