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陽猫のいろいろ


「2次補正予算案」騒動

自国の首相に向かって、チンピラねぇ^^;
まぁ、民主党の小沢氏にとってみれば、安倍氏や福田氏を密約反故によって辞任へと追い込んだ実績があったから今回もその手を使ったのでしょうが、過去の経緯を知っている麻生首相には通用しなかったばかりか、密約交渉をマスコミにばらされてしまったので、腹立たしいのかもしれませんね。

本来の民主党の戦略では、第2次補正予算案がいかに駄目なのかとこき下ろした後は、国会提出させるまでもない法案だという印象付けによって現政府の無能ぶりをアピールする方向であったのに、急に、法案を人質にとった脅迫によって、第2次補正予算案の今国会提出を迫った理由はなんだったのか?

まず、期待していたオバマ旋風は日本では起こらなかった。
次に、若手・中堅議員が、総選挙準備によって虫の息。おそらく、麻生内閣の任期が切れるまで待てないほど、切迫しているものと思われる。
そして、第2次補正予算案による短期経済効果への警戒である。

第2次補正予算案を通常国会まで待った場合、内閣のみならず、自民党内部での調整も済み、もっと経済効果が上がる法案になるかもしれないし、誰かの抵抗によってならないかもしれない。
しかし、不安要素ではある。もし、経済効果という結果が出せたのであれば、自民の手柄となり、目前まで迫った政権交代が出来なくなる。
そうなってしまった場合、小沢民主の崩壊なのだ。

それよりも、「第2次補正予算案」を準備不足のまま今国会に提出させるように言い続け、出来ないのであれば麻生首相の不信任という方向の方が良いし、もし提出されても、準備不足だから、法案可決までもっていけるほど内容が出来上がる前に潰すか、いやそれよりも、法案提出時期を早めさせた上に、内容をより意味のあるものへと変えさせたという民主の手柄とする方が良いだろう。

つまり「第2次補正予算案」の国会提出騒動は、一見、麻生内閣の瀬戸際だという状況ながら、小沢民主が崩壊するかしないかの瀬戸際でもあるという党にとっては緊迫した状況なのでしょう。

ですが、民主マニフェストを読みましたが、野党という立場の弱みからか、まだまだ夢物語なんですよね。
何故、自民党の政策が頓挫してしまうのかという部分を、反面教師として学ぶ姿勢がない今状況では、政権交代しても民主党が言っているような夢の未来は訪れないと私は思います。

http://www.asahi.com/politics/update/1123/TKY200811230182.html
------------------引用開始
民主、独自法案提出へ 2次補正提出先送りなら

2008年11月24日3時5分

 民主党の小沢代表は23日のNHK番組で、政府が第2次補正予算案の提出を年明けの通常国会に先送りすれば、民主党独自の経済金融対策法案を今国会に提出する考えを示した。麻生政権が「政局より政策」と言いながら、景気対策の柱となる第2次補正予算案を先送りする矛盾をあぶり出し、政権の弱体ぶりを印象づける狙いがある。

 小沢氏は「(2次補正提出が)来年でもいいということになれば、結局選挙を先送りするための口実でしかなかったということになる。そんな国民を愚弄(ぐろう)した話はない。ならば、私たち自身の経済金融対策の法律を延長国会にだすことを検討する」と述べた。

 民主党は25日に小沢氏、鳩山由紀夫幹事長、輿石東参院議員会長ら幹部が、法案の参院提出を協議する方針だ。

 提出を検討するのは、景気対策では、金融機関に中小企業への融資条件の情報公開を義務づける「地域金融円滑化法案」や、大企業が中小企業に不当な値引きを強いたり、押しつけ販売をしたりすることを禁じる「中小企業いじめ防止法案」など。

 加えて、衆院選マニフェスト(政権公約)などで準備している「恒久的」(小沢氏)な経済対策として、道路特定財源の暫定税率廃止、農林漁業再生、高速道路無料化、子ども手当、非正規雇用対策などの法案化も検討する。

 一方で、小沢氏は「何で福田さんが辞めたのか。能力に限界を感じたからだ。麻生さんだって福田さん以上にひどい。いくら延命を図っても逃げおおせる状況じゃない。総選挙の洗礼を受けなければ思い切った政策はできない」と述べた。

 衆院解散の見通しについては「秋以降、年明けの通常国会の冒頭を含めて半年間の間にあると言ってきた。麻生政権はもう行き詰まる。辞める話になれば、選挙管理内閣という形で(与党が)野党に政権を渡して選挙をやるか」と語り、野党への政権移譲もあり得るとの認識を示した。

 麻生首相が小沢氏を「信用できない」と述べたことについては、「その辺のチンピラの言いがかりみたいな話だ」と改めて批判した。
------------------ここまで

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2008/11/25 08:47
こんにちは、つくよみさん。コメントありがとうございます。
>まぁ、お互い政権とりたいだけでしょ って感じですよね・・・
そうともいえますね。

ですが、その後のことをもっと民主党には考えて欲しいものです。
もし、民主党が本当に政権交代を狙っているのであれば、政府案
をバカにしたり、反発をまず表に出すのではなく、政府案の修正を
謳う方が、内閣の無能ぶりをアピールできると思うんですけれどねぇ。

「この政府案は、実質は民主案だ」という実績の積み重ねによって
政権交代を狙った方が、今の反対の為の反対や、政権狙いの行動
よりも、よっぽど、民意を得られるはずなのですが、、、。

ただの内閣つぶしは、国民の為にはならない。
ということをもっと知るべきだと思いますね。
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2008/11/25 08:34
こんにちは、とっちさん。コメントありがとうございます。
>正直、一番盛り上がっているときに、解散に追い込みきれなかった
>最近の民主党にも『?』と思います。
小沢氏自身も言っていたはずなのですが、小沢民主では政権を取れる
体制が出来ないんだと思いますね。
小沢氏の体調不良ぶりからみても、民主党のマニフェストをみても、どうも
小沢氏は「政権交代」を自身の仕事とはしていますが、「政権運営」を自身
の仕事とはしていないのではないか、と思えてならないんですよ。

小沢氏に傾倒されている方々には悪いのですが、今の民主は、小沢氏を
政権交代の為に看板にしているだけで、政権運営を共にするという心意気
まではもっていない状況であり、そのことを小沢氏自身もよく分かっている
んだと思いますよ。
「小沢内閣によって日本を変える」は、もう、20~30年位前だったら実現
可能な話だったかもしれませんが、取り巻く環境の変化や、小沢氏本人
の体調を加味して考えて、望みはかなり薄いと思います。
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2008/11/24 23:49
まぁ、お互い政権とりたいだけでしょ って感じですよね・・・
国民から見ればどっちも変わらないと思ってる人が多いんじゃないかな?
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2008/11/24 23:00
正直、一番盛り上がっているときに、解散に追い込みきれなかった

最近の民主党にも『?』と思います。

もともと、一枚岩じゃない党なので、崩れるときは、早いと思いますけど。

つーか、早く第2次補正予算案を通すなら、通してほしいですけど。




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