ハイゼンベルグじいさんの思いつきⅠ
- カテゴリ: 自作小説
- 2013/06/22 15:54:45
ジョディー=ジョシュア・ハイゼンベルグは82歳だった。
夕暮れのキャプションを
手のフレームに収めると、
満足そうに笑い
ワインのグラスに口をつけた。
「おい、レベッカ。
ワインが入ってないじゃないか」
「それくらい自分で入れてよね」
レベッカはそういいながら渋々
ワインを注いだ。
「お...
いちはぜん、ぜんはいち。
ジョディー=ジョシュア・ハイゼンベルグは82歳だった。
夕暮れのキャプションを
手のフレームに収めると、
満足そうに笑い
ワインのグラスに口をつけた。
「おい、レベッカ。
ワインが入ってないじゃないか」
「それくらい自分で入れてよね」
レベッカはそういいながら渋々
ワインを注いだ。
「お...
南国の写真を見ながら、
書を書きしたためる。
くだらない小説だが、
読んでみて欲しい―。
―南国には、鳥がいる。
だが、その鳥は籠に飼われていない。
はたして、その鳥は自由なのだろうか。
南国という囲いに、飽き飽きはしてないだろうか。
極地には、渡り鳥が多いという。
ペンギンが...
カオスというものは、
ダークサイドを気取るのが上手い
そう思わないか―。
哲学ではダークサイドは追求できないかもしれない
というのも哲学の範疇なのである。
だが古の人にはダークサイドは毛嫌いされたものだろう。
歴史を掘り起こしてもダークサイドは見えそうにない。
おそらく現在時制なのであろう...
ダークサイドはすべての技へと
つながっている―――
パルパティーン―スターウォーズEP3
私は筆を置いた。
薄暗い部屋に、ほんのり光が差し込む
コップの端は欠け、窓には虫のぶつかる音が
する。
―こんな感じか……。
―ダークサイドはすべての技...
奇跡など起こり得ない―――。
実際は何百何千のパターンを
試した上、
その中の有用な数2,3個が
ヒットするのだ。
外から見ては分からない。
だが、個人の中では
常に数の試行というサイコロが実行されている。
人間を機械的に見る気はない。
だが数の試行は常に無意識に行われる。
もちろん...