Nicotto Town



言葉の重さは学歴と反比例する?

今日、久々に転職のための会社説明会に行ってきた。
労働条件の内容が事前の説明と違い過ぎたので、結果はこちらから辞退する形になったのだが、勉強になる事は多かった。

今の勤め先とは比較にもならない零細企業で、説明会の担当者の学歴も我輩の今の同僚や上司とは月とすっぽんだったが、言葉に重みがあるのである。
自分の脳みそで物を考えて自分の言葉で語る、という態度でないとああはいかない。

改めて考えてみると、我輩のサラリーマンとしてのメンタリティは、常に零細企業や低学歴の個人事業者である人たちからの言葉で形成されてきた気がする。

以前よく飲みに行っていた安酒場で、零細企業の管理職とか中卒のママさんとかと話をしていたのだが、その人たちから世間話を通じて教わった人生哲学は、今のサラリーマン生活でも非常に役に立っている。

学歴や会社の規模から言えば、今の同僚や上司はその人たちから見れば雲の上の存在だろう。
しかし今の会社の上司から教わった事で、役に立った事など数える程しかない。
むしろ、ろくでもない事を教え込まれて後で困った、という経験の方が多い。

どうも2000年ごろを境にこういう逆転現象が目立つようになってきた気がする。
高学歴エリートであるはずの大企業の管理職の言葉があまりにも軽いのである。

これは政治の世界では昔から言われてきた事だ。
自民党政権時代の大臣の国会答弁は官僚が作った書類の棒読みと相場は決まっていた。
大臣自身はそこに書かれている内容が何を意味するかさえ、理解してはいなかった。
だから大臣なんて馬鹿でも勤まる、大臣になれるかどうかは派閥のボスへのゴマすりのうまさで決まる、という世界であった。

今回の震災はある意味、日本社会を根底から変えるいい機会だと思う。
というのも、非常事態においてはゴマすり、おべんちゃらの名人というのは何の役にも立たない。
それが隠しようもなく表に出てしまうからだ。

誰かに用意してもらったセリフを棒読みしていれば大臣が勤まる、というのは平時の話である。
これは民間企業の管理職でも同じだ。

我輩の会社も東北地方に拠点があったので、そこが直接被災して莫大な金銭的損害を被っているはずだ。
だから我輩の勤め先も平時から非常事態に移行しているわけだ。

これは3.11以前のやり方ではやっていけなくなった事を意味する。
ところが我輩の部署の上の人たちがやっている事と言うのは、十年近く前の成功パターンを引っ張りだして「改革のフリ」をしているばかり。

トップの部長に至っては、心ある部下全員を激怒させるような事ばかりやっている。
会社も震災で損害を受けているから、お荷物部署である我輩の職場は消滅させられる危険がある。
そうなったら我輩も含めて数十人の同僚が一挙に失業する。

その危険を回避すべく、何か新しい試みをすべき時なのだが、他の優秀な部署の出した結果におんぶにだっこで寄生する、という姿勢を全然変えようとしない。
と言うより、その傾向を強化するのが生き残り策だと本気で信じ込んでいるという有様なのだ。

何か発表すべき事があっても、部長が丸暗記したセリフを棒読みしか出来ない、という点も変わらない。
しかも、棒読みの台本の入手方法が最悪だ。

前の部長で、我輩の部署に大規模なリストラの危機が迫っている事を隠し通して、逃げ切りを果たした奴がいる。
この前部長にだまされたおかげで、我輩の職場は壊滅的な有様に追い込まれた。
我々にとっては、道で会ったら石を投げつけてやりたい憎むべき相手である。

よりによって、この前部長を我輩の部署に堂々と出入りさせて、ミーティングの内容を打ち合わせしているわけだ。
こっちはそれを見ているわけだから、今の部長の口から出る言葉なんて誰も信用しない。

いくら前の部長だからって、そんなペテン師野郎を我々の見ている前で堂々と出入りさせたら、「これから真っ赤なウソをついて君たちをだまそうとしてますよ」と自分で白状しているようなものだろうに。

で、そのペテン師野郎から教えてもらった台本を棒読みするだけのミーティング。
一部の部下から、出席をボイコットされたというオチであった。

しかし、ある意味、今の部長も気の毒である。
いくらリストラがあったと言っても、我輩の職場には数十人単位の部下がいる。
そんなペテン師野郎以下の軍師しか周りにいないという事でもあるからだ。

今の日本の企業社会では、言葉の重みと学歴は反比例しているのだろうか?

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2012/04/30 16:00
言葉の重さは学歴でなく、その人の経験では?
お年寄りという年齢に分類される方にも、何とも言えない言動の方もいれば、中学生であっても大人を納得させることを言う子もいます。

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2011/04/29 20:30
学歴があればずる賢くなれる、というのはあると思います。

思うに本当に言葉に重みがある人が、上に立つということは難しいのではないかと思います。

自分の言葉の重みを知っている人は、それだけ自己の責任に耐えられなくなるんじゃないでしょうか?
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2011/04/27 17:33
何度も本当に苦しい目にあって、必死で乗り越えてきた人の言葉はやはり説得力がありますね。
大企業は、多くの製品や事業部があるので、マイナスの部署があっても平時は問題視されない。
しかし日本の企業も、昔に比べて社員のリストラを簡単に割り切って実行する経営者が増えたように
思いますね。派遣社員は、真っ先に・・・。
それでも、リストラする場合は、全社員に対して、退職希望者を募集するという方法が普通だと思いますが・・・。
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2011/04/27 09:03
個人事業主でも零細企業主でも、一国一城の主という点では、
大企業の社長さんと、規模が違うだけで考えなければいけないことは、
何ら変わらないと思います。
学歴が社会に通用するのは、一部分でだけしかありません。
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2011/04/26 22:53
大学の勉強というのは、研究職ならいくらか生かせるかもしれないけど、文系ならその筋の就職先でもない限り直接は影響してこない。
ならば、大学までの間に自分に叩き込んできた合理的思考法やら様々な人間関係やら見聞した知識をフル活動させればよいのですが、なまじよい職場に就職できてしまうと既得権を守ることが目標になってしまい成長がおろそかになってしまう。
中小企業はアンテナを張り巡らせていなければつぶれる可能性だってあるから常に学び続ける。

元々学習する能力があったところで就職後何十年も学ばずにいたらさび付くのは当然。
逆に学生時代勉強しなかった人であっても社会勉強し続ければ得るものもあるのは当然。

だから勉強もしっかりして社会でも学び続けた人が本当はすごいのでしょうが、なかなか見かけないんですよね。
出る杭を打つのは日本の悪癖だと思います。
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2011/04/26 21:29
苦労しているからこそ、、、わかる、、、経験値、、、大事だと思います。。

学歴社会の、崩壊がおきてもいいとすら思ってしまいます。。

たたきあげの現場経験者だからこそわかる。。

上に立つ人は、、経験のある人じゃないとだめだと思います。。




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