ノルマンディーの湖で
- カテゴリ: 自作小説
- 2013/04/16 20:01:49
私は夜遅くまで図書室に篭っていた
7:00―――
先輩が、図書室の扉を開けて入ってくる
「おぅ」
何気なく挨拶しながら、先輩が気楽に入ってくる
「わぁ……」
と、若干驚きながらも
何気ないふりをして、本を読み続ける。
―――本は、
「ノルマンディーの湖...
いちはぜん、ぜんはいち。
私は夜遅くまで図書室に篭っていた
7:00―――
先輩が、図書室の扉を開けて入ってくる
「おぅ」
何気なく挨拶しながら、先輩が気楽に入ってくる
「わぁ……」
と、若干驚きながらも
何気ないふりをして、本を読み続ける。
―――本は、
「ノルマンディーの湖...
ひびの入った壁に ほこりはまみれていた
間からつたの出た 石の壁が
胡散臭さを臭わす
コントラッド家の石の壁は
今日も ほこり臭く建っていた
机の上に置かれたフラスコから
妙な臭いが立ち昇る
こぼれた薬液からは 机と反応する臭いがした
「お兄様」
エリザベスは、18の飼い娘...
ガラス瓶のなかに揺れる 三日月が
猫の眠気を誘い
底に残った薬品が 妖気を匂わす
割れたフラスコの隙間から 薬品がこぼれ流れる
この研究室は 先代から継いだものだった
飼い猫も 先代から継いだものだった
3歳のころから飼われている
もう3代目だが
マンドラゴラの端くれが フ...
小説・詩文のお題募集します。
お題はなんでもOK
お待ちしておりますb
~アラビアの砂漠~
春 5月の日差しに
今日もキャラバンは汗をかく
この帝政のすそ野に
民はこき使われていた
-*カスピ海の風景*-
春 6月の太陽
吹きすさぶ砂嵐に 民は喉を求める
-**ペルシャの宴**-
夜の宮殿の音に ネズミと猫は踊り
鳴る食器が 宴の匂いを醸し出す
...