Nicotto Town



銚子市&アマガミはどうだ?

静岡県熱海市が降ってわいたような人気だそうだ。
ゲーム「ラブプラス」のファンが押しかけているからだと言う。

このゲーム、いわゆる恋愛シミュレーションで彼女であるキャラと熱海へ旅行に行くという展開があるのだが、実在の旅館などがゲーム中に登場する。
で、この旅館が一人で二人部屋を予約しても二人分の布団をしいてくれるというサービスを始めた事はマスコミでも取り上げられたから知っている人も多いだろう。

そこまでやるのか?という声はあるだろうが、熱海の観光関係者の偉い所は「たかがゲーム」と馬鹿にせず、大真面目に若い男性客誘致に利用した事である。
聞くところによると市内の数か所に拡張現実(AR)の技術を使って、例えばある場所でケータイで写真を取るとゲームの中の美少女キャラが映っている、なんて仕掛けもしてあるらしい。

熱海は首都圏から一番近い温泉リゾート地で、昔は首都圏で結婚したカップルの新婚旅行の定番でもあった。
が、交通が便利になるにつれ「どうせ行くならもっと遠い所へ」という事で観光地としての人気は相対的に低下した。

特に新婚旅行と言えば海外、というのが当然の時代になると、若者の間での人気はますます下がり、地元の人には申し訳ないが、観光地としては落ち目になるばかりだった。
そこへこの若い男の訪問ブームである。利用しない手はない。

以前は地方都市や落ち目の観光地が若者に来てもらおうと言うと、大規模なテーマパークやレジャー施設を建設するのが常識だった。
しかし大金をかける分、失敗した時のリスクが大きく、一時はよくても長続きするかどうかは保証はない。

それが裏目に出て悲惨な結果になったのが北海道夕張市だ。市そのものが「財政破綻」つまり破産してしまった。
その点、今回の熱海のブームはあまり金をかけずに大量の若い男性客誘致に成功している。ARなどの仕掛けに多少の金はかかっただろうが、大規模なハコ物を作るのに比べれば安いものだろう。

これは観光客誘致の新しい形を示唆していると思う。
日本製のアニメやゲームは海外でも人気だから、うまく取り込めば海外からも大量の観光客を、しかもあまり金をかけずに誘致できる。

このパターンで次にいけそうなんじゃないかと我輩が思うのは千葉県銚子市である。
作品中ではっきりそうは言われていないが、ゲーム「アマガミ」の舞台らしいからだ。
今テレビでこのゲームを原作にした「アマガミSS]というアニメが放送中である。

アニメの中でデートスポットとして「ポートタワー」というのが出てくる。
最初は神戸が舞台なのかと思ったが、タワーの形が明らかに違う。

調べてみたら「~ポートタワー」という名の建物は日本各地にいくつかあるのだが、アニメに出てきたようなツインタワー構造の物は我輩が見つけた限りでは銚子ポートタワーしかない。だから「アマガミ」の舞台が銚子市である可能性は高い。

もしそうなら、銚子市は熱海より有利な点がある。ヒロインの数が多い事である。
ラブプラスのヒロインは3人だが、アマガミは6人。
ヒロインによって関係する場所のバラエティが広いから、ヒロインごとに6通りの散策コースを市内に設定するという手もある。

例えば「森島はるかコース」とか「棚町薫コース」とかを設定して、それぞれのヒロインに関係したARの仕掛けを思いがけない所に隠しておく。
わざわざ銚子まで来るファンなら全ヒロインを制覇しているはずだから、一日では全コースを回るのは不可能にしておけば、何泊もするか、何度も来てくれる、という事が期待できる。

ゲームやアニメのファンが舞台となった実在の街を訪れるという現象は、たぶん涼宮ハルヒシリーズのファンが兵庫県西宮市を訪れたのが最初だろうと思う。
その後「らき☆すた」ファンが埼玉県の鷲の宮神社へ行くなど広がりを見せ、今回の熱海ブームにつながっている。

頭の固いおじさん、おばさんは眉をひそめるかもしれないが、観光地というのは来てもらってナンボである。
どうゆう動機であれ、若者が大挙して来てくれるのならアニメだろうがゲームだろうが利用しない手はない。

それで地元の観光業がうるおい、経済効果が期待できるなら結構な事だと我輩は思うのだが、どうだろうか?

なお、アニメのアマガミSSが結構面白いのでゲームの方もやってみたいのだが、何ともしがたい障害があるのである。
それは・・・・・うちのカミさんである!

あんなゲームに熱中しているところをカミさんに見られた日にゃ、そりゃあなた・・・・・
ひ、ひぇーーーーー
考えるだけで、恐ろしい~~~~

アバター
2010/09/11 10:38
あう。。。

うちのかみさんが、ねぇー、、ってところが、、おかしい。。。(^^)//

愛されてますね。。うふふ。。
アバター
2010/09/10 00:47
毎年のNHKの大河ドラマでは、ドラマにゆかりのある地域としての
町おこしが見られますが、アニメやゲームなどのサブカルチャー分野でも
そのような動きが見られるようになったのは、興味深いですね。

おっしゃるとおり、「頭の固いおじさん、おばさん」が障害だっただろうとは
思いますが、ぜひこういったところから地方活性化の動きが出てくるとうれしいです。


さて翻って私の居住地には何があったかな…
仮面ライダー1号2号とゲルショッカーの最終決戦場があったような。
アバター
2010/09/09 07:49
リアルにストッパーがあることは幸せなことですね。

それはともかくアニメやゲームのキャラを観光に、というのは有効な切り口ですね。
以前は推理アニメとJRのコラボ程度でしたが、舞台がはっきりしている人気アニメは観光とも連動するとなると、将来はご当地アニメなども生まれてきそうです。
アニメがあまり説明口調になると興ざめですけど・・・




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