Nicotto Town



STAP騒動を感情論で語るな

理化学研究所が開発したとされるSTAP(スタップ)細胞の真偽に関して極めて重大な新事実が出た。
その割にはほとんど話題になっていないのは何故だろう?
この新聞報道である。

http://www.asahi.com/articles/ASG4C4VPMG4CULBJ00D.html

これについては誤報という説も出ている。
専門的な論点は片瀬久美子さんという自身も理学博士であるサイエンスライターさんが Twitter で追跡調査をしているので、理系の専門知識のある人は、こちらの方が分かりやすいだろう。

https://twitter.com/kumikokatase

もしこの報道が本当だったら、何が大問題なのかというと、ネイチャー誌に載った論文中の実験の一部が、行う事自体が不可能だったはず、という話になるからだ。

出来たばかりのSTAP細胞は自力では増殖できないらしく、ES細胞と同様であれば、栄養分や様々な化学物質を加えた培地で培養して世代交代させ、その結果STAP幹細胞になる。
この問題の実験は雌の個体由来のSTAP幹細胞でないと不可能だ。

人間を含む哺乳類の性別は二本ある性染色体の組合せで決まる。
雄はXY,雌はXX。
X染色体は細胞の生命維持機能に重要な役割を果たすそうで、だから雄の細胞内のX染色体は分化した後も活性状態のままである。

雌の細胞は最初からX染色体を2本持っていて、両方が活性化していると生命維持機能が過剰というか暴走状態になる。
それを防ぐために細胞の分化後に一方のX染色体が「不活性化」といって休眠状態になる。

出来上がった細胞が万能性(正確には多能性)を獲得したかどうかを調べるために、両方のX染色体が活性状態であることを確認する。
ES細胞と同じ手順なら、必ず「雌の個体由来の幹細胞」で、X染色体の不活性化状態が解除されている事を確認する。

騒がれている理研の女性研究者は論文の中で、雌のマウス由来のSTPA幹細胞で、この不活性化の解除を確認したと述べている。

だが、上記報道によると、出来立てのSTAP細胞を幹細胞に培養する過程は山梨大学の若山照彦教授だけが行った。
そして若山教授は雄の細胞由来の幹細胞しか作成出来なかったと言っているのだ。

若山教授の言っている事が正しいなら、少なくともあの女性研究者が論文を執筆した時点では、雌の個体由来のSTAP幹細胞は1個も存在していなかった事になる。
そうであれば、雌の細胞由来の幹細胞で実験をする事自体が不可能なはずだ。

もしこの通りなら、あのネイチャー論文の、少なくとも件の実験に関する記述は、全くの虚偽だった事になる。

あの女性研究者を擁護している人たちは「やった事自体は立派なのだから、細かい部分でひどいミスや多少のズルがあったとしても、大目に見てあげようよ」という考えだろう。
だが、もしこの仮定が正しいなら「やった事自体は立派」という前提が根底から覆る。

あの女性研究者を擁護し続けたいなら、この矛盾点を解消しないといけない。
理研もこの点をこそ徹底的に調査するべきだろう。

もちろん、女性研究者の主張の方が正しいという可能性もまだ否定出来ない。
しかし、その場合、件の実験に使った「雌の個体由来のSTAP幹細胞」は誰が作成したのか?
研究チームでこの作業の担当は若山教授である。その本人が「雄由来の物しか存在していないはず」と言っているのだ。

この場合可能性はひとつ。理研の研究チーム以外の誰かが作成して、あの女性研究者がこっそり理研に持ち込んだ。

もしそうだとすると、STAP細胞あるいは「STAP現象」という物が実在するとしても、理研がその特許を取得できるかどうか、この点に疑義が生じる。
STAP幹細胞作成上の極めて重要な部分が、研究チームのメンバーさえ知らない第三者によって密かに外部で行われていた事になるからだ。

結論がどちらに転んでも、理研にとっては一大事のはずだ。
理研の対応は悠長過ぎるのではないか?
今理研がやるべきなのは、お詫び会見ではなく、この重大な疑問点の真相究明の方だろう。

雌由来のSTAP幹細胞は存在したのか?
論文の内容自体が捏造の産物だったのか?
それとも、上記の矛盾を説明出来る第3のシナリオがあるのか?

我輩は科学者ではないので、結論に関しては断定するのは避けておく。
しかし、これほど重要な矛盾点が出てきたという事は、マスコミにとってもチャンスではないか?

近年科学技術の「新発見」に関して日本のマスコミは散々失点を重ねてきた。
この謎を見事解き明かせたら、名誉を挽回しておつりが来る。
マスコミ各社の科学担当の記者さんたち、これはチャンスですよ。

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2014/04/16 17:34
コロは存在していると思います。
ナゼか?と、言えば
アメリカは小保方さんをかなりの高待遇でむかえるようです。
要らない実験や成功の無い実験にアメリカはびた一文お金は出しません。
それが大枚はたいて~小保方さんにアメリカに来るように要請しています。
このままだと・・・アメリカに実験の成功は乗っ取られるはずです。
そうなればSTAP細胞は別の名称でハーバードの先生のお手柄三昧・・・おしいです。
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2014/04/13 11:53
理研はこの問題自体は極端にいえばどうでもいいのでは。
派閥争いで後継有力候補が自壊したこと、法人化認定がずれ込んでしまったのをどう挽回するか、それくらいしかないような気がします。
だから再検証は自分達でするといい、結論が出るには時間がかかると言っている。
結論が出る前に理研の不正防止改革案が文科相に了承されれば法人化できるし、今回の研究関係者を始末すれば「終了」という意識なんでしょう。

一般の人の「本当にあったのか」に応えるのが科学者の役割だと思うけど、小保方氏をはじめとして納得できるだけの材料を提示できている人はいないんですよね。
みんな「自分は悪くない」って言ってるだけで。
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2014/04/12 23:09
ルルルのルさんからのご紹介で来ました。
残念ですがこの方は演技性パーソナルのため、もう何を言っても信用されないでしょう。
論文の剽窃時点でアウト。切るに切れない理研の苦慮も分かります。
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2014/04/12 22:28
なんだか、、何が、、、本当なのか、、、わからなくなってます(・・?、、、、、、




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