マルケス・デミストリス
- カテゴリ: 自作小説
- 2013/05/19 12:14:11
このクォーターデックからは、
下の海を通りすぎるカモメ
イルカ クジラ
魚など 様々な生き物が見渡せる
時折、ペリカンが食べ物をねだりに来ることもある。
この艦橋の光景は、いつもそんな感じだった。
ヨハン・クラーク 45歳。
この装甲艦「クレック・フリゲート」の艦長だった。
英...
いちはぜん、ぜんはいち。
このクォーターデックからは、
下の海を通りすぎるカモメ
イルカ クジラ
魚など 様々な生き物が見渡せる
時折、ペリカンが食べ物をねだりに来ることもある。
この艦橋の光景は、いつもそんな感じだった。
ヨハン・クラーク 45歳。
この装甲艦「クレック・フリゲート」の艦長だった。
英...
俺は外を眺めていた。
この小さな格子のついた窓から。
ドアが鳴る。
「おーぃ、あけてー」
しゃぁないな……。
重い足取りでドアに向かった。
この家は洋作り2階建てロフト付きの
おばあちゃんから譲ってもらった家だった。
“彼女”はおば...
提督“もどき”が原住民との会合を始めていた……。
隣で水夫のウィリアムが、
「うまくいくかな……」
とぼやいている……。
少し離れたところでは、
水夫のアッチソンが
釣り糸を垂れな...
目の前を足を引きずりながら
もう片方の足をかばいながら歩く少年が
行きすがる……。
傷ついた片足を、まるである足のように……。
ここシエラレオネでは普通の光景だった……。
明日なんか、見えやしない&hel...
向こう側に、“サンタ・モニカ”と書かれた
デカい船名の刻印が見える。
向こうが作る波で、こっちの船は揺れていた。
向こうはフリゲート、こっちもフリゲート。
クォーターデック直下の波しぶきのあたるこの
ハイロー・パッセージでは、
今日も船乗りのたまり場があった。
反...