気まま に 2
- カテゴリ:自作小説
- 2016/07/03 08:54:42
【七夕の深夜< よる > 】 後編
数分 後 に 自分が 確実に 殺した 女
本人 だったから だ。
「! ん あ ほ な” 」(!な アホ な)・・・ 。
ハトが まめでっぽうを 食らったかのように 状況【じじ つ】を
しんじられな い、 男は
ろれつ を まわせな い。
「。。 。思いだし て くれたのね」
わざと、 おんな は ゆ っく り と くちもと を
緩ませなが ら うごかな い、 瞳孔 で 男を 凝視す る。
それか ら、 なにごとも なかった様子で 素早く
起き上が り、 男の 後ろ の 服を
ネコ つま み した。
まる で 生気 が 抜けきっ た、 様 に 男の身体 は
呆然 と 立ち尽し た まま・・・・・・ 。
「・・・むい の」
さ
むい
のよ・・ ・
温め て
おんな は 男の肉体【から だ】の体温を
奪う 気でい る。。 。
『 生きているか ら 貴方には 暑いでしょ? 』
して あげ る
涼しく
い ね?
ちょう だい ね?
ね!
ね?
『 今日 は 七夕だった じゃな い 』 ?
七夕には 、願 い を 叶える という説が あ る。
私の
カラだ が
暖まる まで
・・・・・・・・・・・・ 。
貴方の 体温を ちょうだ い !
『今日は 七夕 だったか ら
冥土の お土産 に 貴方の体温を ちょうだ い』・・・
当に 死んでいる、 女が 生身の男のからだ に
いく ら しがみつい て も、 二度と 温まる はず などな い。
その おんなの カラだ が 温まる まで という事 は
男の すべての体温を 完全に 奪う という 事。
” にげ る ” 選択 が あたまに 過っ た 瞬間
男の 身体 は ようや く、 動い た。
身の骨が 粉々に 砕けそ う な くらいの
力 づよさで 背後 から 締め上げられ た 男は
もがいてい た。
(た 助 。。 。 )
「「 助けてく れ 」」 !! !っ”
男は 大声を 出して ヒト コエ。。 。
喚き 叫ん だ。
すると、 男は ある事を 頭に 浮かばせ た。
今日 は 七夕 だった。
七夕には 、 願 い を 叶える という説が ある。
短冊 に ねが い を 込め、竹の笹に 結び付け る と
星座の 織姫と 彦星が 叶えてくれるとい う・・ ・
書い た 願い 事 を
! それなら ば、 と 男は おんな に 言う。
「ま・・・待っ ・・・・・ う;ぐ あ 」
男は 身体を 締め付けられて いるので
うまく 話せな い。
「今・・・・から 短・・・作っ」
ね ね・・・がい 事
(いま から 短冊を 作って 願い事を 書きた い)
男が 心の 中で 想うと 幽霊である、 女には
声が 伝わっ た。
幽霊 は 心が 詠めると 聴く。
(願い事を 聴いて もらえるのは 俺 にも あるはず だ
アンタ だけじゃな い)
おんな も 『確か に 』 と 思ったよう だ。
男は それを 最初から 狙っていたかのようにし て
おんな から、 一気に 離れ る。
男の 足は 一目 散 で その場から 駆 けていっ た。
自分の部屋で 短冊を 作り、 願い事を 書き 始め た。
≪ 生きた い ≫ 。。 。 と
男が にげてきた、 公園では おんな が 四つん這いで
今か、今か と 待ってい る。
ネット で 探し、 年中 無休の 専門 家 に
男は 連絡を 入れ た。
さむ・・・
た めて しい
欲
おんな が 公園を 深夜 中 彷徨 う。。 。
報われない、女 の話を 聴い てやっ た、 専門 家 は
警察に 電話を かけ た・・ ・。
「これで 無事に 成仏 しなさ い」・・ ・
温
て
。
。
。
「悲しい ね・・・ つらい ね ?」
う”
あぁ あ
「苦 しい ・・・ ね」
専門 家 は 優しく、 おんなに 声を
か けながら うなずいて いた。
警察への 電話 で 男は その後、 逮捕された が
専門 家に 話を 聴いて もらって も
ある日 突然 、 見知らぬ 男から 自分が 刺さ れ
悔しさ が 止まら ぬ 女は
この公園に ひとつの 呪い を かけ た。
『 理由 は どうで あれ
殺人 と いう 罪を 犯した者 は
ここに 入ると 必ず 捕ま る 』
さ?て どこ の 公園 だったか な
と?ころ で
アンタが さっきから手を 後ろに まわしているの は・・・?
ナゼ ?? ? か な
「・・・・・・・・・・・・ 」
お?や
誰か 来たようだ よ?
『 体温 を くださ い 』
ア
ナタ の 体が さめ 切る ま で
く
だ
さい
・・・・・・・・・・・・・・・・ 。
私のカラだ が 暖マ る まで
くださ
い
。。。。。。。。。。。。。。。 。
体
お
ん
く
だ
さ い
おんな の ・・・手が
アナタの 肩を 掴む。