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いま読みたい本

すべての仏教経典(いわゆるお経)の現代日本語訳全集である。

聞いても何のことやら分からないことを「まるでお経のような」と言うが、お経というのは本来はお釈迦さまが弟子に語った物語や教えである。

もともとはサンスクリット語という古代インドの言葉で記されたものだが、これを有名な三蔵法師などが中国に持ち帰り、当時の中国語に翻訳した。
で、この中国語に翻訳された物を遣唐使などが日本に持ち帰ったのが日本のお経だ。

ところが、日本では何故か経典を日本語に翻訳しなかった。
当時漢文(中国語の書物)が読めるのは一握りの貴族や高僧だけで、一般人にはまさにチンプンカンプンだった。

鎌倉時代以降、仏教が庶民にも広まっても、何故か経典を当時の日本語に翻訳しようという動きは起こらなかった。
だから今でもお経というのは、古代中国語の文章を日本式の音読みでただ朗読するだけ、というのが普通だ。

仏教経典は何種類もあるが、いずれもキリスト教の聖書みたいな、お釈迦様にまつわる物語や弟子との議論の内容などが書かれている。
何が書いてあるのか、いいかげん日本語訳を作るべきだろう。

一部の宗派ではそういう試みをしているが、お経の内容をよく知っている日本人なんて、お坊さん以外はかなり珍しいだろう。
また密教などは、元のサンスクリット語で呪文のようなものを唱える方向に傾斜している。
これが仏教が形骸化し「葬式仏教」などと揶揄される一因ではないかと思う。

もちろん膨大な作業になるし、当時の生活様式や思想などの注釈を付け加える事も必要だし、なにより違う宗派同士で共同、協力してやらないと全集を作るのは不可能だろう。

が、日本の仏教界には是非一度真剣にこれを検討して欲しい。
さもないと日本は「仏教の国です」と言えなくなってしまう日が遠からず来るかもしれない。

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2009/11/06 22:17
こんなのはどうですか。
http://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/post-167.php
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2009/11/03 19:19
書き間違い。八行目、好ましい--->好ましくない

訂正でございます
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2009/11/03 19:17
こんにちは。
私自身は、無宗教、無神論者です。
口語訳の本は存在します。岩波文庫のような、文庫本でもあります。もっとも、全部の経典が訳されているかはわかりません。また、一般の書店に在庫がないから、目にふれない、ということもあるでしょうけど。
それぞれの経典の名前を打ち込んで
「法華経の口語訳」などと打ち込めば、検索できます。
現代は科学が進歩して、宗教の持つ倫理観まで失われて、都会では目の前の利益ばかり追い求める人々であふれています。
宗教の衰退が、価値観の崩壊をもたらして、富を得た者が、勝ち組などと呼ばれる、あんまり好ましい状況ではあります。
こんなときに、温故知新として、経典の持つ倫理観を改めて確認してみるのもいいことだと思います。
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2009/10/31 21:32
なるほど。あれって呪文じゃないんですね
お経って、聖書や論語を朗読しているだけ、なんでしょうか
たしかに、ちょっと興味ありますね
いつか高校生が漢文の授業で経典を読むようになったら面白そうです
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2009/10/31 12:48
以前、新興宗教が問題になった時に近所のお坊さんが「これからはみなさんにもわかりやすく教えを説く努力をするよういわれている」みたいな話をしていましたので、全く努力してないということもないのでしょうが。

日本の仏教は独特ですが、葬式仏教になってしまった根本的な原因は江戸時代の檀家制度でしょう。
お寺が地域の戸籍管理を任されるような状態になって、教えを説かなくても固定収入が見込めるようになってしまいましたから。
密教は顕教とは違って経文の意味だけを重視する考えを採ってませんから、経典の日本語訳に拘ることはないでしょう。(弘法大師と伝教大師の逸話にもありますしね。)

日本で日本語訳が作られなかったのは経典を「呪文」としてとらえる風潮もあったからでは。
よく「幽霊が出て念仏やお題目を唱えたら消えた」みたいな怪談がありますが、あれは念仏やお題目に呪的効果がないと成立しない話ですから。

それはともかく、経典の日本語訳は興味深い試みではあります。
シャカ入滅後、多くの弟子やその後継者達がどのような経緯でどんな教えを聞いたと書き残してきたのか、というのは仏教を知る上で大切なことですから。
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2009/10/30 21:48
三蔵法師の話は夏目雅子さん、宮沢りえさん、深津えりさん
美人ばかりがなさっていて良く拝見しました。
その後の話はあまり深く考えたことがなかったです。
ありのまま受け入れていました。



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2009/10/30 11:06
お経について考えたこともありませんでした。
日本語訳が出たら、読んでみたいかも。
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2009/10/30 08:42
そう言えば、お経の日本語訳って聞いたことないですね~
日本で広まった仏教は、宗派は色々とありますが、日本オリジナルらしく、
中国や他の仏教国の人から見ると日本のお坊さんは異端に見えるらしいので、
日本語に訳さないのはその辺の都合もあるのかなぁなんてw 有り難味が薄れると言うかw
でも、外国から伝わってきた宗教を、自分たちのアニミズムでもって新しくしてしまうなんて
いかにも日本らしいとも思うのです。クリスマスとかハロウィンとかw

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2009/10/30 02:45
なるほど・・・ それは私も 是非読んでみたいです^^

ちょうど聖☆おにいさん というギャグマンガを読んでたのですが 元ネタがわからないと 

パロディの面白さが半減するので 少し勉強したいと思っていたのでした^^
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2009/10/29 23:46
ふっふっふwww
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2009/10/29 22:46
私もとても興味があります(!w!

でも日本って八百万の神の国だと思うのですが?
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2009/10/29 22:46
なるほど〜〜

私的には、日本は八百万の神さんだと思っております。。

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2009/10/29 22:21
それと同時に、グレゴリアンチャントみたいにお声明も広がるといいなあ・・。何人ものお坊さんが低い声を合わせると、夢幻の音楽境地だと思うのですが・・・・(笑、コアすぎますか?)
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2009/10/29 19:50
なるほど。
お寺側でもお布施を頂くだけではなく、わかりやすくお経を説くことに
もっと力を入れて欲しいです。
そうすれば、もっと有難さもわかるし、税金なくていいなぁ。。。なんて
あまり思われなくなるかもしれませんね。
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2009/10/29 19:12
そうですね・・・すでに、お釈迦様の誕生日を祝う「花祭り」の日知っている人が居るかどうか?
かなり、疑問です。
キリストの誕生を祝うクリスマスを知らない人は居ないと思いますが・・・




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