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附録がつくる、わたしてくれる


某DVDレンタルショップから、
ネットでつかえる買い物券500円というのが、メールで贈られてきた。
うれしい。図書券みたいなものだ。

さっそく当該オンラインショッピングのサイトをのぞいた。
ずっと気になっていた、附録本を検索してみる。
在庫があった。
宝島社のブランド・ムック。
『Clapsaddle ~Love Messenger -100年前に愛を運んだ天使たち-』。
19世紀末頃の、イギリスの絵ハガキなどに使われていたクラップサドル
の作品集といったもの。
彼女の名前はしらなかったけれど、
ヴィクトリア朝時代の、アンティーク絵ハガキとして、おそらくこれまで
見たことがあったものだろう。

この本、最近も
本屋さんで見かけて、ぜひほしいなと思っていたのだ。
けれど、附録が売りのはずなのに、そちらに触手がのびずにいて、
二の足をふんでいたものだった。
附録は、キルティング・バッグ。
肝心の絵が、小さくて、包装紙をバッグにしたみたいで、
どうも…。
せめて、図柄、もっと一枚をアップにしてくれていたら。

附録なら、ステーショナリーとかのほうが良かったのでは。
(ほかの通販サイトでレヴューをみたら、附録に関しては
私と同意見の人が多いようで、なんとなく親近感が。
)


けれども、本の内容としては、ここ数カ月きになっていたもので。
しらべたら、あった。売っていた。
本が1500円、買い物券が500円。
1000円で買える。

最寄りのDVDレンタルショップで受け取れるらしい。
で、かってしまった。

ところで、附録というの、どうもひかれる。
たぶん、小学生とかの記憶だ。
小学館の雑誌の附録の思い出。
小学校にあがる前からか?
附録がだいすきだった。
附録にかぎらず、紙などで
なにか作るのがとてもすきだったのだ。
紙クズだらけにして、作業にいそしんでいたので
バタ屋の娘とか、親にいわれていた。

附録で思い出すのは、幻灯機とか、日光写真とか、
顕微鏡とか。顕微鏡といっても、ほんの数倍になる
ぐらいだったけれど、紙でつくった顕微鏡に、
あらかじめ、拡大してあるミジンコとか、ミドリムシ
とかのプレートもどきの紙をセットする。
それを、レンズで拡大…虫眼鏡でみるみたいなものだ。

幻灯機…。幻ということばのせいか。
これはいまでもとても心にひびく。
からくり、見世物…。
こうした異界を郷愁めいて、さしだしてくれる…。
ふるい映画のようでもある。

附録たちは、わたしの大切な友人だった。
それは異界へつれていってくれる手段だった。
作ることは異界とむすびつく瞬間なのだ。

そんな記憶が、今でもなんとなく、
附録ということばをしたしいものにしているのだろう。

附録=幼年でもあるが、わたしのなかでは創造にも関連している。
想像も。
作ることが、異界へ橋渡しをしてくれる。

話がとんでしまっただろうか。
というわけで、注文をした。
とどくのは、まだ数日先だろうけれど…。
楽しみだ。


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