始めての車は昭和37年モデル
- カテゴリ:車・バイク
- 2012/04/25 09:31:32
思い出話になりますが(笑)
わたしが、大学1年のときに運転免許を取って、始めて自家用車にさせてもらったのがダットサンでした。
昭和37年モデルということで、実家が商売に使っていたものでしたが、使わせていただくことになりました。
既に10年以上も、使っていただけのことはあって、なかなかにボロボロの車でした(笑)
ダットサンというのは、日産の車でして、当時の日産車のイメージというのは、エンジンは頑丈というものでした(笑)
確かに、頑丈で、エンジン内に、どうしたことか、水が入ってしまったことがあったのですが、カムカバーの蓋を開けて中を見ると、オイルが水と混ざってしまってクリーム状になっても、使えました(笑)
カムカバーの蓋をあけたと聞いて、なんだそりゃと思われた方も多いと思うのですが、当時の車のエンジンルームというのは、そりゃ単純で隙間だらけでした。
今の車のエンジンルームはギチギッチですが、当時の車はボンネットをあけると、上から地面が見えたんですよ(笑)
今みたいにコンピューター化されてはなく、コイルとコンデンサーで高電圧を発生させ、デストリビューターで電流をピストンごとに分けてプラグに電気を伝えるんですよ。
燃料も燃料噴射装置なんてありませんから、キャブレターでベンチュリー効果で燃料を気化させてエンジンに送り込むという、高校卒業程度の物理の知識があれば、充分理解できるような仕組みでした。
簡単な構造は知的好奇心を刺激もしてくれましたが(笑)緊急時の修理さえもできるほどだったんです。
あるとき、運転していると、内部でシフト装置が外れてしまってギアチェンジできなくなったことがありました。
当時のトランスミッションというのは、シフトレバーと機械的につながっていて、人力でギアチェンジしていたんですよ(笑)
その途中でネジが外れてしまって、シフトレバーとトランスミッションの接続が切れてしまったんです。
車を左端に寄せて、エンジンを止め、ボンネットを開いてみると、外れている箇所がわかったので、針金でつないで、応急処置ですが、走り出すことができました(笑)
古いだけあって、その他イロイロなトラブルもありました。
ブレーキをかけたら、フロントのワイパーが飛んでいってしまったり。
ブレーキを駆動するブレーキオイルのパイプにキズが入ったのか、ブレーキオイルがどんどん減っていきましたし(笑)
これは、毎日ブレーキオイルを追加しながら走れば大丈夫でしたよ(爆)
そんなわけで、ずいぶん楽しませてもらった車でした。
今だったら?
速攻廃車でしょうね(笑)
車関係者だったら、みんなシミジミしてしまうかもしれませんね。
接続部分が緩んでしまっていたので
かるくブレーキをかけただけで、外れてしまったんです。
間抜けなことに、その直後、外れたワイパーを自分で踏んづけて
完全に壊してしまいました(涙)
昔の車だったからこそ、楽しめたといえるでしょう。
確かに地面が見えてました。(笑)
ダットサンは名前しかわからないで、ネットで調べてみますね。
良い思いでですね。
想像したらドリフのコントみたいで笑ってしまいましたww
今だったら廃車どころか、マニアに大人気ですごい高値がつくかも?
>楽しませてもらった車・・・
今振り返ると、思い出いっぱいの車ですか?
昔は、機械音痴の人は乗ってはいけない車事情だったようですね^^;