広場のキュウリがあっという間ににょきにょき伸びて、天と繋がった。
びっくり!
お空の上に登れるなんて、この街はやっぱりどこか不思議だなぁ。
空の雲の上に、街があるんだって。そこにこの伸びた蔓の先は繋がっているのですって。
街の中でひそひそ囁かれるおしゃべりに、耳を傾けて。
そうなんだ!って。
空の...
「マイホーム」カテで、部屋の小話を書いてます。
「自作小説」カテゴリでニコットタウンで暮らしているアオイさんの日記や小話などを載せています。
・全てフィクションですので、ニコットタウンで起こった出来事・住民とは一切関係のないお話になります。
「その他」で自己紹介を少し。
広場のキュウリがあっという間ににょきにょき伸びて、天と繋がった。
びっくり!
お空の上に登れるなんて、この街はやっぱりどこか不思議だなぁ。
空の雲の上に、街があるんだって。そこにこの伸びた蔓の先は繋がっているのですって。
街の中でひそひそ囁かれるおしゃべりに、耳を傾けて。
そうなんだ!って。
空の...
この間の心配をかけてしまったお詫びに、とヘイゼルさんにプリンをごちそうした。
いっしょにヤマブキさんやカスミさん、それにお二人のお友達のナンテンさんにも、それぞれ好きなものをごちそうする事にした。
ヤマブキさんはやっぱり甘いもの。そしてどちらかというと洋菓子の方が好きみたい。
そんなわけでパフェ。...
土日は、サハラさんがアルバイトとしてお手伝いしてくれることになった。
ヤマブキさんが昨日、サハラさんと一緒に来て、忙しい時に手伝いに入ってもらうのはどうかな。って提案してくれたのだ。まだまだ軌道に乗ったばかりのお店で、アルバイトを雇うだなんて分不相応かしら。と思ったりもするのだけど。
でも、忙しい時...
そんな風に明日の予定を立て始めた二人に、ずるい、とヤマブキがぶうとむくれた。
「二人してずるい。」
拗ねるようにそう言うヤマブキの、予想通りの態度にカスミはくすりと笑った。
「ずるいって思うのだったら、一緒に来ればいいじゃない。」
「そうよヤマブキちゃん。それで、さっさとアオイちゃんに謝ればいいのよ...
街中にあるオープンテラスのカフェによく知っている顔を見かけ、カスミは思わず足を止めた。路のぎりぎりまで張り出されたテラス席に、二人の女性が座っている。ひとりは小柄で可愛らしい雰囲気の女性で、もう一人はすらりと背の高い活発な印象の女性。どちらもカスミの長い付き合いの友人である、ナンテンとヤマブキだ。...
|