神応募キター!(その2・お嬢様とロッ○リア♪編)
- カテゴリ: 自作小説
- 2013/10/13 14:56:59
「さあさあ、お嬢様出かけましょう!私がご案内いたしますから!+」
「え・・・あの・・・。私、お嬢様じゃないです・・・。お嬢様はむしろ、私の持ち主のピアノ(今年5月のイベント参照w)ちゃん・・・。;」
「~~いいのいいの!私にとっては、ブタちゃんキャラのお嬢様より、可愛いドールの貴女がお嬢様なんだ...
お気に入りコーデ発表の場と化しておる。
「さあさあ、お嬢様出かけましょう!私がご案内いたしますから!+」
「え・・・あの・・・。私、お嬢様じゃないです・・・。お嬢様はむしろ、私の持ち主のピアノ(今年5月のイベント参照w)ちゃん・・・。;」
「~~いいのいいの!私にとっては、ブタちゃんキャラのお嬢様より、可愛いドールの貴女がお嬢様なんだ...
「・・・久しぶりね、アルタイル。無事に、星の魔法少女が見つかったそうで・・・私も安心したわ」
ポーラとの通信を切った後、ふいに、自分の後ろから女性の声がした。
優しく、美しく、懐かしい響き。
こんな風に自分の名を呼んでくれるものは――この世界には、もうたった一人しかいない。
「お、お...
それから私は、黒猫姿になったポーラと一緒に、「星狩り」――「星の魔法少女」として、人知れず落ちた星を拾い集めている。
星が、誰にも知られず落ちて来ているように。
私も、星の魔法少女になったなんてことは、誰にも知られていない。
学校ではもちろんのこと、一緒に住む家族にだって秘密だ。
ポ...
ポーラに「神官様」と呼ばれたその人物は、私よりだいぶ幼い子どものようだった。
しかし声にはまだ高さが残り、男か女か、見た目だけでは正直、推し量りづらい雰囲気がある。
「選ばれし星の少女よ。そなたの豊富な星の知識を見込んで、そなたを『星狩』――『星の魔法少女』として、我直々に任命したい」
...
「・・・こんばんは、お嬢さん。お会いできて光栄です」
屈み込んだまま、あっけに取られた表情で、声がする方へと顔を上向ける。
するとそこには、柔和な笑みを浮かべて佇む、一人の女性の姿があった。
黒い髪、黒い双眸、黒いドレス。
色だけ見ればこの夜闇に溶け込んでしまいそうだが、肌は雪のよう...