Nicotto Town



大相撲改革:「親方」が多すぎ

八百長発覚を受けて、相撲界の改革が取りざたざれている。
我輩はポイントが二つあると思う。

一つは「親方」の名前の価値が下がってしまっている事である。
大相撲の「親方」は正式には「年寄」と言って、力士出身で現役時代に一定以上の記録を残した人が、「年寄株」という一種の資格証明書みたいな物を取ったら、なれる物である。

現役引退後に日本相撲協会のメンバーとして働き、相撲の世界に残るためにはこの年寄株を手に入れなければならない。
年寄株がお金で売買されているのが、角界における親方の指導力の低下を引き起こしているのではないだろうか?

日本相撲協会のウェブサイトで年寄の数を数えてみたら、107人であった。
一方、相撲部屋の数は現在50しかない。協会の力士出身の理事が18。
つまり最低39人の「部屋の師匠」でも協会理事でもない「親方」がいる事になる。

こういう自分で部屋を持たない親方は「部屋付き親方」と言って、どこかの部屋の師匠に雇われているか、協会専任の仕事をしているかだ。
しかし、部屋の数の倍以上の「親方」がいる、というのもいかがなものだろうか?

自分の相撲部屋を持つ師匠親方は、中小企業の社長並みの経営能力が求められる。
相撲部屋を持つには莫大な資金と、現役力士という人材育成と、本場所や巡業での金勘定をやりくりする能力が必要だ。

しかし一般人はもちろん、現役力士にとっても「親方」の名前の重みが減っているのではないか?
相撲部屋に「親方」と呼ばれる人が複数いると、指揮命令の系統が混乱する。
これは一般企業でも同じだ。ポストの数が減ってやたらと「副なんたら」などの肩書を乱発した結果、誰が何に対して責任を持つべきなのか、訳が分からない状態に陥っている会社は多い。

この際「親方」の称号は部屋持ちの親方、現在「~部屋の師匠」と呼ばれている人に限定した方がいい。
現在の部屋付き親方は「年寄」と呼べばいい。お情けのつもりで「親方」を名乗らせてきたのかもしれないが、その結果大相撲が消滅したら本末転倒である。
日本相撲協会の理事をやっている親方も、部屋持ちでない人は協会の肩書で呼べばいい。

もう一つは行司の地位である。
我輩が今まで一番不思議に思ってきたのは、なぜ行司が八百長に気づかなかったのか?という点だ。

相撲の行司というのは、人間一人の視界にとっては非常に広い土俵という三次元空間で、ゼロ・コンマ何秒の一瞬の動きを判定するプロである。
八百長試合がまん延していたのなら、行司が真っ先に気づくはずだ。

これも今回、日本相撲協会のサイトを見て分かった。
行司はなんと相撲部屋に所属しているのである。

給料などは協会から出ているのだろうが、普段の相撲関連の仕事は各相撲部屋に面倒を見てもらっている。
自分が所属している部屋の力士が見え見えの八百長相撲取ったのに気づいたところで、告発できる立場ではない。

だから、行司は全員相撲部屋から切り離して、協会直属にするべきだ。
そもそも行司が各相撲部屋に属しているから、取り組みでは同門の力士同士が対戦しないようになっている。

だから千秋楽の優勝決定戦とか、本場所以外のイベント的な場所でないと「夢の取組」が見られないわけだ。
これは八百長を防ぐためと言われているが、行司が相撲部屋に生活を依存している今の状態ではむしろ逆効果だろう。

日本相撲協会の英語のサイトでは「親方」の事を「Coaches」と訳している。
プロ野球チームなどの「コーチ」と同じ意味だ。つまり現役力士を指導する人だ。
コーチするのが、八百長のやり方であってはなるまい。

アバター
2011/02/08 23:31
初めまして私は後援会に所属しています。後援会の人間に取っては悲しい結果になってしまいました。
去年の賭博といい後援会の人間に取っては嘘で有って欲しい気持ちです。
ですが残念ですが清瀬海の存在見ていますと八百長してる可能性は高いと言わざるおえません
現に彼は賭博にも関与してました同じ名古屋出身の私に取っては残念通り越して怒りさえ感じています。
彼の取り口見てても変化叩きが目立ってとても真剣にやってるとは思えません。
春場所所か今年一年もう大相撲はやらないかもしれません
アバター
2011/02/08 01:18
最近、穿った見方をするせいか、
単に、相撲という興行を取り仕切っている、
タニマチ(ヤクザ屋さん)の、資金源というか影響力に、揺さぶりを掛けているのが目的では・・・?
と、考えてしまいます。
http://www.youtube.com/watch?v=f7x0BzrAE5o
(これだけ、連日報道してるって事は)

NHKにも影響があるだろうし
ヨンピョン島の覚せい剤工場の事とか
色々、聞き取り調査しているのだろうし。
http://www.youtube.com/watch?v=qCNTh7_cggk

・・・多分、いつもの“ガイジン勢力”の“勘違い”だと思いますが
何か、“八百長”というフレーズが気になります・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=lJJLUQfc2nM
アバター
2011/02/07 23:17
まあ、相撲の世界は不思議なしきたりが多いのは確か。
例えば、立行司で一番偉い人(名前を忘れました)は一番しかさばかない。
だから千秋楽本割り最終戦で決着がつかなければ、優勝決定戦は違う行司がさばくことになる。
それもよく考えれば変な習慣ですよね。

親方株は協会預かりにして、力士引退後、資格を持っている人で且つ協会に残りたい人に対しての研修期間を設定するべきだと思う。
経営学とか指導方法とか学ぶ期間を設けるだけで違ってくると思う。
それに、今の親方株は十両以上に何場所かいたら取得可能になる。
十両になるのも確かに大変なことだけど、元十両力士が横綱・大関の指導資格を持つというのはやはり変。
小結以上を何場所とか条件を厳しくするべき。
あと、外部理事の比率を増やしたほうがよい。できれば半数くらい。
違う世界の常識を知っている人の方がよいので、なるべく天下りはご遠慮いただいて。

報道では幕下と十両の格差が大きいから八百長がでるような話をしていたけど、十両は部屋に食べさせてもらっているから実際は無給というわけではない。
それをいったら、横綱は引退をかけて、大関は陥落阻止、三役は前頭に下がらないため、前頭は十両陥落阻止といった理由で八百長をする可能性があることになる。
今の互助会方式の世界を改革しないことには、メールで名前が出た人だけが罪をかぶって終わりということになりかねないと思う。
アバター
2011/02/07 21:56
連日ニュースの目玉扱いです。
行司さんのこと良く知らなかったです。





Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.