幼いころからよく知っているワタリさんがお店にやってきてくれた!
突然やってきたので吃驚したけれど、久しぶりに会うから嬉しくもあったよ。
もう、4年ぶりかぁ。
ワタリさんは旅人、というか配達人のような事をしてあちこちを飛び回っているから、本当に久しぶりに会う。
今回も、お仕事の配達のついでに私とソラの...
「マイホーム」カテで、部屋の小話を書いてます。
「自作小説」カテゴリでニコットタウンで暮らしているアオイさんの日記や小話などを載せています。
・全てフィクションですので、ニコットタウンで起こった出来事・住民とは一切関係のないお話になります。
「その他」で自己紹介を少し。
幼いころからよく知っているワタリさんがお店にやってきてくれた!
突然やってきたので吃驚したけれど、久しぶりに会うから嬉しくもあったよ。
もう、4年ぶりかぁ。
ワタリさんは旅人、というか配達人のような事をしてあちこちを飛び回っているから、本当に久しぶりに会う。
今回も、お仕事の配達のついでに私とソラの...
「イサナちゃんが言うのも一理あるけど、ヘイゼル少年の行動にも一理あるよ」
面白がるようにシドが口をはさんだ。
「そう?」
「そうだよ。イサナちゃん。もしもワタリさんが女の人だったら、イサナちゃん、アオイちゃんを取られたような気持ちにならないかい?」
「…なる、かもしれない、けど」
でも...
カラン、と扉が開く音が響いた。 新しい客だ、と何の気なしにヘイゼルが入口の方へ視線を向けると、はたしてその客は先ほど街中で見かけた褐色の肌の男だった。
がらがらと大きな鞄を引きながら男は店内をぐるりと見回して、そしてにっと笑った。
「アオイ」
快活な声でそう言った。アオイ。アオイちゃんでもなくア...
その人はこの季節に似つかわしくない、褐色の肌をしていた。
大きな鞄をごろごろと転がして、颯爽と街中を歩く姿はなんだか印象的だった。男性だろうか。海で暮らすイサナに負けない程の日焼けした肌が男の中性的な顔立ちを精悍なものにしている。
どこかを訪れようとしているのだろう、ポケットからメモを取り出し...
ひと雨ごとに季節は巡るっていうけれど、本当にそうだと思う。昨夜降った雨の後、北風が冷たく吹き始めた。窓ガラスを拭く手がかじかんで冷たいを通り越して、痛いなあ。でも雪が降らないとサンタさんのそりが動かなくなっちゃうから、寒い方がいいのかなあ。
本格的に冬がやって来て、そしてクリスマスがやってくる。...
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