世界フェアトレード・デー
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- 2010/04/29 18:10:41
今年の5月8日は「世界フェアトレード・デー」なのだそうだ。
日本でも全国各地で関連のイベントがあるらしいので、興味のある人は行ってみてほしい。
情報は以下のサイトに載っている。
http://www.wftday.org/2010/index.htm
ここで言うフェアトレードというのは、発展途上国の生産する農産物や手工業製品などを「適正な価格で」買い付けて先進国で売らせる、という市民運動である。
西ヨーロッパが発祥らしく、現在は World Fair Trade Organization (世界フェアトレード機構とでも訳せるだろうか)という国際組織が主導している。
先進各国にこの機構の傘下の地域団体があり、日本では大学生のグループが中心になって推進しているようだ。
フェアトレードを直訳すると「公正な貿易」という意味だが、この運動で買い付けた品物は通常より高くなる。
なぜわざわざ割高な買い物を奨励するのかという疑問が当然起きるだろう。
出来るだけ安く仕入れるのが商売の基本のはずだからである。
もちろん発展途上国の農民、農園主、工場経営者なども出来るだけ安く出荷出来るように企業努力はしている。
問題は、コストダウンの方法だ。
貧しい途上国の場合、小作人、女性、子供などの社会的弱者を不当に安い賃金で働かせる事によってコストダウンを図るというケースが非常に多い。
小作農民がまともな生活も出来ないほどの低賃金だとその国はいつまで経っても貧困の連鎖から抜け出せない。
一番問題なのは児童労働である。本来なら義務教育を受けていなければならない幼い子供を低賃金労働者として長時間働かせると、一番効果的なコストダウンになる。値段が安いほど買い手も多くつく。
しかし最低限の義務教育を受ける機会さえ奪われた子供が多く出る事になる。
この子供たちが大人になった時、字の読み書きすら出来ない無知無学な社会的弱者になって、彼らの子供がまた同じような境遇をたどる。
そこでこのような児童労働、奴隷労働、環境破壊を伴う無理な生産を行っていない生産者をフェアトレード機関が認定して、長期にわたって安定的にその生産物を購入し、また先進国の消費者はそういう商品を優先的に買いましょう、という運動だ。
少々高くてもフェアトレードのお墨付きのある商品が優先的に売れれば、上記のような不当な手段でコストダウンした製品は売れにくくなり、結果的に問題のある労働形態をなくす事につながる、という狙いである。
日本ではあまり浸透していないが、西欧諸国ではフェアトレード商品である事を示すシールやステッカーを張った商品が一般の小売店にも普通に流通しているそうだ。
大げさに言えば、途上国の人たちを不幸にしてそのおかげで安い品物を買うのを止めて、そういう心配のないフェアトレード印の商品を少々高くても買いましょう、という話だ。
日本も先進国だし世界中からいろんな一次産品を輸入しているから決して他人事ではないだろう。日本でももっと普及して欲しい運動だと思う。
私も買いましたよ。ストール。
たまにTV番組で放映されるけど、
知らない人も多いのでは?
私も、実際番組でみた時は衝撃的でした。
「フェアトレード・デー」バンザイです!!
(ファーストレディー・デーと読み間違えた!)
こういった運動を通じて現地の人の自立につなげていけるのであれば素晴らしいことだと思います。
ただ、このような運動は類似のものが出やすく、中には人の善意につけこんで買い叩いた商品を高値で売ろうという人も現れるというのも事実です。
こういうことこそ、メディアが運動の詳細を伝えて、悪徳商法との区別をしっかりできるようにしてほしいです。
寄付をしても、どうお金が使われるのかわからない
本当に必要な人に渡っているか不安
また、寄付をするだけでは解決できないことも・・・
こういう形なら、長く支援していけますもんねっ^^
少し高めではあるけれど、決して法外な値段ではないから。。。
私も、たくさんの人が、知って
利用してくれたらいいなぁ~と思います^^
アントニオ猪木がコーヒー豆の収穫してたら
腕が血まみれになったり、
シャツが自分の体から出た塩でバリバリに固まったりする位
過酷な農作業らしいですから