日本政府の非常識：まず救援物資を送れ！
- カテゴリ：ニュース
- 2011/02/23 21:15:05
菅政権の想像力のなさには呆れかえって物が言えない。
ニュージーランドのクライストチャーチに「政府専用機」で「国際緊急援助隊」を送るのだそうだ。
動きが遅すぎるという点は仕方ないとしても、現地の日本人被災者の家族を、その政府専用機に同乗させて現地へ連れて行くと言い出したと聞いて、「アホか？」と言いたくなった。
新聞の写真やテレビの映像を見ていないのか？
現地は未だに修羅場だぞ。まだ数十人、下手すれば数百人もの人が倒壊したビルの瓦礫の下敷きになっていて、必死で救助活動が行われている最中だぞ。
そんな所に自国の被災者の家族だからと言って、民間人を送りこむ馬鹿がどこにいる？
救助活動の邪魔になるだけだろ？現地の人にそんな「お客さん」を受け入れる余裕があるわきゃねえだろ！
しかも飛ばすのが政府専用機？
あれはジャンボジェットとは言え、しょせん旅客機だ。積み込める荷物の量なんてたかが知れている。
なぜ真っ先に自衛隊のC130輸送機で救援物資を送らない？
阪神・淡路大震災並みの被害のようだから、まず必要なのは医薬品と医者だ。
自衛隊には、戦場で負傷者を手当てする特別な訓練を受けた「医官」、昔で言う軍医が大勢いる。
けが人の治療が出来る人間を真っ先に送る、それが常識だろ！
クライストチャーチは先進国の大都市である。
電気、水道、都市ガスなどは全て止まっているはずだ。
幸い現地は夏だから寒さの心配はないが、瓦礫の山と化した街で電気も水道も動かない、その状況で必要なのは非常用電源と給水車だ。
陸上自衛隊はイラク南部で何カ月にも渡って、サマワという都市の住民全員に水を供給した実績がある。
汚水を、人間が飲めるまでに浄化する装置も持っている。一度に何トンもの水を運べる給水車もある。
次に食料だ。クライストチャーチの内部では、相当深刻な食料不足が既に起きているはずだ。
ミニマムアクセスで輸入して政府の保管庫にたな晒しになっている米を送れ。
家が完全に破壊された人たちのためにテントを送れ。
まず人命救助、医薬品、それから食料などの生存に最低限必要な物資。
これが外国の災害に対して取るべき優先順位の常識だ。
日本人被災者の家族なんてのは、それが全て終わった後での話だ。
最初に現地入りする政府専用機で運ぶのが被災者の家族だなんて、外交感覚とか危機管理以前に、人間としての常識の問題だ。
これ以上日本を世界の笑い物にする気か？
日本人だから日本人被災者の情報優先なのは仕方ないけど各国の被災者の情報が入らないことにはイライラします。
たぶん、家族との再会をマスゴミに報道させて、支持率アップねらいあたりっしょ。
まぁ、愚かな保身主義者の考えるのはその程度のことだ罠
飛行機事故なら当該航空会社や旅行会社などが様々な手配をできるし、外国でも一定水準の国ならそれなりの対応は保障してくれる。
ただし、それは基盤となるインフラがしっかりしているからこそ可能なわけで。
地震の場合、天災ですから誰かの責任にはしにくい部分がありますし、おっしゃるとおり現地はとんでもない修羅場。
地震の怖さを知っているからこそ傍に行ってあげたいというご家族の気持ちは理解できますが、現実問題として現場にでかけてどうこうというのは難しいでしょう。
その辺りを説明して抑えていただくのも政府の役割なんじゃないかとは思います。
それでも今回の政府の対応は阪神淡路大震災の時の村山内閣よりはまし。
救助隊を時間切れになる前に派遣できましたからね。
私がイラッとするのは、不安で仕方ないに決まっている行方不明者のご家族に対して、無神経にマイク向けたりカメラ回して全国放送で表情を映し出したりしているマスコミなんですけどね。
災害時は
衣食住が危険な状態ですからねぇ～。
食料は何が良いんだろう？
食文化も違うし、やっぱ「猫缶」がイイのかな？
夏と言っても、夜は寒さで冷え込むだろうし生理現象(排尿・排便)の事もあるから
「エコバック」とか便器の代わりに良さそうだ。
電圧も違うし、「ラジオ」の代わりに「地デジTV」も良いかもしれん。
今、しなければならないことを、すばやく指令する、危機管理 能力が？？？です。
こういう非常事態のところへ、どんどん自衛隊を派遣して救援助活動フルに活躍して欲しい。
国内に媚びようとしてるとしか思えませんね。でも、所詮それも空回り。良識ある人は、バカさ加減にあきれかえってますよ。
政府専用機の使用もバカだと思うけど、英語もできない、救助の専門家でもない、現地で周りの人にやっかいをかけるだけの人間を大挙して運び込んでどうするんでしょう。邪魔であるだけでなく、その人たちが使う宿舎、食事、水、すべて本来被災者に回すべきものだということに気づかないんですからね。
こみちさんのおっしゃる「悲しさ」は理解できます。一般の人たちはそれでいい。でも、責任ある政治家の判断は感情ではなくて、理論が第一です。それができないなら、そもそも政治家を目指すべきではありません。
多くの方が、救出される事を祈ります。。