るろうに剣心のモデル?
- カテゴリ:マンガ
- 2010/05/09 21:57:23
NHKの大河ドラマ「竜馬伝」を見ていてふと気付いた事がある。
一昔前に少年ジャンプで連載された「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚」というマンガがあった。
少年マンガには珍しくシリアスで奥の深いストーリーだったので毎週読んでいたのだが、主人公の緋村剣心のモデルは、岡田以蔵ではないだろうか?
幕末の時代には闇討ちや暗殺事件は日常茶飯事であり、岡田以蔵を含めて「幕末四大人斬り」と呼ばれた有名な暗殺者が各藩にいた。
が、当時まだ青年ないし少年と言っていい年頃だったのは岡田以蔵だけだ。他の3人は当時既に結構な年齢だった。
また、四大人斬りのうち幕末に要人警護の任務に転じたのは岡田以蔵だけである。
この辺は緋村剣心の明治維新前の経歴とそっくりである。
ただし岡田以蔵は明治維新の前に土佐藩によって処刑されている。
四大人斬りのうち明治維新後まで生きていたのは薩摩藩の桐野利秋だが、この人は明治政府で軍人になり、その後西郷隆盛に従って西南戦争に参加して戦死している。
幕末に「人斬り以蔵」と呼ばれた暗殺者がいたという話は聞いた事があったが、どんな人物だったのかはよく知らなかった。
今日の竜馬伝で岡田以蔵の詳しい経歴を知り、ひょっとしたら緋村剣心のモデルではないかと思ったのである。
「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚」は発表当時は異色のマンガだった。
舞台が明治時代というのも珍しかったが、少年ジャンプの作品で主人公が殺し屋としての過去を持つ人物という設定もぶっ飛んでいた。
さらに元新撰組の三番隊組長で後に警視庁の巡査に転じた実在の人物である斉藤一が登場するなど、史実を要所要所に取り込むというストーリーは、現在のマンガ、アニメやライトノベルにも多大な影響を与えている。
我輩は何と言っても飛天御剣流の奥義である「天翔龍閃」の正体が明らかになった場面が今でも忘れられない。
居合の構えから超高速の抜刀をし、それを読んでいた志々雄真実がかわした後、剣の風圧によって生じた真空によって引き寄せられて一回転して勢いを増した刀に逃れようもなく一撃される。
最初の一撃ではなく、かわされた直後の二撃目こそが本当の奥義だという、あれはなかなか考えつけるアイディアではない。
他にも赤報隊の無残な最期など、歴史の激流に翻弄された人間の悲しみ、苦しみ、世の中の矛盾といったシリアスなテーマをさりげなく織り込んだストーリーは歴史小説にも劣らない奥の深い内容だ。
最近は「歴女」というのが増えているそうだが、そういう女性なら文句なく楽しめる作品である。まだ読んだ事のない歴女さんにはおすすめのマンガである。
アニメも漫画も好きです、完全版はお金の余裕ができたら買おうと言ってもう3年になります←
確かに、人斬り以蔵、近いですね。
龍馬伝を見て、私も軽く調べたら生涯に涙です><
あー「そばかす」が頭の中で流れ出しました…♪
高知のお墓のあるお寺で法要のイベント?みたいなの
あったみたいです。
今まで、まったく脚光あびてなかったのが、大河ドラマ効果で
そんなことになったとか。
昼間、ラジオで偶然聞いただけの情報ですが・・。
(幕末には、まったく興味なく・・あやふや・・。)
歴史は不思議です。
河上彦斎って日ハムの新庄とか、阪神の田村とか、ガンバの磯貝とか、記録より記憶に残るタイプかな?
失礼しました。
そうそう、チャウチャウでしたね。
あの時代いたのですかね。
岡田以蔵をモデルとしたのは黒笠編に登場した鵜堂刃衛です。
河上彦斎を知らない人へ。
河上彦斎は佐久間象山を暗殺した人斬りです。幕末4大人斬りの一人ですよ。
それと
>チワワネタのギャグ
違います、チャウチャウです。
ブログ広場から失礼しました。
面白かったよ。
視てました。。
女性がみてもおもしろいと思いますよ。
確かに少年漫画にしてはシリアスな内容でしたね。
ところどころ、この人知ってる、という人物が出てましたし。
本論とは全く関係ないですけど。
剣心一行が京都に来てチワワネタのギャグ見てる部分はなぜかよく覚えてます。
OVAの2本は続けてみると泣けます。
「るろうに剣心」好きですヽ(^o^)丿