Nicotto Town


感情の破片・・・ 。 


気まま に  2

【七夕の深夜< よる > 】  後編


数分 後  に  自分が  確実に 殺した 女
本人 だったから  だ。


「! ん    あ  ほ    な” 」(!な  アホ な)・・・ 。



ハトが まめでっぽうを 食らったかのように 状況【じじ つ】を
しんじられな い、 男は

ろれつ  を  まわせな い。

「。。 。思いだし て  くれたのね」



わざと、  おんな  は    ゆ っく り と  くちもと を
緩ませなが ら   うごかな い、 瞳孔 で  男を 凝視す る。




それか ら、 なにごとも  なかった様子で  素早く
起き上が り、  男の  後ろ の 服を

ネコ   つま み  した。



まる で  生気 が 抜けきっ た、  様 に  男の身体 は

呆然 と 立ち尽し た  まま・・・・・・ 。

「・・・むい の」




むい

のよ・・ ・




温め て





おんな   は  男の肉体【から だ】の体温を
奪う 気でい る。。 。



『 生きているか ら  貴方には 暑いでしょ? 』




して あげ る

涼しく




い ね?
  

ちょう だい ね?


ね!




ね?



『 今日 は  七夕だった じゃな い 』  ?



七夕には 、願 い を 叶える という説が あ る。




私の

カラだ  が
暖まる   まで





・・・・・・・・・・・・ 。 

貴方の  体温を   ちょうだ い !





『今日は  七夕 だったか ら
冥土の お土産 に  貴方の体温を  ちょうだ い』・・・




当に  死んでいる、 女が  生身の男のからだ に
いく ら  しがみつい て  も、  二度と 温まる  はず などな い。



その おんなの カラだ  が  温まる まで という事 は
男の すべての体温を 完全に 奪う  という 事。




” にげ る ”   選択 が   あたまに  過っ た 瞬間
男の 身体 は   ようや く、  動い た。

身の骨が  粉々に 砕けそ う な   くらいの
力 づよさで  背後 から  締め上げられ た  男は

もがいてい  た。



(た 助 。。 。 )





「「 助けてく  れ 」」   !! !っ”




男は  大声を  出して    ヒト コエ。。 。
喚き  叫ん だ。

すると、 男は  ある事を  頭に 浮かばせ た。


今日 は   七夕 だった。


七夕には 、 願 い を 叶える という説が ある。

短冊 に  ねが い  を 込め、竹の笹に 結び付け る と
星座の 織姫と 彦星が  叶えてくれるとい う・・ ・


書い た  願い 事 を



  


! それなら  ば、 と 男は   おんな に 言う。


「ま・・・待っ ・・・・・ う;ぐ あ 」


男は  身体を 締め付けられて いるので
うまく   話せな い。

「今・・・・から   短・・・作っ」


ね  ね・・・がい 事




(いま から  短冊を 作って 願い事を 書きた い)

男が 心の 中で 想うと   幽霊である、 女には


声が  伝わっ た。




幽霊 は   心が  詠めると 聴く。



(願い事を 聴いて もらえるのは  俺 にも   あるはず だ

アンタ だけじゃな い)



おんな も  『確か に 』  と 思ったよう だ。

男は  それを  最初から  狙っていたかのようにし て
おんな  から、 一気に  離れ る。


男の 足は  一目 散 で  その場から   駆 けていっ た。



自分の部屋で 短冊を 作り、 願い事を   書き 始め た。

≪ 生きた い ≫   。。 。 と




男が にげてきた、 公園では   おんな が  四つん這いで
今か、今か  と  待ってい る。



ネット で 探し、 年中 無休の 専門 家 に
男は  連絡を 入れ た。

さむ・・・


た めて しい







おんな  が   公園を 深夜 中    彷徨 う。。 。


報われない、女 の話を 聴い てやっ た、 専門 家 は
警察に 電話を かけ た・・ ・。



「これで  無事に 成仏 しなさ い」・・ ・

















「悲しい ね・・・ つらい ね ?」



う”

あぁ あ



「苦  しい ・・・ ね」


専門 家 は   優しく、  おんなに 声を
か けながら   うなずいて  いた。





警察への 電話 で  男は  その後、  逮捕された  が

専門 家に 話を 聴いて もらって も


ある日  突然 、 見知らぬ 男から  自分が 刺さ れ

悔しさ  が 止まら ぬ   女は
この公園に ひとつの 呪い  を  かけ た。



『 理由 は   どうで  あれ
殺人 と いう  罪を 犯した者 は
ここに  入ると 必ず  捕ま る 』






さ?て   どこ の  公園   だったか  な

と?ころ で

アンタが  さっきから手を  後ろに まわしているの  は・・・?


ナゼ ??  ? か な




「・・・・・・・・・・・・ 」


お?や

誰か  来たようだ  よ?

『 体温 を くださ  い 』





ナタ の 体が   さめ 切る  ま で








さい



・・・・・・・・・・・・・・・・ 。




私のカラだ  が   暖マ る   まで


くださ





。。。。。。。。。。。。。。。 。



















さ  い






おんな の  ・・・手が

アナタの  肩を  掴む。





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