Nicotto Town


ふぉーすがともにあらんことを、あなたにも。


いちはぜん、ぜんはいち。

ゆうやみ Ⅲ

彼女のその宝石のような青さは、
そのまま砕け散ってしまいそうだった。

僕はその砕け散りそうな青さの
宝石のかけらを

拾いあつめるように彼女の頬をなでた。


16:36

その碧い宝石は言った。

「あのさ、話あるならいってくんないと……」

僕は不意にその彼女の手首...

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ゆうやみ Ⅱ

16:22

僕は紺碧の瞳をながめ込んでいた。

吸い込まれそうな、碧色の目
いたい気のない、青色の目

実際彼女は若干茶色がかった目をしている
ように見えた。

だが、そんなことはどうでもいい
夕闇の空に赤く照らされた琥珀色に映し出された
彼女のその瞳は、紺碧色に見えた。

抱きしめて締めつけた彼...

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ゆうやみ

彼女は窓を眺めていた

この広い世界の片隅

白い窓枠に縁取られた窓をみつめ
はたから見つめ

ふと、ぼやく

「ねぇ、はなしってなに?」

 

彼女は絵に描いたようなロングヘアーで
弓のような長い腰をくんにゃりと曲げ、

前髪を気にしつつこちらをのぞき込む。


「いや、別に」

僕はそう答えた...

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AVIRE

風切り羽根を風切る風

その風車を眺めて

今日も僕は眠りにつく

see you soon.


自由

なんでもない世の中なのに、

なんかパッとしない

吹っ切れたい

でも うまくいかない


そんなとき



自由ってなんだっけ?

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