Nicotto Town



日本は移民問題を経験済み

近年、経済団体などがしきりに日本も移民を大量に受け入れるべきだ、と主張している。
日本は既に人口減少期に入っているから、確かに解決策の選択肢の一つではある。
だが、西ヨーロッパ諸国でイスラム圏やアフリカからの移民労働者が暴動を起こして、社会が不安定化している事を理由に反対する声もある。

だが、賛成派、反対派の両方が見落としている歴史的事実がある。
日本は既に百年前に大量の「異民族」を移民として流入させた経験がある、という事実である。

そして、その百万人前後の移民は低賃金の、今で言う3K労働者にならざるを得ず、その結果日本社会は不安定化すると同時に、日本人労働者にもマイナスの影響が出て、不況を深刻化させた。

その移民とは誰か?
韓国併合後に日本本土に出稼ぎに来た朝鮮人である。
理屈の上では朝鮮半島は大日本帝国の領土になっていたが、彼らは事実上の移民であった。

移民と言っても、欧州各国の移民と、アメリカやオーストラリアの移民は全然性格が異なる。
アメリカやオーストラリアは誕生した時から、異なる民族が共生する事を前提にしてきた。
オーストラリアは当初は「白豪主義」と言って、白人にしか移住を許可しなかったが、一口に「白人」と言っても、イギリス系、ドイツ系、フランス系、その他の民族では生活習慣も価値観も大きく異なる。

近年の欧州諸国の移民は「単一の人種、民族が圧倒的多数ないし支配的地位を占める地」に、人種、文化、宗教などのバックボーンが全く異なる移民を入れた、というパターンだ。

そして、このパターンで移民を入れると、どうしても3K労働者になりやすく、その結果いつまで経ってもその国に同化できず、貧困階級になり、社会の不安定要因になってしまいやすい。

また安い賃金で使える3K移民労働者が大量にいれば、雇用主は誰でもそれなりの給料を要求する自国民より、移民を雇いたがる。
特に低賃金単純労働なら、その国の非熟練労働者が移民に駆逐されてしまう。

移民は子供、孫の代になっても低賃金労働者、貧困層に固定されてしまい、元からのその国の国民でこれといった技能のない労働者は職にありつけず、結果的に国全体の失業率が上がり、賃金水準が下留まりしてしまう。

自らの境遇に自暴自棄になった移民の2世、3世はそのやり場のない怒りを暴動や反社会的行為という形で吐き出す。
一方、職にありつけない、あるいは低賃金に甘んじる元からの国民は、「移民がいるせいで、俺たちの生活がよくならないんだ!」と考えて、移民排斥運動を起こし、時には「外国人狩り」という犯罪にエスカレートする。

これが安易に移民を受け入れた西ヨーロッパ諸国で近年起こっている事なのだ。
日本が大量の移民を受け入れた場合、その状況は欧州型になるはずだ。
そして経済団体が移民受け入れを主張しているのは、明らかに「低賃金で使える労働者が欲しい」というのが本音だろう。

日本がその辺の事をよく考えないで安易に移民を受け入れると、西ヨーロッパ諸国の二の舞になる。
しかし「歴史上初めてなんだから、やってみないと分からないじゃん」という認識の日本人が多いのに驚く。

最初に書いたように、日本は既にその状況を経験している。
1910年の韓国併合以後、徐々に半島での生活苦から逃れて日本本土へ出稼ぎに来る朝鮮人が増えた。

当時の朝鮮半島では庶民は貧しく、ろくに教育も受けられなかった人が多かった。
それが言葉もろくに通じない日本本土へ出稼ぎに来たら、3K労働者にならざるを得なかった。

より低賃金で使える朝鮮人労働者が増えた結果、日本人単純労働者の生活も苦しくなり、朝鮮人への潜在的な憎悪が蓄積していった。

もちろん当時の朝鮮人労働者やその家族には何の落ち度もない事だが、経済水準が極端に違う地域同士で、異民族が労働力として大量に流入すると、嫌でもそういう事態が起きてしまうのだ。

その日本人側の潜在的憎悪が最悪の形で爆発してしまったのが、1923年の関東大震災直後の朝鮮人に対する暴行である。一部には虐殺と言っていい事態も起きてしまった。
いかに悪質なデマが飛んだとはいえ、常日頃から朝鮮人に対して潜在的な憎悪が貯まっていなかったら、あれほどひどい事態にはならなかっただろう。

労働者の賃金が低い水準で固定された結果、昭和恐慌が起きると極端に国内需要が不足し、日本の産業界は海外に製品の販路を求めた。
その海外市場を無理やりこじ開けようとして起きたのが、日中戦争であり、満州国の建国であった、そういう側面もあったのだ。

在日社会に関しては、ソフトバンクの孫正義さんみたいな成功者が出るまでになっているのだから(今では日本に帰化している)、無理に日本民族に同化させる必要はないだろう。

だが、上記の歴史に学ばないで安易に移民を入れると、戦前の朝鮮人が経験した悲劇を再現してしまう危険がある。
日本人はその事を忘れてはならない。

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2011/01/27 13:14
人類の起源はアフリカです。
日本列島という離れ小島に、日本語という“この言語・文章”を話す人達が居るだけです。
http://www.orthodoxjapan.jp/

盆踊りニ、古代ノ呪文ガ隠サレテイルワケデハ、アリマセン。
祇園(Zion)祭りをしながら、聖櫃(アーク)をこっそり仁徳天皇陸に運んでいるわけでもありません。
源平の時代(Jedi)が終わり、
光のフォースと闇のフォースが復讐を企てているワケでもありませんしね・・・。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E8%B1%9A%E8%A8%88%E7%94%BB
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2011/01/27 08:35
こわいですね・・・。
日本が独立出来ればよいのでしょうか・・。
どこにも何にも頼らない経済力と意識改革・・・・。
すごく難しい問題ですね><
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2011/01/26 23:35
古代にも百済遺民を大量受け入れしていますよ。
古過ぎて参考にならないでしょうけど。
「唐入り」のときは捕虜としてですから種類が違うでしょう。

日韓併合というと搾取のイメージがあるらしいですが、本土側の実際の収支は赤字で植民地不要論なんてのも出ていました。
帝国大学の設立も早く識字率も後半はかなり向上していたとか。
だから本土に流入してきたから貧しいとは限らず、また日本語を知らない人とは限らないでしょう。
実際陸軍将校をしていた朝鮮半島出身者もいましたし。
当時は日本人でも子どもを奉公に出すなど口減らしは当たり前の時代ですから、現在とは一緒にして考えることはできません。

当時の日本人が、日露戦争や第一次世界大戦に勝利し国際連盟の常任理事国となったのを自分たちの刻苦の成果と考え、自分たちの庇護下にあると思っていた朝鮮人を下に見ていた可能性はあると思います。
一方では第一次世界大戦で起こった俄か成金が戦後没落するなど不景気の影がそこかしこに見られるようになり社会不安が広まりつつありました。
そういった中で起きたのが関東大震災。
推測ではありますが、首都壊滅という異常事態の中で、弱者に対して不安のはけ口を求めたパターンが大半なのでは。
仮に朝鮮人が日本に全く存在しなかったとして、暴動は全く起こらなかったと考えるより、無政府主義者や共産主義者といったある意味「異質」な存在に向かっていたんじゃないかと考える方が自然な気がします。

話がだいぶん逸れましたが、移民はおっしゃるような結果になる可能性が高いでしょうね。
万国共通語の英語が通じにくいというだけで日本は移民しにくい国です。
日本文化を理解しているようなエリート層は、日本フリークでもない限り複数の国の文化もそれなりに理解している可能性が高く、日本だけに拘る必要はありません。
日本に拘るのはなるべく旅費をかけずに稼ぎたい日本より労働単価がずっと安い国の人達ということになります。
この人達を経団連の方々が日本人以上に厚遇する可能性は低く、それは日本人の雇用不安につながるというのは杞憂ではないと思います。

それでも日本人がやりたがらない職業から流入は進んでいくのでしょうね。
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2011/01/26 22:51
恐ろしい事です。。





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