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陽猫のいろいろ


「日本病」-新聞ネット記事より

「日本病」という言葉の使われ方。

下記記事で使われる「日本病」は、経済用語としてのもので、記事の中では
ーまさに“日本病”ともいうべき停滞と高止まりを続ける失業率に苦しんでいるー
としている。ということは、実経済と虚経済のアンバランス状態を指し、以前に書いたブログ記事にてコメントを頂いた方たちとのやり取りさせていただいた中で、明らかになった、今の日本経済の状態、そのものを指している言葉のよう。

でも、「日本病」という言葉でネット検索をかけると別の定義があった。
長いので興味のある人は下記の引用文を読んで頂くことにして、数年ちょっと前からちょこちょこ使われている「日本病」は、どうもこちらのようで、まとめている方によれば、
ー極端な「他人事意識」を伴った鬱病的な傾向ーの事だそうだ。

どちらにしても、ネガティブな意味合いだ。

前者の「日本病」に対しては、
欧米諸国が1年で回復したのは、日本がバブル経済崩壊後に経験した失われた10年によって培われた処方によって、であって、決して彼ら欧米諸国の功績によっての結果じゃないのに、随分な言われようだなぁと思う。

後者の「日本病」に対しては、
「極端な「他人事意識」を伴った鬱病的な傾向」って、これまた他人事な表現で嫌になるんだけど、不安材料を突き付けられて自らを守るためにそのような傾向に陥っている人が多いってだけの話なのに、一部を特化して全体の事のようにネガティブ表現するなんて、それこそ
「日本病」なんじゃないか、と思ってしまった。

----------------------引用開始
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/diamond-20110106-01/1.htm
【特別寄稿】ノーベル賞経済学者 スティグリッツ教授「“日本病”に苦しむ欧米経済 緊縮財政で2番底の懸念あり」
 (ダイヤモンドオンライン 2011年1月5日配信掲載) 2011年1月6日(木)配信
2011年の世界経済はどんな方向に向かうのか。好調なアジアとは対照的に、欧米は財政再建の圧力に押され“日本病”に陥った。ノーベル経済学賞受賞の気鋭の学者がその行方を予測した。
 2010年のグローバル経済は年明け当初よりも二極化が進んだ。一方には、順調に経済成長を続けるインド、中国、東南アジア諸国といった新興市場諸国がある。他方では、欧州諸国と米国が、まさに“日本病”ともいうべき停滞と高止まりを続ける失業率に苦しんでいる。先進諸国における問題は、「雇用なき回復」ではない。「生気に乏しい回復」、あるいはもっと悪いことに、二番底のリセッションの可能性なのである。
 後略
----------------------引用終了
----------------------引用開始
第一に、日本病の感染者は、自分が日本病の病に罹っていても、容易にそれと気づかないという傾向が強いこと。(感染意識の欠如)

第二に、日本病の感染者は、全てにおいて受動的な心的傾向を伴うこと。(積極的行動の欠如)

第三に、日本病の感染者は、極端に自分が突出を恐れ、出る杭は打たれるという教訓を心に刻んでいること。(顕著な中産階級意識)

第四に、日本病感染者は、封建時代の権化とも言うべき、徳川家康の信奉者が多いこと。(見ざる・言わざる・聞かざるの思想)

第五に、日本病感染者は、恥という日本文化の根底にある心的傾向を務めて無視するか、完全に忘れ去っていること。(恥の文化の喪失)

第六に、日本病感染者は、政治とは世襲的な労働であり、選挙において、自分が誰に投票しようと無意味であると諦念の気持を持っていること。(政治的諦念)

第七に、日本病感染者は、依然としてアジア諸国に対する優越意識を持ちながら、アメリカを始めとする欧米先進国に対しては、卑屈な劣等意識を引きずっていること。(プチ?脱亜入欧意識)

第八に、日本病感染者は、日本の欠点ばかりを探して、長所を見ようとしないネガティブな心的傾向を強く持つこと。(ネガティブな傾向)

第九に、日本病感染者は、自分がリスクを負って先頭に立つことを極力避ける傾向があること。(冒険精神の欠如)

第十に、日本病感染者は、目の前で犯罪が起こっても、それがテレビの中か、テレビゲームの中で起こっていると考えてしまう傾向があること。(テレビ中毒型他人事意識)

第十一に、日本病感染者は、他人事(ひとごと)意識が強く、たとえ親子友人間にあっても、すべてにおいて他人のことで関与を避ける傾向がある。(他人事意識)

第十二に、日本病感染者は、物事の本質をブランド化する傾向が強く、かつブランドを神の如く神格化する傾向と、それに時として過剰依存する傾向がある。(ブランドへの過剰依存意識)
----------------------引用終了

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2011/01/09 17:49
こんにちは、atusiさん。

>DIAさんの改革の話だけど特区っての非常に面白そうだね。
ですよね(^^)
非常に良い案だと私も思います。
小泉改革の時から実施されている案なのですが、今一つ有効活用されていないようなんですよ。
だから、地方自治体って私たちが思うほど、国の制度の事を熟知していないんじゃないか、と疑う
時がよくあります。
もったいないですよね。

atusiさんの法人税の話、おもしろそうですね。
企業誘致するには、立地条件的に魅力に乏しいところなんかは、特区指定するっていう案は
地方政治的に、新しいアピール方法になってよいと思いますよ。

難題は、経済・外交・内政音痴の三重苦を抱えた民主党政権に、どのように認めさせるか。
地方自治体の戦略的手腕が試される場面になると思います。
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2011/01/09 15:44
DIAさんの改革の話だけど特区っての非常に面白そうだね。
例えば法人税だけど東京=横浜や京都=大阪=神戸、名古屋、札幌、福岡=北九州は企業数が多いけど
例えば佐賀なんかはそんなに多く無い。そして九州屈指の大都会福岡まで1時間かからない、経済的にも通勤的にも福岡市南区になっている佐賀市を法人税10%以下にする。
こんなことを福岡の周辺や札幌、広島、仙台でやったら面白そうだなぁー。
ぃぁこんなのは大いなる田舎宮崎か秋田あたりでするべきなのかもしれないが。
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2011/01/09 11:58
こんにちは、*せいる*さん。
>日本人といえば「事なかれ主義」だと真っ先に思ってしまうものですが、
>まさか病名にされているとは(笑)
ですよねー(笑)

>某テレビ番組では「バブル経済→高齢化→景気低迷」=日本病と言ってました。
>いわゆる今後中国・韓国が感染する病気らしいです。
感染、ですか。。。
すごいですねぇ、本当に病気みたいだわ。(^_^;)

でも、中国は、一人っ子政策をずっとしてきたから、日本よりも深刻な高齢化社会に
突入するでしょうから、他人事じゃないのかもしれませんね。
あーでも、中国は移民政策をとるから、そのあたりは安易に考えているのかもしれま
せんけれど。
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2011/01/09 11:49
こんにちは、atusiさん。

>第二、第三、第八、第九は
>ブラックマンデーを経験した人たちの一部が生涯投資とかを避けた生き方をしたのと似たような気がするが・・・

誰しも苦い経験をすれば、躊躇するようになるっていうのは、当然の流れだと私も思います。
経験を生かせなきゃ、生き残っていけませんしね。
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2011/01/09 11:41
こんにちは、DAIさん。
>確かに 日本病 ちょっとカチンとくるね[笑]。
ええ、まったくです(^_^;)
経済的な意味合いとか、人口の偏りとかでは、最初に表面化した所だから仕方ないとはいえ、
後者の使われ方は、第八思考に基づく、まさに≪日本病≫によって命名されたと思うから、よけいに
むかつきますね。

>ただスティグリッツの先生は日本人で、自分も日本の自動車メーカーの研究で成功した人なので、
>よく知っていて言っているところもあるみたいよ。
ちょっとスティグリッツ氏について調べてみたら、クリントン政権時代から、米国経済へ忠告や意見を
言っている人みたいなのですが、、、どうも自身の(研究分野への)興味が優先される人らしく、回りへ
の配慮に欠けた言い回しをよくする人らしいという事がわかりました。
まぁ、そういう人なら、米国経済へ警告を与えるって視点をもって言うのであれば、日本経済の状況を
揶揄的に引き合いに出すのもうなづけます。だから、致し方なしって感じですね。

>日本の再建は5本柱がいいと思う

DAIさんの案を考えてみました。
たぶん、この案は、小泉改革に近いんじゃないか、と思いました。
小泉改革がとん挫したのは、目指した能力主義社会に、日本社会の多くの人がついていけなかったからなんですよね。だから、全体を底上げする必要があると思います。
とりあえず、私が思いつく限りにおいて、DAIさんのこの案を実行するには、、、
○税の改革。
 (極端な話、納税方法の一つに奉仕活動を加えたっていいと思うんですよ。
  そうすれば、社会活動にかかわるようになるから、もっと自分たちの社会に関心を持つようになりますもの)
○医師免許を段階制度にかえる。
 (DAIさんの言われる通り、医療行為を狭めるためには、もっと医者の領分を分けなきゃいけないと思います)
○特区制度の積極的導入。というかアピールですね。
 (必要なのは、モデル地域と、例外地域の二パターン。これは良い案だし、現在でもやっているはずなんですが、なかなか一般には知られていないっていうのが現状なんですよねー)

おそらく、DAIさんの案を進めていくと、格差は今よりも広がると思います。
ですが、それを踏まえて、下層を受け入れる器(社会)が出来れば、なんとか回るようになるとは思います。
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2011/01/09 05:30
日本人といえば「事なかれ主義」だと真っ先に思ってしまうものですが、
まさか病名にされているとは(笑)
某テレビ番組では「バブル経済→高齢化→景気低迷」=日本病と言ってました。
いわゆる今後中国・韓国が感染する病気らしいです。
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2011/01/08 12:35
第二、第三、第八、第九は
ブラックマンデーを経験した人たちの一部が生涯投資とかを避けた生き方をしたのと似たような気がするが・・・
最も一部、というのがどのぐらいの割合なのか調べてないのでわかりませんが。

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2011/01/08 11:29
確かに 日本病 ちょっとカチンとくるね[笑]。
ただスティグリッツの先生は日本人で、自分も日本の自動車メーカーの研究で成功した人なので、
よく知っていて言っているところもあるみたいよ。

前も書いたけど日本の再建は5本柱がいいと思う

1増税 5% →とりあえず 8% 
2インフレ政策  ←負債の軽減になる 目標年5%~7%
3公務員削減と給料カット 公務員給与を段階的に12%カット。公務員数20%カット  
4年金と医療費の社会保障改革
5産業政策 新エネルギー ロボット EV IT化 医療デバイス 再生医療

4 55歳で退職して年金を受け取っていた世代の年金は減らす。
窓口負担を一律35%。セルフメディケーションを発達させる。
医師をドイツやイギリスのように都道府県単位の免許にする。
医療行為の範疇をもっと狭める。
例 コンタクト検査に医師の診察はいらない
  介護施設で痰の吸引や胃に直接食べ物など老人によくある症状の腔内挿入を認める余地を増やす
  正常分娩の場合の助産師の権限強化

診療報酬を引き下げる。再診料をかせいだり診療報酬詐欺の罰を引き上げる
その一方で医師の過失による医療ミスをすべて民事のみで裁くようにする[刑事責任を排除]

5は純持ち出しであるナフサの買入をメーカーのソーラー発電と太陽熱発電にして、
機器の輸出企業になる

家庭内ロボット、ロボットに出来ない作業は遠隔で安い人件費の人に就労機会

医療デバイス産業は20兆円あるが、日本が黒字のデバイスは内視鏡のみ。
最近は一方的なアメリカのお客さんになっている。

何で日本で医療デバイスが伸びないか?
審査にべらぼうな時間と金がかかること。医師がごねると薬もデバイスもリベートを
たくさん渡す構図になっていること。

日本に30万人いる人工透析を受けている人が、通いでなく自宅で寝ている時間に透析を受けられる
ミニ透析装置を20万円くらいで買えるように←これだけで国内600億円市場。海外を足せば×15倍

全国民の自己細胞保存・培養バンクの強化 臍のう 歯根膜 血液 卵子 表皮細胞を培養して保存しておく産業を 年1万2000円くらいで保存できるようにする←これだけで年間のGDPを1.5%上げ 

負債500兆目標
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2011/01/07 20:23
こんにちは、ゆ'~さん。
>第八!・・・ヤフーのニュースにコメントしてる人たちのことですね^^

そうなんですか?
ヤフーではニュースにコメント出来るんですね、知りませんでした。
今度のぞいてみます(^^)
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2011/01/07 20:11
第八!・・・ヤフーのニュースにコメントしてる人たちのことですね^^
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2011/01/07 19:41
こんにちは、苗採るさん。

>確かにそういう人がいます・・・・
ですねぇ。
というか、いるからこそ、こんなネガティブな命名が出来たんだと思います。

バブル期が「躁」状態だったとすれば、その反動での「鬱」状態に陥りやすいのは
当然ですし、見聞きするのはあまり受け入れたくない話が多いですしね。

でも、きちんと物事を整理してとらえることが出来れば、そんな鬱々な発想からは
抜け出せるんですよね。
だから、私は一過性のものだとも思っているんです。

なのに、そういう状況になっている事をはたから見て、
あーだこーだと、分かった顔して「日本病」だの何だのと批判している人こそ、
その指摘している「日本病」に陥っているんだと思うんですよね。
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2011/01/07 17:38
確かにそういう人がいます・・・・





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