酔った 瞬間の 作詩
- カテゴリ:小説/詩
- 2017/05/31 04:38:12
酒 は 涙の味がす る
感情を 殺す 味が する
怨みを 染み込ませ た このグラス には
飲み込むだけじゃ足りな い 節があ る
嗚呼 、ああ
漂う 痛みが 涙に 濡れて きえはしな い
酒 は 傷跡の味がす る
身体を 震わせる 味がする
そ っと 爪を 噛み 握りしめた グラス が
語り つがる 事の できない 過去に 影を 落とす
嗚呼 、ああ
断ち切ろうと する辛さが 離れはしな い
やがては 氷が 溶けて 水とな る
だけど 氷のようには 二度と 元に戻る事のない 重さ
・・ ・嗚呼
『 怨み 節』