若者にジャズ復権なるか?
- カテゴリ:音楽
- 2012/12/24 22:24:36
クリスマスイブなので、浅草のジャズバーでディナーとしゃれ込んできたところである。
最近ジャズが一部の若者に人気になっていると噂に聞いていたのだが、それを実感するような光景をたまに見る。
そのジャズバーで演奏されるのはエレキギターなど電気系の楽器を一切使わない、いわゆるクラシックジャズ、スタンダードジャズなのだが、ほんの2,3組だが20代らしいカップルを見かけた。
我輩自身もフォーク、ロックで育った世代なので、なんとなくジャズは年寄り臭いというイメージをちょっと前まで持っていたのだが、じっくり聞いてみると最新のポップスとはまた違う魅力がある。
今夜は「深澤芳美とキャロライナシャウト」という五人編成のバンドのショーで、テレビなどに出る人たちではないのだろうが、その世界では結構有名らしい。
ピアノ、ドラム、ウッドベース、トランペット、トロンボーンという構成だが、リハーサルとか一切なしのぶっつけ本番で45分のステージを3回こなしたというからすごい。
特にリーダーの深澤さんのピアノが気に入って、そのバーでご本人直々に売っていたCDを買って来て、聞きながらこれを書いている。
ジャズは音響の強烈さではロック系にはかなわないが、リズムの複雑さ、メロディーの自由度ははるかに上で、シンプルではあるが一つの曲の中での変化が乏しい今風のポップスに慣れた耳には逆に新鮮に聞こえるのかもしれない。
若者世代がどの程度までジャズに興味を持っているのかは分からないが、もしそういう若者が多少なりとも増えているとしたら、アニメ「坂道のアポロン」の影響があるのかもしれない。
アニメ版では演奏する場面があって、実際に音を聞く事が出来たから、生まれて初めてジャズを、そういうジャンルだと意識して聞いた若者にはかえって「新しい」という感覚だった可能性がある。
今夜のショーのトークでは、とある高校の音楽の授業に招かれてジャズ講座みたいな事を最近やったそうだ。
学校の音楽の授業で、ジャズの技法をプロから習うという事自体、少し前までの我輩のようなジャズへの抵抗感は今の若者にはないのだろう。
もし若い世代が「新しい音楽のジャンル」としてジャズに親しむようになれば、本場アメリカのそれとは違う「ジャパニーズ・ジャズ」なんて物が近い将来誕生するかもしれない。
そういった選択肢が多く用意されているのが都会のいいところなんでしょうね。
ジャズ、dsyjnさんも大好きです!
普段はあまり聞いてませんけど……^^;
Merry Christmas、、、〜〜ヽ(^。^)ノ
ジャズ興味はあるけど 英語さっぱりなんだ。