Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


会いたいのは死者ばかり


わたしの会いたいひと…。
歴史上の人物がまっさきにうかぶ。
土方歳三さん。
意思の疎通をはかるのは、むずかしいかもしれないけれど。
わたしが一方的に
彼を書物などで読んで知っている、知った気になっている
だけなので。
でも、会って、かれを感じてみたい。
あの
ぶれない生き方は、なんといっても
実際どうであったとしても
事実として、いまに残っている。

あとは、なくなった父親かな。
いま、あいたいな。
いま、こんなことをしてるんだよ、って、いいたい。
父親は、うれない脚本家だった。

わたしも、すこしちがうけれど
にたような、ともかく、書きものをしている。
くわしくはしらないけれど
(教えてくれる人がもはやいない…)
父方の祖父は新聞記者、
さらに先祖は、ある藩の学者の血筋だったらしい。

父にいまの自分のこと、つげたいというより、
かすかに、かもしれないけれど
なにかが連綿とつがれているんだと、思いたいのかもしれないし。
あるいは、父はきっと、よろこんでくれるだろう。
父によろこんでもらいたいのだと。

といっても、このごろ、ちょっと、すこし体調がわるくて
その関係で
(また甲状腺の病気が再発したのだ)
書き物しごとが、おもわしくない。
こうして書くことで、じぶんをふるいたたせようとしている。




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