日本と台湾で女性のブラカップの比率が大きく変化しているそうである。
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http://news.infoseek.co.jp/article/r25fushigi_rxr_detail_id2011120100022169r25vosnr25

日本ではAカップの割合が１９８０年には５８．６％だったのが、２０１０年には８．５％になっているというから驚いた。
最近の日本の若い女の子の体型が欧米人並みになっているように以前から感じていたのだが、それが数字で裏付けられた。
（念のために言っておくが、決して見た事があるわけではない）

まあ栄養状態が良くなっている事が最大の原因なのだろうが、それだけでは説明できない気もする。
というのも今の若い女の子は思春期にダイエットをするので、脂肪の付き方は１９８０年代の女性よりむしろ少ないぐらいのはずだ。
全体としてはスレンダーなのに、バストだけはボン！という子が多い。
（くり返すが、決して見た事があるわけではない）

ホルモンバランスの変化の方が大きいかもしれない。
よく女性のバストを「脂肪の塊」と言うが、実はあれは「乳腺」という母乳を作る器官が盛り上がっていて、その上を脂肪が覆っているのである。
だからバストが大きいというのは、乳腺が発達しているという事なのだ。

女性の乳腺を発達させるのは、いわゆる「女性ホルモン」である。
大きく分けてエストロゲン、ゲスターゲンの二種類があり、女性らしい体つきを作るのはエストロゲンの方。
一般に女性ホルモンと言えば、このエストロゲンを指す事が多い。
思春期以降バストを大きくするのはエストロゲンの作用である。

欧米人女性のバストが大きいのは昔から乳製品を多く摂る食習慣のせいだという説がある。
確かに若い欧米人女性のバストは大きいだけでなく、全体にピンと張り出ている。
単に脂肪が多く付いているのではなく、乳腺が大きく発達しているからだろう。
（くどいようだが、決して見た事があるわけではない）

ただ、女性ホルモンは乳癌の原因にもなる。
欧米では乳癌予防のために、牛乳、バター、チーズなどの乳製品を一切摂取しない、という運動をしている女性グループもある。

現代の日本を含む先進国は女性ホルモンの摂取が増えているのではないだろうか？
乳製品だけでなく、食肉用の家畜は予定外の妊娠を防ぐために定期的にエストロゲンを注射しているそうだ。
ならば肉などの食品にそのエストロゲンが残留していて、体外から女性ホルモンが供給されている事になる。

他の動物のエストロゲンがそのまま人体に作用するのかどうかは科学的には議論があるが、もしそうだとすれば先進国の女性はエストロゲン過多になっている可能性がある。
これが最近の若い女性のバストの発達を促進した結果、ブラのカップが大きくなっているのでは？という仮説も成り立つ。
脂肪が増えただけなら、あんなにピンと前に張り出したバストにはならないだろう。
（しつこいようだが、決して見た事があるわけでは……）

食品からのエストロゲン過多は男性にも影響している可能性がある。
若い男性の「草食化」傾向というのは、エストロゲンが増えて男性ホルモンの働きを抑制してしまっているせいかもしれない。

さてAカップの女性にはショックな話と感じるかもしれないが、巨乳がもてはやされたのは日本女性に圧倒的にAカップが多かったからで、いわゆる希少価値だったからだ。
逆にバストがボン！の女性が普通になれば、小さめがもてはやされる時代が来るかもしれない。

我輩ぐらいの年になると、バストは大きければいいというものではなく、形と張りの方が大事である。
「らき☆すた」のセリフではないが、Aカップにも「需要」はちゃんとあるのだ。

なお、今回のこのブログの内容、うちのカミさんにはくれぐれもご内密に。
シィーーー！