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国産ステルス戦闘機製造段階へ

三菱重工が防衛省から受注した「先進技術実証機の実大構造試験供試体」の製造を開始したそうだ。

http://www.mhi.co.jp/news/story/1203285190.html

こういう情報がマスコミを経由しないで、直接一般市民に届いてしまうのだから、いい時代になったものである。
まあ、マスコミにとってはやりにくいだろうが。

この先進技術実証機というのは、国産のステルス戦闘機製造技術獲得のための実験機「心神(しんしん)」だと思われる。
興味のある人は三菱重工のサイトにメルアドを登録しておくと定期的に送ってくれるので、お試しあれ。

この心神、技術を研究するために一機だけ造られる物で、これまでは数分の一のサイズの模型を造って実験飛行をやってきた。
今回いよいよフルサイズの機体の製造が始まったという事だ。

この心神、米空軍のF-22に似た形状の戦闘機。F-35は単発、つまりジェット噴射口が一つなのに対し、心神は双発、つまりジェット噴射口が横に並んで二つある。
であれば、空戦能力重視の防空用戦闘機だと思われる。

当初はF-2の後継機として国産で大量生産される構想だったが、ステルス戦闘機は開発も製造もコストが高く、米国でさえF-22を最後に、同盟国との共同開発に舵を切っている。
だから心神も、将来日本が米国やEUと次世代戦闘機を共同開発する時のために、そのノウハウを獲得、蓄積しておこうという目的になるらしい。

もし成功すれば戦後初の純国産戦闘機である。
これまで日本は米軍のF-16をF-2としてライセンス生産してきたが、最後のF-2が引き渡されて、現在戦闘機を国内で生産していない。

日本の防衛産業の空洞化が懸念されていて、心神がベースになった新型戦闘機の共同開発が進展すれば、その心配はなくなる。
是非順調に進んで欲しいプロジェクトである。

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2012/03/28 23:45
日本は国土が小さいためにも航空産業が遅れていると聞いたこともありますが……
これを機に航空産業も活発化して欲しいといったところですね。

……とはいってもあまり関係ないでしょうか?
航空機と戦闘機では、市場と言いますか、が大きく違うだろうですし……
それに航空産業の活発化に大きなメリットは……
まぁ、他の先進国との遅れを取り戻せることは、良い事でしょうかね~^^;




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