ひと雨ごとに季節は巡るっていうけれど、本当にそうだと思う。昨夜降った雨の後、北風が冷たく吹き始めた。窓ガラスを拭く手がかじかんで冷たいを通り越して、痛いなあ。でも雪が降らないとサンタさんのそりが動かなくなっちゃうから、寒い方がいいのかなあ。
　本格的に冬がやって来て、そしてクリスマスがやってくる。街の様子もクリスマスの飾りつけになっていてわくわくした気持ちになるよ。

　クリスマスの楽しさは、わくわく、って言葉が一番似合うような気がする。
　春先のウキウキとは違う、夏祭りのドキドキも違う。この時期の楽しい気持ちって、わくわく、なんだよね。
　赤と緑のクリスマスカラーが街中を飾りだして、電飾がちかちかと瞬き始めて、そして聞こえる讃美歌の音色。
　も、ホントわくわくだよね。

　

　そうそう、クリスマスの夜って家族で過ごすものだからお店を閉めようと考えていたの。
けど、どうやらこの街では違うみたい。
　皆で過ごす、っていうのは同じなんだけど。どうもパーティーというか皆でわいわいと過ごすみたい。
　今朝、ヤマブキさんがそう言っていたの。だからお店は一晩中開けておいてね。って。

　そういえば、クリスマスに家族以外の人達と過ごすのは初めてかもしれないなあ。