なんだか最近、足が太くなったような気がする。
お夜食を毎日食べているし、もしかして太ったかな?と慌てて体重計に乗ってみたけど、増えてはいなかった。
だけど、確実に足が太くなってる。このふくらはぎの辺りが。
ううう。気になるよ。今日の夕方、お店に居たカスミさんにそんな話をしたら、ストレッチをするといい...
「マイホーム」カテで、部屋の小話を書いてます。
「自作小説」カテゴリでニコットタウンで暮らしているアオイさんの日記や小話などを載せています。
・全てフィクションですので、ニコットタウンで起こった出来事・住民とは一切関係のないお話になります。
「その他」で自己紹介を少し。
なんだか最近、足が太くなったような気がする。
お夜食を毎日食べているし、もしかして太ったかな?と慌てて体重計に乗ってみたけど、増えてはいなかった。
だけど、確実に足が太くなってる。このふくらはぎの辺りが。
ううう。気になるよ。今日の夕方、お店に居たカスミさんにそんな話をしたら、ストレッチをするといい...
気がつくと街ではアジサイが咲き始めていた。
あわただしく過ごしているうちに、見逃している事がたくさんあったんだなぁ。って紫や青のお花を眺めて思った。
もうすぐ梅雨がやってくるんだね。
雨はずっと続くと洗濯物が乾かなかったりして困るけれど、でもそんなに嫌いじゃない。
しとしとと雨が降っている時に、ぼん...
お店で泣いてしまった。
いけない。と思った。駄目だなって。
だって、お客様が居たんだよ。それなのに泣いちゃうなんてやっぱり駄目。
疲れた顔をして、心配をかけてしまって、怒られて。
だけど、泣くのはやっぱり駄目だけど。
だけど、泣いたからかな。早めにお店を閉めて休みなさいって言ってもらったからかな。宝...
「あ」
「、、、あ」
ぽろぽろっ、と左右の瞳から一粒ずつ零れ落ちた雫。目の前でアオイに泣きだされてしまった男の子は驚いたように目を再び見開いて、そしてわたわたとポケットを慌ててまさぐりはじめた。
「ええと、ええと、」
そう言いながら焦るようにポケットを探り、男の子は何かを取り出した。
「これ、あげる...
お客が帰ってしまい、片付けを済ませて明日のための準備も終えて。誰もいないがらんとした店内の中で、アオイはたったひとりきりだった。
すとん、と傍にあった椅子に腰を落として、ぼんやりとお店の中を見回して。
そしてまた涙がこぼれてきた。
疲れているのか悲しいのか辛いのか悔しいのか、分からなくなって...
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