Nicotto Town



1台目の折りたたみ自転車

嬉しいことというのは、結構沢山ありますが、「笑う」というのは、あまりありませんね。

思い起こせば「笑うしかない」というということで、1台目の折りたたみ自転車のことを書いて見ます(笑)

そのときは、既にロードバイクも持っていて、しかも、通勤はマウンティンバイクで通勤していました。
だから、もっと自転車が欲しいなんて、これっぽっちも無かったんですよ。

ところが、自転車屋さんで出合った自転車

西ドイツ製のBD-1という折りたたみ自転車なんですが、日本の折りたたみ自転車というと、フレームが横に・・・y軸を中心に折れるのが普通ですが、それはフレームは折れず、リアのホイールとアームのブロックが・・・x軸を中心にぐるりと回ってフレームの横に並び、フロントのホイールが同じようにx軸を中心にぐるりと回ってフレームの横に並び、ハンドルのブロックが、国産の折りたたみ自転車のように折れるのです。

この、特異な折りたたみ方にも特徴があるだけでなく、国産の折りたたみ自転車がスチールであるのに対して、鍛造アルミの非常に美しいティグ溶接になっていて・・・・

ティグ溶接と言っても、ナンノコッチャと思われるでしょうけど、自転車のフレームの材料というのは1mm以下のもの凄く薄いアルミで出来ていまして、これをティグ溶接するというのは、並大抵の技術では出来ない・・・・む~う・・・マニア的な美点なわけです(笑)

しかも、部分部分ではごっついアルミブロックが使われており・・・非常に美しい自転車だったわけです。

しかも、コンポーネンツはシマノのLXで・・・・これも、ナンノコッチャでしょうね(笑)

フロントのギアは歯の数が52枚と超大型で・・・・これもナンノコッチャだと思いますが、要するにスピードが出るんですよ(笑)

この自転車でビンディングをつけて走ると、ビンディングをつけていないロードバイクなんて、すぱーんと抜いていけるほどのスピードとトルクが出せるというわけなんです。

そんなわけで、惚れこんでしまいまして

ロードバイクも持ってるのに・・・マウンティンバイクも持っているのに・・・買っちゃったんですよ(笑)

基本的な使い方としては
通勤なのですが、当時は、毎日のようにプールで泳いでいました。
それで、出勤は自転車で行き、帰りはプールまで自転車で行き・・・
娘くんが同じプールで泳いでいたのですが、妻が車で連れてきて、帰りは自転車を車に乗せて3人で帰るという非常に合理的な方法をとっていました。

でも、私の使い方はアルミ製の折りたたみ自転車には、いくら頑丈にできていると言っても、少し過酷だったのかもしれません。


あるひ、下り道を時速50キロくらいで走っていたんですよ。

その時・・・ハンドルがすっぽ抜けてしまいました。◎×▼!!

ハンドルはスッポ抜けましたが、ブレーキのワイヤーはつながっているので、少しずつブレーキングはできました。

しかも、ビンディングをつけているので、靴とベダルが外れることはありません。

でも、ハンドルがないと、安定させるのが大変で・・・

しかも、下り坂で50キロぐらいから減速していって・・・

迫るブラインドコーナー・・・そこでこけて、対向車があったら、最後です。

なんとか、充分な減速ができて、コーナーをハンドルナシでまわり、・・・下りが緩やかなところに入り・・・止めることが出来ました。

靴はビンディングでペダルとくっついているので、その場でコケましたが、時速50キロで転倒していたら、命はないでしょうけど、速度ゼロでの転倒ですから、大したことはありませんでした。

いくら頑丈とはいえ、時々はこの自転車で山の上にある家まで登ったこともあり、ハンドルのヒンジ部分が磨耗してしまってピンが折れてしまったのでした。

今思い出しても、「笑うしかない」状態でした(笑)


その後もピンを交換して使い続けましたが、会社の帰りに、パチンコ屋の駐車場から一旦停止無視で飛び出してきた車にぶつけられ、一生を終えました。

いやぁ、悲しかったですね。正直・・・

追伸
本日の日の出
この季節は北西の風で東の海上に雲が出来てしまうので、こんなシーンが多くなってしまいます。

http://img.f.hatena.ne.jp/images/fotolife/p/poki2/20120105/20120105065428.jpg

アバター
2012/01/06 09:32
Leoさん、まさしくドタバタ喜劇ですね(笑)
下り坂でハンドルがすっぽ抜け、最後は止まって、ポテリンコとコケルなんて(笑)

それにしても、アルミ製で極限まで軽量化された自転車というのはモロイもんです。
これがママチャリだったら、ナンテコトない事故だったのでしょうけど。

だから、芸術品とも言えるんでしょうね。
アバター
2012/01/05 20:28
今だから「笑える」話ですね~(汗)。
ハンドルすっぽ抜け・・・スラップスティック・コメディーならあるかも、のシチュエーションですが、リアルにやっちゃうと、やっぱりコワイですよ^ ^;
せっかく修理したのに、車に当てられてしまったのは残念でしたね。機能美も兼ね備えた良い自転車だったんだろうな。
アバター
2012/01/05 16:21
ガバ1911さん、やっぱり頑丈で壊れない自転車の方が良いと思いますよ。
これは、これで笑えましたけどね(笑)
アバター
2012/01/05 15:11
というか、笑えないほど怖いんですけど!?
でも自転車は奥深いですね。
お金がたくさんあれば、
そんな素晴らしい自転車がほしいです。



Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.