Nicotto Town



奥尻②シンボル編。

それでは南回りでいざ奥尻へー。

奥尻で船を降りると、まずはうにまるに会います。
冬は置き物のみ、夏は着ぐるみのうにまる君。男の子かどうか知らないけど。
2001年のゴールデンウィーク、奥尻島の活性化のために誕生したキャラクター。
ウニをかたどったトゲ、というか触覚がトレードマーク。
言葉はしゃべれないけど、けっこう激しく動くのですぐ見つかります。
顔はものすごく可愛くない。笑
けど動きに愛嬌があるのでネズミの国のマスコット並に記念撮影時の人気があります。
ちなみに色は黄色が本家、グッズでは黒いのもあったりする。

フェリーターミナルを出て南に下り、最初に出てくるのが「なべつる岩」。
言わずとしれた奥尻島のシンボルで、鍋のつる(=取っ手)に似てるところから付いた名前です。
高さが19,5m、奥尻島歓迎のアーチとも言われるねー。
あの震災でも崩れなかったことから島の希望でもあるんだそうです。
上に生えてる木はヒロハノヘビノボラズ。棘があって蛇でも登らないから。
向いの森が調理師の森です。魚つきの森の1つね。

なべつる岩から数分、赤石の地区に入ると今度は「うにまる公園」。
ふるさと創生1億円事業の時に作られた高さ13mのキタムラサキウニのモニュメントです。
120本の棘が夜になると光って、イカ釣りの漁火と合わせて見るととってもきれいなんだって。
残念ながら夜に見たことはないけど。
奥尻島唯一の若者のデートスポットらしい。笑
こっちは言うなら復興のシンボルかな。

うにまる公園の向い側が「佐藤義則記念館」。
奥尻島出身で、オリックスブルーウェーブを中心にピッチャーとして活躍した野球選手です。
40歳の時にノーヒットノーランを達成して、当時の最年長記録だったとか何とか。
背番号が11だったから、平成11年11月11日に開館した記念館なんだって。
当時使ってたユニフォームとか当時の新聞記事とか置いてある。
今楽天かどこかの投手コーチだっけ?
すんごい酒豪で投げ方が酔拳って言われたらしいよ。さすが島民。

そこからしばらく、青苗地区に入るまではあまりなにもありません。
長浜海岸っていわれる8kmのきれいな海岸線でね、ゴマ石の産地なの。
ゴマ石はみかげ石のことね。黒のつぶつぶ模様だから。漬物石に最適。
冬になるとオオワシ・オジロワシがいっぱい来ます。
大して見どころはないけど、震災後に作られたまだ新しい堤防が続くところでもある。

そして青苗地区へ。
ここは何といっても震災の最大の被害を受けた地区。
1993年7月12日22時17分に起きた北海道南西沖地震は、奥尻島の北が震源地でした。
津波は一旦奥尻島にぶつかり、その両脇を迂回する形で南へ向かい、最南端の青苗岬で再び合流したんです。
死者202名、行方不明者29名。観光バスも犠牲になりました。
ちなみに奥尻の人口は確か3500名くらいね。
「奥尻津波館」はその時の写真や映像で災害の記憶と復興の努力を後世に伝える建物。
その他にも青苗遺跡で見つかったヒスイの勾玉なども展示されています。
「時空翔」は犠牲者の慰霊碑で、「心と海と翼」をイメージして作られています。
震災の日にはちょうど真正面に日が沈むようになってるんだって。
あとは震災前からあるのが、「徳洋記念碑」。
明治13年にイギリスの戦艦が奥尻で座礁した時に、たまたま乗船していた有栖川宮様が救助に尽力したのを記念して作られた記念碑。
あと「青苗岬灯台」もあるよー。

最南端まで到達したら、今度は岩を見ながら西海岸を上がります。
③へ続く。どこまで行くんだろう。




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