Nicotto Town


アオイさんの日記


「マイホーム」カテで、部屋の小話を書いてます。
「自作小説」カテゴリでニコットタウンで暮らしているアオイさんの日記や小話などを載せています。
・全てフィクションですので、ニコットタウンで起こった出来事・住民とは一切関係のないお話になります。
 
「その他」で自己紹介を少し。

side 観測者・3

 そのまま、カウンターの中に入ってサハラがグラスを洗っていると、ことんと、もうひとつ空いているグラスをカウンターの上に置かれた。おや。と顔をあげるとそこにはカスミの姿があった。
「こういうテの事は一過性なものだから。しばらくしたら落ち着くわよ」
どこか慰めるように、カスミは言った。
 カスミも、それ...

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side 観測者・2

「サハラよ、若いお姉ちゃんに今日手紙を渡されていなかったか?」
「そうそう、サハラ君が席に近づくと顔を真っ赤にする子もいたな。可愛らしいものだ」
「よりどりみどりだなぁ」
うけけけけ。と心の底から面白がっている笑い声を上げながら、懇意にしている親父たちがからかってくる。
 こういう事をサハラが苦手に...

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side 観測者・1

「あ、天空の街に灯がついたよ」
開け放った窓から、夕闇が迫り始めた空を見上げてヤマブキが小さな子供のような声を上げた。
 その言葉に、客に飲み物を配っていたアオイが釣られるように窓の外に視線を向けた。
「本当ですね。なんだか大きなお星さまみたい」
ヤマブキ同様に無邪気な声を上げるアオイに、そうですね...

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もてもて

土日は、サハラさんにお店を手伝ってもらっているのだけど。
サハラさんがなんだか最近モテモテ。
元々お店のお客様は女の子が多かったのだけど。サハラさんが働くようになって、更に増えたような気がする。

この間なんか「サハラさんに渡してください」って手紙の言付けを頼まれかけてしまって。
でも、せっかくの恋...

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花嫁さんの季節

思いきって蔓を登って、天空の街に行ってみた。
蔓に派あちこちにつかまるところも足を引っ掛けるところも沢山あるから登りやすかったし。雲の上は想像以上にしっかりとしていて、ふかふかとなんだか楽しかった。
落っこちるんじゃないか。なんて心配、要らなかったみたい。
空の上なのにキュウリが栽培されていたりもし...

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