Nicotto Town



語る。


添乗員とは、芸能人である。
人前でマイクを持って、拍手を浴びるのがお仕事。

添乗員とは、警察官である。
お客様に危険がないように誘導して、迷子を探すのがお仕事。

添乗員とは、介護福祉士である。
杖のお客様を支えたり、車椅子を押したりして、団体行動についていけるサポートをするのがお仕事。

添乗員とは、予言者である。
「何時に着きますか?」「明日のお天気は?」といった質問に、そんなこと知らねえよと言わずなんとなく良さそうな答えを出すのがお仕事。

添乗員とは、財布である。
お客様の代わりに金銭を管理し、両替したり、精算手続きを代行するのがお仕事。

添乗員とは、メモ帳である。
今さっきガイドさんが説明してくれた内容、次に自分が向かう場所、自分が乗ってたバスの色、あっという間に全て忘れてしまうお客様にその場で必要な情報を抜き出して提供するのがお仕事。

添乗員とは、秘書である。
何時何分にどこに行って下さい、のスケジュール管理を40人分まとめてやるのがお仕事。


添乗員とは、まだまだ他のいろんなものに変身するものである。
どの面も、それだけをやっているプロの方には敵わないけれど。
その代わりいろんなことができる、だからこそおもしろいお仕事。
そこに気づけば3年目の壁は越えられるんだけれど、壁を前に苦戦している人に何て助言すればいいのかな。
がんばれ、めんこい後輩たち。ただの芸能人もどきで止まるな。

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2012/09/03 22:15
○光源氏蛍さん
このテクニックには更に応用編がありまして、1:1の会話を勝手に1:40に広げてしまうという技もあります。
最初はもちろん1:1でちゃんとアナタのことを見てますよーという雰囲気を出すんですけれど。
そのうちに1:1の会話に勝手に隣の席のお客様も混ぜてしまうんですね。
どうせ狭いバスの中での会話なんて隣の方にも丸聞こえなのは当たり前、お客様だって隣の方に聞かれてもいいようなことしか話しませんから。
「ねぇそうですよねー、▲▲さんはどうです?」といった具合で隣や前後のお客様も同じ話に混ぜてしまいます。
その方法で広げていくと、最終的には1:40になり話題が40人共通のものとなる上、その後はお客様同士でつながりができて勝手に楽しんでくれるようになりますので、アタシ1人が1:1の接客×40回を行う手間は省けますね。笑
ただこの技を使うには、特に人見知りのお客様のこころを先にほぐしてやらねばならないのが鉄則ですので、お客様の人柄をある程度把握できるまでは使うことのない応用技です。

○shinさん
あ、言われてみればそういうことは1度もやったことがないですねー。
相手から聞かれた質問には経験上それなりに答えることができますが。
こちら側から始めるとなると何から言えばいいのやらさっぱりわからないですねー。
自分が後輩だった頃には、ビール1杯と引き換えに先輩方のコツや技をよく教わっていたんですけれども。
そういうお声がけもないのは、最近の風潮なのか、それともアタシがウザイのか。笑
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2012/09/02 18:42
飲みに行った時に、
後輩ちゃんに語っている姿が浮かんできました。 (^_^.)
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2012/09/01 08:40
なるほど、「お客さんの情報を、とにかく早く覚え込むこと」という点については駐輪場の仕事と共通した点ですね、以前私が「仕事をおもしろくする方法その1~4」というブログを書いたとき、私の仕事の中身を紹介したことがありましたね、あのときはありんんこさんのブログの中身を拝借させてもらいましたので、ありんこさにも記憶していただいているとおもいます。とにかく駐輪場の仕事で最重要点は「お客様からクレームが出ないようにすること!」につきます。このことを実現するには、お客様の自転車とそれに乗ってくる人(女性は特に、服装は毎日変わるので)顔を覚えないといけません、そしていつも何時頃に着て何時頃に帰るかによって、自転車を置く場所を瞬時に判断して、できるだけ混乱や、お客様からの苦情(この苦情の段階で押さえないと、クレームに発展してしまいます)が出ないように自転車をおいていただくのが私たちの仕事です。今の会社に入ってもうすぐ2年になりますが、この8月のはじめに、2回目の転勤でその駐輪場のTopになったので、ますます責任重大で、いろんなことに常に頭を回転させていないと、うまく1ヶ月、そして1年、仕事が順調には進みません。一言で言えばどこまで集中できるか、の一言です。
 ありんこさんのお仕事も、1:40という同時進行形での多数の人を相手のお仕事で、それは大変だと思います。しかし我々の年代(還暦を超えた人ばかりで、結構70前後の人が多い)になると、記憶力が衰えるので、それを集中力でカバーするしかありません。
何はともあれ、お客様と直接関わる、ありんこさんや私たちの接客業には常に「お客様」第1主義があるように思います、まー、僕などは不器用な方ですから1:40はどう考えてもできそうにありません、ありんこさんはすごいなーと今更ながらにこのブログを読んで感じました。以前の、ブログでもいろんなお客様のことを書いておられたのを読んだときも、ありんこさんのお仕事は本当に大変なお仕事やなーと思っていました。
「40人とも共通でいい部分、まとめてしまえる部分はなるべくまとめて1回で済ませ、ほんの少しだけ個別のお声がけを混ぜることで、ちゃんと1人1人見て接客してますよな雰囲気を作るテクニック」これってすごいですねー驚きます、そんなテクニックが使えるなんて、尊敬しちゃいます!
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2012/08/31 23:49
○valerieさん
あはは。
一般的な1:1の接客を40人分やるのは、アタシたちにも無理ですよー。
40人とも共通でいい部分、まとめてしまえる部分はなるべくまとめて1回で済ませ、ほんの少しだけ個別のお声がけを混ぜることで、ちゃんと1人1人見て接客してますよな雰囲気を作るテクニックがあります。
実際全然見れてなんていませんけれど、そんな風に見えるという騙し技。これを完璧に使えるようになると1つレベルアップです。
アタシも未だ完璧に使うことができません。
実際は名前と顔を一致させるのでさえ一苦労、何日間かご一緒する旅の後半ならまだしも、前半なんて特徴的な部分だけしか覚えられませんから、「豹柄」とか「紫の頭」などの断片的なキーワードで覚えたふりをするわけですね。
豹柄のオバさんが次の日に花柄になっていようものなら、このお客様と昨日話したことが何だったのかもうさっぱりわからないのが1:40の接客の実状です。笑
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2012/08/30 23:10
めんこいって文字で久々に見ました(笑)
何気に使ってるんですけどね・・(〃゚д゚;A

添乗員さんのお仕事の多さに改めて脱帽ですよ。。
いろいろやらなきゃいけない仕事はあるにしても
コリャーどれも責任が大きいなぁ。
やはり40人分ってのは、すごいよねぇ。
1:1でも客なんか面倒なのに(笑)



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