OLと婚活の相関関係
- カテゴリ:恋愛
- 2009/09/27 17:12:08
我輩は東京都心のまあ有名なオフィス街に会社があってそこに通勤しているのだが、ここ数年ぐらい目立った変化がある。
昼休みや退社後にオフィス街を歩いていても、いわゆる「OLさん」というのをとんと見かけなくなったのだ。
ここでいうOLとは単に女性の会社員という意味ではなく、銀行の窓口のおねえさんみたいなおそろいの制服を来て歩いている若い女性である。
女性にどうしても制服が必要な会社は別として、一昔前までは大企業にはいわゆる「OL」と言われる若い女性で、かつ男性正社員の補助的な事務作業を専門に行う20代の女性が大勢いた。
この「いわゆるOL」がどんどんいなくなっているようだ。
そして、この手の若い女性がオフィス街からいなくなっていった時期から「婚活」なる言葉がよく聞かれるようになってきたように思える。
どうやらこの二つの現象には相関関係があるらしい。
最近テレビで恋愛結婚情報サービスの会社の人の話を聞いて謎が解けた。
昔の「いわゆるOLさん」というのは、会社の業務にとっては絶対必要不可欠という存在ではなかった。結局雑用係の域を出ないからだ。
じゃあ何のために雇っていたのかというと実は「男性正社員のお嫁さん候補者」だったというのだ。
大企業の若手は早朝から深夜まで息つく間もなくこき使われるので、プライベートの時間などないに等しい。だからプライベートで同年代の異性と出会い、知り合いのチャンスもなかなか無い。
そこで企業が妙齢の女性を大量に正社員として雇って、毎日同じ職場で会えるような状況を作って、いわば集団お見合いをさせていたわけである。
転機はまず1980年代後半。このシステムだと女性は雑用係としてしか採用されない。で30前には「寿退社」する事が暗黙の前提だ。
従って「キャリアウーマン」というのは例外的にしか存在出来ない。
そこで「男女雇用機会均等法」という法律が出来て、「いわゆるOL」ではない女性正社員になりたい女性を「総合職」という名前で採用しなければならなくなった。
従前の「いわゆるOL」は「一般職」という名前で採用されて区別され、一応大企業が社内集団お見合いみたいな仕組みを続ける事はできた。
ところが1990年代のバブル崩壊、それに続く失われた十年と呼ばれた大不況期を経て、現在では「一般職」という括りで女性を正社員に採用する会社はほとんどなくなってしまった。
単なる雑用係でしかない「お嫁さん候補者」などというものを高い給料払ってわざわざ雇う余裕のある会社はもうあまりないのだ。
本当に雑用係が必要なら、今は派遣社員や契約社員を入れた方がずっと人件費は安い。企業としては当然の選択だろう。
だが、これは会社の中で独身の同世代の男女が出会って長い時間を同じ空間の中で過ごすという機会が消失した事にもなる。
結果、昔ならほっといても職場のあちこちで自然にカップルが出来ていたのが、現在は真剣に結婚相手を探そうとしたら、会社の外で出会いを探さなければならない。
運よく妙齢の独身の異性が集まっているような職場なら別だが、今ではそういうケースは珍しいだろう。
だからサラリーマンが結婚相手を探すのに「婚活」などという特別な行動が必要になり、また出会いを提供するサービスが一大ビジネスとして成立し得るのである。
ところが親の世代は、会社ぐるみの集団お見合い的なシステムの時代の感覚で物を考えるから、子供がそこそこの規模の会社勤めだと、なぜ異性に出会う機会がないのか、高い金を払ってまで「婚活」などというものに必死になるのか、理解出来ない。
こういう意識のギャップが日本中の親子の間でまん延している。
晩婚、非婚が増えているのは「いわゆるOLさん」達の消滅の、その結果なのかもしれない。
男性の仕事、女性の仕事て誰がわけたの?
いや、学校だって、募集人員男性〇人、女性〇人
ここからして、おかしいと思うですが。
同じ条件で組織に入れば、その中で付き合いも出てくるんじゃないのかな。
女性枠(OLなるもの)をつくってる時点でおかしいと思う。
やはり、どこまで行っても男性上位の世界だとつくづく思います。
私は気楽なOLさんではないので、今でも憧れてます。
うちの会社も社内結婚多いな~
出会いの場なんてそうそうないもんね(-.-)
でも、私は社内恋愛はしない主義。
どのみち仕事やめることになるのは女だからね。。。
とんと そんな意識が無く ずっと専門職に徹してきたので、
生活の80%は仕事 15%が家族や親戚 残り5%が自分の時間、
で、独身主義です。 少子化を聞くと耳が痛いですが…
親同士で決めてどうする!っとも思いましたが
もっと進んだ積極的な親御さんなんですね?
草食系男子が増えた要因は?
OLが居なくなったことと関係あるのか?
そこんとこ、追求宜しくです^^
特に、バブル弾けてからはね・・・
大学卒業する時は、「4大女子事務員は要りません」とあからさまに言われましたから・・・
その頃から、じゃない?OLが居なくなったのは。
あたしも昔OLしてましたが、社内恋愛って公に出来ないし、(公にするときは結婚?みたいなw)別れると気まずいし・・・ってことで敬遠してましたw
なので合コンにたくさん出かけて消防士をゲットしました❤
だけどそーゆーシステムだったならもっと社内の男性に目を向けておけばよかったなぁw
別れたら転職って手もあるよね♪
いわゆるOLさんはキャリアに縛られることがないから、スムーズに結婚に気持ちが向きそうですしね~。
総合職のキャリアウーマンだと仕事に夢中になってるうちに婚期を逃しそう;
私も「婚活」世代なのですけど、学生結婚しているので現代の結婚事情がわからなくて、
よくファッション雑誌などで「婚活」の文字を目にするたびに違和感を感じていたのですが^^;
そういうワケだったのですね~。
確かに昔は制服きてランチ~~姿もめちゃ多かったな~~~
今は派遣ばっかやからね~~~
以前は終身雇用制度だったから、男性社員も夜遅くまで、一生懸命、働く甲斐がありました。
今みたいに、40代でリストラされては、がんばる気力も減るのが当たり前でしょうね。
なるほど、そういう仕組みでしょうね(^^)
確かに一理ありますな。
さて、私も9連休が終わり明日から仕事だぁ~!
またビシバシ男どもをコキ使うぞ^^
非常に面白い視点の分析ですね。
でも、あながちそれも間違いではない気がするところが
今のこの時代でしょうか。
相手を見つけて結婚するのも大変ならば、
結婚を「維持」するのも大変な時代になっていますよね。
不況=「いわゆるOLさん」達の消滅=晩婚、非婚
ってことなのかなぁ???