田舎県知事の逆襲
- カテゴリ:ニュース
- 2009/06/23 17:50:50
今日自民党のお偉いさんが宮崎の東国原知事に次の衆議院選挙に自民党から出馬するよう頼んで体よく断られた、というニュースが出ている。
その断り方が痛快だ。「自分を自民党総裁にしてくれるなら出馬しますが・・・」と言ったそうだ。
ぎゃははは・・・これは傑作。さすが元お笑い芸人。
いくらタレント知事でもそんな事不可能なのは分からないはずはないだろう。
所詮宮崎なんて田舎の県知事、国会議員にしてやるぞと言われれば飛びつくはず、とタカくくってた自民党のお偉いさんに見事イッパツかましてくれたわけだ。
それにしても自民党の頭の古さはどうしようもない。
地方政治の長年の流れというものを全然理解出来ていない。
自民党では長年の慣行として、国会への当選回数で処遇が決まる。
当選2、3回ぐらいでどこかの省庁の政務官、その後当選を重ねるごとに副大臣、大臣のポスト、あるいは党の重要な役職に上がって行くというシステムになっている。
さらにどの省庁のポストがもらえるかは、所属する自民党内の派閥の力関係によって決まる。
有力派閥なら財務大臣や経済産業大臣などの「カネに関わるポスト」あるいは外務大臣のような派手なポスト、弱小派閥なら環境大臣などの地味なポスト、という具合だ。
政治家本人の能力や資質など二の次だ。だから逆に、重大な国際会議の記者会見で居眠りこいて世界中の笑い物になるような人物でも財務大臣になれてしまう。
東国原知事に誘いかけたのは、彼の人気なら当選確実で国会の議席を一つ確保出来るという読みなのだろうが、県知事や政令指定都市の市長に立候補するような人物は、こういう中央政界の古色蒼然たる仕組みをちゃんと知っている。
県議会や県知事をステップにしていつかは国会議員になるのが夢、という人物ばかりではない。そんな単純な図式が通用する時代はもう終わっている。
逆に中央政界ではやりたい事もやれないから、わざわざ国会議員を辞職して県知事や市長になる人物が増えている。
これが時代の流れなのだが、自民党のご老体たちはそれを全く理解していない。
東国原知事が仮に衆議院に当選出来ても、自民党内では当選一回目の陣笠代議士でしかない。彼のユニークなアイディアを実行しようとしてもそんな「新米」には腕をふるうチャンスは無い。
国政を大きく動かそうと思えば当選を5回以上重ねて、かつ党内有力派閥でそれなりの地位を獲得してからでないと難しい。それが出来たとしても、下手すりゃその頃には60,70代のいい爺さんになっている。
一方県知事や大都市の市長というのは、いわば大統領型で自分の考え通りにいろんな政策を実行出来る。その県なり市なりの中の事案に限られるとは言え、自分で考えて実行に移すタイプの人物ならどっちが遣り甲斐があるだろうか?
なまじ国会議員になって中央政界のしきたりの中で長年埋もれるよりも、比較的若い年齢で思う存分腕をふるえる地方首長の方がいい、そう考える県知事や市長が増えてきているわけだ。
東国原知事はもろにこのタイプだろう。だったら国会議員になれますよ、うちの党から出ませんか?なんて誘いかけてもハナもひっかけないだろう。
大体、そういう自民党の年功序列第一的な体質は、一回小泉さんがひっくり返したはずだ。小泉さんが自民党総裁になった時、それまでの年功序列や派閥に基づくポスト配分の不文律をことごとく無視して、例えば当時は民間人に過ぎなかった竹中平蔵氏を重要ポストに就けたりした。
それが自民党内では大物をことごとく激怒させたが、一方一般国民の間ではその後の小泉人気につながった。小泉さんの総理としての足跡には賛否両論あろうが、この意味では確かに一度「自民党をぶっ壊す」をやってのけた。
今の自民党が不人気なのは、元の年功序列、派閥重視の人事に逆戻りしてしまっているからだ。この点を理解出来ないでむやみと大衆に人気のある人物を候補者に祭りあげても焼け石に水だろう。
それどころか「候補にしてやるぞ」と持ちかけた相手から鼻であしらわれる事も多くなってくるだろう。
自民党は時代について行けていないという意味で、小泉さんの言ったのとは別な意味で壊れている。
東国原知事はそれを見事に指摘して見せたのだと思う。
「使えるもんは使っときゃいいんだよ」って。
そういう風に使い捨てにされたくないですからね!
どす黒い政界で生きてきた人たちの中で揉まれて欲しくありませんしw
東国原知事の発言はいろんな意味で良い発言だったと思いますw
一個人としては「日本をせんたくし候」と発言した竜馬以来の大物になってほしいです・・・。
橋○知事のように「僕は正直政治家に向いていない」とコメントした通りそのまま諦めたほうが国民には理解できると思うよ。
東さん、知事職を辞めないほうがいいかも。
漫画『加治隆介の議』のあるシーンを思い出しました。
加治が衆院選で立候補した際、地元のお年寄りから
当選したら地元に有利な政策を!と言われたのに対し、
国会議員は国のことをやる仕事。地元のことは地元の市議や県議がやることなので
私はそういったことは出来ない と語り、猛反発にあっていたシーンです。
東国原さんは地元宮崎をとても愛している人。実力もあると思います。
宮崎のために一生懸命頑張ってる人が、国会議員に魅力を感じるわけないだろうなぁ~と思っちゃいました。
あの話はニュースで見ていてとても痛快でした♪
今の官僚の仕組みがソロソロ覆されてしかるべきだと思いますよ。
国の中枢を動かしているのが、もう、かなりご年配で
何時お亡くなりになられてもおかしくない方ばかりですし・・・。
国会で重要なポストについてるじーさん達より、
地元で頑張ってる人の方が、全然信頼感ありますし。
こういう、昔ながらのお役所思考は、ホント現場の人間には悪でしかないですわ(^_^;)
本人にしかわかりませんよね。
マスコミの使い方も、怖さも十分わかってのコメントでしたね。
それに対して、頭のいい??堅い??議員の方々のコメントも
楽しかったですね。
でも、日本も、誰が総裁をしたら、誰が議員になったら良い国になるのですかね!!
政界が大衆の人気だけで動くようになったら、それはそれで嫌ですけど。
ああ、いっそ、国会はバラエティー番組風に歌や踊りやコントを披露する場に
しちゃったらどうでしょう。芸のない頭の固い人物はどんどん政界を去るのでは。
アタシも ニュース見て思った♪
バッサリだったから 見てて気持ちよかったよw
そっちも調べてみたらどうでしょうか。
当選すれば 先生だよ。
ただし !! (落選すれば 只の おっさん。。。。)
でもね 今回の選挙は 有権者は、真面目に見てるから。
社会が変わると思う。 アメリカは 40歳代のオバマさん
日本の有権者も 今までに政治には 飽き飽きしてる。。。。
国民よ 選挙に行って ろくに仕事もしない 女の尻
ばかり 狙ってる 代議士は 変なおっさんにさそうではないか。。。
どう !!
自分の無知さを思い知りましたww
というか、現代社会において、どこの企業も年より能力を重視してるというのに、
政治の世界ではまだそんな古いことをやっているんですねww
だから麻生首相のような漢字の読めない人でも総理大臣になれたのか・・・←