Nicotto Town


感情の破片・・・ 。 


風邪  明 けの 作詩・・・

ビール 瓶を  片手から
 ふと  落と して  しまった わ


舞う  瓶を
そのまま 拾え ず



こなごなに なる 瞬間【 ところ】 を
ただ   見届 けた



その 陰に   私の 手放したくなかった
何かを  視た 様・・・





もう  歌姫じゃない  わ
声という  槍が  折れたか ら



 
 



床に こぼれた ビール を
片づけてしまった ら


このまま   終わるの  ね





さみしさより も   虚しさが  残るじゃない





当に 嗄れてしまった  声 は
槍 みたいに  突きつけられない  わ



・・・歌姫じゃないのよ   私






落とす前の  瓶が  恋しく て
とても  懐かしく て



落とす前の 時期に  ・・・帰りた い





けど






槍は   折れたの  よ?

自分に 言い 聴かせようと する のが   刹那 く
時に 涙を 飲み込みそうにな る



飲みたいはずの ビール は
二度と 飲めは  しないの  に





嗚呼

二度と 飲め は  ・・・
しな  いのに




それでも  この歌を  うたいたかっ た
でも  もう

歌姫じゃない か




両手に 抱えた 瓶を   持って
人魚姫の様に  海に  身を




儚く



一つ の 桜の 花びらの  よに
手にしたかった ビール を  つもりで  飲み干し て


散りゆく  永遠【とわ】  の歌姫  で   いる  わ・・・








『 ビール瓶 ~ 手にしたかった 最期  』







    





Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.