利礼①大シケ。
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2009/07/20 23:55:52
予想通りの大シケながらなんとか無事に生還です。
この夏1番のシケだったらしい。
お客様船酔いにより利尻島全く下車できずダウンしたのが約半数。
ドライバー船酔いにより1991年に期限切れの薬を飲んで耐えてたのが約1名。
ガイド船酔いによりバスの中で死んだように横たわってたのが約1名。
添乗員ハイテンションによりきゃーきゃー言って喜んでたのが約1名。
…好きなんだもん、ジェットコースターとか急流下りとか。
生まれてこの方、酔いって1度もやったことないです。三半器官強くて良かったー。
せっかくの島到着でグロッキーなお客様はほんとにかわいそうだったなぁ。
利礼航路、通称「しまかん(島間)」って呼んでる利尻~礼文の航路は普段でも他に比べて波が高いのね。
こんな荒波で出るのか、って本当に心配になりました。
ちなみに欠航は5m以上っていうルールがあります。
ということは4m90cmだったら出航するのね。
一体その10cmにどれほどの違いがあるのか、アタシにはさっぱりわからない。
まぁ島に閉じ込められるよりは荒波でも何でも戻って来れて良かったけどさー。
サイプリアは無理だろうとは思ってたけど、ボレアース使ってくれたし。
これでプリンスなんか来てたら船員さんはお客様から集団リンチに遭ったんじゃないかと本気で思います。
いや、そんな元気があるなら逆に心配ないか。
まぁなんだかんだ言っても、島間って40分前後だしねー。
稚内港から島への1時間50分の乗船日じゃなくて良かったなぁとちょっとほっとしたところ。
稚内港は去年から新しくターミナルができました。
これがまた設計ミスでひどいんだ。
本来2階部分から船に直結するブリッジを作る予定だったのが、失敗だったらしくて。
バスや車で到着→1階で乗船手続き→2階改札通過→1階に階段で下りて→ブリッジ上って船内2階へ、っていうめちゃくちゃ面倒な港になっています。
だったら失敗だとわかった時点で改札ゲートも1階に作れよ、と思うのはアタシだけではないはず。
そんなこんなで大荒れの利尻礼文の旅、次からちょこっとご案内。
たいていの人が通る道なんでしょうか?
小さい頃から父親が振り回して遊んでくれてたせいか、よっぽど逞しく育ったみたいです。
健康体なのはいいんですが、船酔いしたお客様にどういう気づかいをしたらいいのかがわからず困ることがあります。
子供は未発達な分、酔い易かったりするので、
私も小学生くらいまでは、たまに気分悪くなったことはありましたね。
ただ、船酔い経験はありませんが、
これだけは逃げ場がないので、未経験のまま一生を終わりたいものです。
むしろ島に憧れる気持ちを持っていることがうらやましいです。
この業界では「島流し」と呼ばれる貧乏クジなお仕事ですよー。笑
稚内港のケンカの噂、聞いてましたが本当にこんなひどいのができるとは思ってませんでした。
受付カウンターも狭いし並びにくいし、もうちょっと考えて作って欲しかったですね。本当に。
すごく羨ましいです!!
仕事柄、稚内港のターミナルは…よく存じてます><;
やっぱりあのブリッジは出来なかったんですね。。。計画段階からゴチャゴチャもめてました^^;
設計側の無理な押しと、荷役側の意見がどうも合わなかったよぅでした 【*´・ノω・`】 ナィショナンダケドネ