Nicotto Town



警戒区域の残留を許可しては?

福島第一原発から半径20キロ圏内、いわゆる「警戒区域」にまだ18人の住民がかたくなに避難する事を拒否して、残っているのだそうだ。
この警戒区域、現在では一般人の立ち入りが法律で禁止され、許可なく立ち入るとそれだけで罰金刑をくらう。

しかし法律は罰則を科す事は出来るが、元からの住民に避難を強制する事は出来ない。
「罰金は払う。だが、出ていかない」と言われたら、どうしようもないのである。
関係市町村が説得を続けているが、どうしていいかお手上げの状態だそうだ。

避難しない理由は、家畜を見捨てられない、寝たきりで動かせない老母がいる、など人それぞれだが、共通しているのは「もう、ここで死ぬ」と口にしている事である。
非難を覚悟であえて「特例として許可してはどうか?」と提案したい。

ただし、一定以上の年齢であること、今後生活を再建する事が著しく困難と認められるなどの条件を満たす場合には、である。
これは20キロ圏外の避難地域にも同じ事が言える。

放射能で死ぬ危険を覚悟で「自分はもう充分生きたから、故郷で死にたい。だから残る、戻る」という高齢者には、特例として認めてあげたらどうだろうか?

もちろん、よその土地で人生をやり直せる可能性の高い年齢の人は、首に縄つけてでも避難させるべきである。
残留を希望する本人だけでなく、家族の承諾も必要というように高いハードルを設けて、本人には誓約書を書いてもらう。

また放射能で死ぬと言う事がどういう事か、JCO臨界事故で死亡した作業員の死に様の記録を見せて、最後まで翻意を促す。
あの事故で死亡した人は、全身の細胞のDNAが壊れ、皮膚や消化管の壁がはがれて真皮などがむき出しになり、ホラー映画のゾンビのような姿になって死んだ。

最後の方では医師や看護師に「早く殺してくれ」と訴えていたそうだ。
もちろん、被曝線量の桁が違うから一緒くたには論じられないが、「放射能で死ぬ」というのが最悪の場合、どんな風になるのか、具体的に示すのである。

それで「やっぱり避難する」と言ってくれるならそれでよし。
それでもなお、「放射能で死んでもいいから自分は残る」と言う高齢者には、上記のような条件をクリアした上で、特別に警戒区域での居住を許可してはどうか?

また、警戒区域や避難区域で長期間生活する事が、どの程度本当に危険であり、健康被害がどういう形で現れるか、残留する人たちにモニターになってもらうという事も可能だ。
もちろん、これは人体実験であり通常時には人道上絶対に許されない事だ。

だが福島原発の周辺は非常時あるいは異常事態である。そしていつ終わるのか、予想すらつかない。
仮設住宅や公的生活支援も永遠には続けられない。
最悪の場合、高齢の避難者が経済的に困窮して「野垂れ死に」という可能性だってある。

死を覚悟して故郷に残りたいという高齢者には、定期的に放射線の影響を調査させてもらう。
また畜産農家もいるようだから、家畜の健康状況や被害状況を定期的にレポートしてもらう。
もちろん本人たちにも定期的に医学的検査と予防措置を受けてもらう。

避難した畜産農家の家畜の世話を委託したり、土壌中の放射性物質を吸収すると言われている菜種やヒマワリを栽培してもらうという手もある。
その代わり、その人たちの生活に必要な物資や自家発電機などを無償で提供する。

そして、後でやっぱり気が変わって避難したいと言い出したら、すぐに行政が責任を持って移動させる。
定期的に市町村が連絡を取って、万が一亡くなったらすぐ遺体を引き取って、放射能の影響を検査させてもらった後に、手厚く葬る。

一日でも長く生きる事、それが歴史上人類共通の悲願であった。
今の日本は世界で1,2位を争う長寿国である。
しかし、手放しに「幸せな社会」になったと言えるだろうか?

認知症、老老介護、年金問題、高齢者の社会的孤立、等々・・・
「寿命の長さ=幸福度」では必ずしもない事を、日本の現実は教えて来たとは言えないだろうか?

人間いかに生きるかは大事だし、命がなにより大事であるのは論を待たない。
だが、人によってはある程度の年齢を過ぎたら「いかに死ぬか」の方がより重要になってくるのではないだろうか?

そもそも警戒区域であっても、100%死ぬという確証があるわけではない。
老い先短い地元住民が「死ぬのは覚悟で」残りたいと言うのなら、その人たちだけには特別にそれを許可する。
それもまた一つの「被災者への思いやり」ではないかと思う。

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2011/05/26 02:24
2チャンネルで 実況中継してる人もいるみたい
「まだ ここに 住み続けてるんだが」
 「ほんとうですか なにか証拠になるものは」
「今 写真撮ってくる」
 「おおっ ほんものだ」
などというやりとりが
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2011/05/25 15:09
突然、起こされた事故で、強制的に故郷を捨て出て行かないといけない・・・って残酷な話です。
その人達の財産や いきがいであったもの すべてを失う行為だと思うから。
被災地を含め 日本は これから どんな方向へ向かっていくんでしょうね。
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2011/05/25 06:50
むしろ老人は代謝が遅く、ガンなどは発症しにくいです。
10μSv程度では実際成人男子には(許容量の範囲ぎりぎりとして)
問題なく、正直回りが騒ぎすぎの感があります。
私には、この問題には、政府の異常性が垣間見れるように感じますが、いかがでしょうか。
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2011/05/24 20:31
今晩は。
残った人が自分で何でもできる状態ならそれもいいかもしれませんが、
高齢者ともなればひとりで出来る事にも限界があるでしょうし、
なかなか難しいんじゃないでしょうか。
家族が、残りたいお年寄りの犠牲になるだけのような気がします。
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2011/05/24 19:47
でも~
避難しないを選んだ人が放射能で死んだら・・・・
死んだ人の親戚とか子供とかが高額な賠償金で訴える~
死んだ人が念書カキコでも訴えるもの~
被災者の損害賠償と避難+選択しなかった人が死んだ後の賠償金・・・・orz←ムリ!
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2011/05/24 06:55
警戒区域の放射線量がどの程度危険でそれがどのくらいの期間継続するものなのかわからないのでなんとも言えない部分もあるのですが、残るというのはすごい賭けですよね。
今までの生活基盤を一切捨てて新しい生活を模索するリスクと居住し続けることによる身体被害を天秤にかけているわけですから。

ただ下に書かれている方もいるように、例えひとりでも残っている方がいれば、その人を見殺しにすることはできませんから、食料や必要備品、ライフラインの管理のために多くの人が同じ危険にさらされ続けることになります。
放射線量が実はたいして危険ではないんだよ、という場合でなければこれは大変なことです。

区域内に居住を認めるのであればある程度安全が保障できなければ。
現在拒んでいる方も含めて避難されている方の生活保障をどうするか、どのくらい早く提示できるかによって、今後の住民の対応も変わってくるのでは。
生活保障できませんけど出ていけでは私だって不安になります。
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2011/05/24 00:23
TVでも見ましたが、お年寄りで、自分の生まれ育ったところで最後まで暮らしたい。離れたくない。という方はいますね。気持ちはわかります。
わかりますが、誰の手も借りずに自活できるだけの力がないと、結果的に他の人を危険に晒すことになってしまいます。何せ、近所には食料すら売っていないんですから。誰の手もということは社会インフラや行政サービス等々全てを含みます。
もちろん、車が運転できて、必要なら警戒区域外にも自力で出てこれる位の行動力があるなら、それでOKだと思いますが。自分の命を自由にすることは人間が人間出る理由だと思いますし、それはその人の権利だと思いますが、それに他の人を巻き込むようなことはあってはならないことです。

断っておきますが、警戒区域は、姥捨て山でもないし、自殺する場所でもないです。そういうつもりで意見を言っていませんし、残りたいという方も、別に死にたいからということではないはずです。その場所への愛着が強いだけ。そこはよく区別して考えるべきでしょう。
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2011/05/23 23:27
人間としての生死を深く考える問題だと思います
自分はまだ若いのでどう「いかに死ぬか」は分かりませんが
報道をみてる感じ政府等支える側がしっかりと対処すれば
もっとよくなるのではないかな?と感じました

突然の地震で被害にあわれた方々の為にも
政府等にはもう少ししっかりとした対応をしてほしいと思いました
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2011/05/23 22:39
寝たきりになった場合、医師を派遣できないです。
突然の事故で動けなくなった場合の救助は、希望者がいないので見捨てます、とは言えないし。
安楽死を認めない日本で、ゆるやかな自殺を認めるわけにはいかないでしょう。
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2011/05/23 21:30
私も警戒区域にあえて残った人たちが心配です。
マスコミもなかなか報道してないし。
ほとんどの人が弱者だからこそ残ったのだと思う。他に行くところもないとか、人間の世話が必要な家畜を見捨てられないとか。
こないだ避難区域の一時帰宅で、帰った夫婦がまずやったのは、放してきた犬猫、牛へのえさやりだった。家畜を処分するなんていわずに一緒に暮らせる道をもっと模索してほしい。




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