理想の結婚相手
- カテゴリ:恋愛
- 2010/06/03 21:01:22
まあ普通に考えれば、若くて、美人もしくは美男で、気立てが良くて、うるさい舅姑がいなくて、お金持ちで、遠からぬ将来莫大な遺産を残して死んでくれそうな人、という事になるだろうが、それでは当たり前過ぎて面白くない。
与謝野鉄幹という詩人・歌人をご存じだろうか。与謝野晶子の亭主と言った方が通りがいいかもしれない。この人の「人を恋ふる歌」という有名な詩がある。
一度は聞いたことぐらいはあるだろう。
「妻を娶らば才長けて
みめ麗しく 情けあり
友を選ばば 書を読みて
六分(りくぶ)の侠気 四分の熱」
現代風に言えば
「妻にするなら何かの才能があって、美人で優しい性格
友人を持つなら読書家で、60%の正義感と40%の情熱で出来ているような性格」
というところだろう。
これも前半は当たり前と言えば当たり前だが、それが詩になるという事はいつの時代もそういう理想的な異性にはなかなかお目にかかれるものではない、という事だろうか?
しかし与謝野晶子という人はかなりこれに近い人であった。与謝野鉄幹は文人ではあったが、生活力はなかったそうで年中金に困っていた。
その貧乏生活の中で夫を支えて自身も一流の歌人として活躍したのが与謝野晶子であったわけだ。
では与謝野鉄幹がさぞや幸福な結婚生活を送っていたかというと、そこは微妙だったと聞く。歌人としては晶子の方が後年はるかに格上になってしまい、鉄幹は内心妻の才能への嫉妬に悩んで生涯を終えたらしい。
理想の結婚相手というのは、あまりレベルを高く設定すると自分がそれに釣り合う相手でい続けるのがつらくなる場合もある。
我輩はむしろ「書を読みて 六分(りくぶ)の侠気 四分の熱」が当てはまる女性の方が好きである。嫁にはともかく、恋人や愛人ならこっちがいい。
今の日本は、男性にはこういうタイプは少なくなってしまった。
夫婦のどちらかがあまりにも何かに秀で過ぎていると、理想のタイプの異性でも結婚生活が幸福かどうかは分からない。
うまく釣り合いの取れる相手というのが、結局は理想の結婚相手なのかもしれない。
どれだけ我慢ができるか?
相手を許せるか?
もてる人ともてない人が結婚すると、最悪な結末を迎えるのでありました。
(浮気ではありません。)
話していても奥が深く、飽きません。
うちのダーリンはほとんど書を読まないのですが、なぜか飽きません・・・
私には合ってるんでしょうね。
夫としてどうかはともかく、本をよく読んでいる人で社会にもそれなりになじんでいる人は話が面白いことが多いので好きです。
女性上位ではどうも、上手く行きにくいようですねw ステキな主夫さんも居ますけれどね・・・^^;
それとも、、狐と狸か?
おかめとひょっとこか?
相手を、、尊重しつつ、、お互いさまで、歩み寄って、、認め合って、(妥協?)いくことかな?