Nicotto Town



流氷豊作。

書きたいことがありすぎる。
ブログテーマも済ませてないし、沖縄9泊12日の件もまだ書いてない。
けど、まずはやっぱり流氷の思い出から。

見れたの。
まぁ接岸初日は迎えてたし、青海運行はないだろなーとは思ってはいたんだけど。
心配だったのは、前日に運行状況確認したら「全便欠航」って言われたからね。
通常運行か欠航か、2分の1の賭け。
ちょっとどきどきしつつ、しかし性懲りもなくまたお客様を盛り上げつつ出発進行ー。
紋別手前30分頃になって、先行してた知り合いのバスが到着して。
電話をくれた開口一番、

「青い部分がひとつも見えないくらい真っ白だ!」

って。
これは何度も行ってるアタシでもわくわくするよ。
流氷が年々少なくなる中、真っ白な海が見れるなんて思ってもみなかった。
船も無事に出航してることを確認してもらって、アタシたちもいざ紋別へ。
乗船所前の看板表示は「本日の流氷帯到達までの時間:0分」。
今日は連れてきて本当に良かったなぁ、なんて感慨に浸りながらアタシも乗船手続きを終えて。
お客様と一緒にきゃーきゃー言いながら乗船待機してた。
乗船は今か今かと待ちわびながら、ガラス越しに白い海を眺めながらね。

が、しかし。
この真っ白な海は、間もなくアタシの敵となる。

無事に全員乗せたのを見届けて、最後尾で乗船。
船を前後に揺らしながら岸から離れたその途端。
ガリガリっていう音と、振動が船中に響く。
これぞガリンコ号の醍醐味!
空は青く晴れ渡ってて、足元にはすぐ届きそうなところに真っ白な流氷。
本当に最高のクルージング日和。
なんて思って1人でニヤついてた頃、「本日のご乗船まことにありがとうございます」と船内放送が入る。
その頃アタシは流氷に夢中で、半分上の空。
いや、上の空じゃなくてもまずは自分の耳を疑っただろうけどね。

「……尚、本日は、氷の下に氷泥(=シャーベット状態の氷)が大変多く入り込んでいるため、本船は港内より外に出ることはできません」


…は?今何て言った?
と、隣で同じようにぽかんとしてる他社添乗さんと顔を見合わせる。
2人して口開けっぱなしの顔がおもしろかったのか、向いにいた船員さんが大笑いしながら説明してくれたところによると。
前日まで紋別の海も真っ青の状態だったらしい。
アタシたちが来る3日前ぐらいに一旦接岸はしたけど、遠く離れてまた沖の方へ。
それが前日の猛吹雪で一気に港内部に流氷が深くまで入りこみ。
さすがのガリンコ号も降伏というわけ。

結局港の中を40分でくるりと一周して戻ってきました。
えぇぇぇ。
そんなの聞いたことない。
まぁ一周の間にずいぶんガリガリしたし、オジロワシも焼き鳥にして食べれるほど見れたし、良かったけどね。

出塚水産でかまぼこ買って、もう一目散に帰れ帰れの旅。
気づいたらアタシごはん食べてません。
待機時間のない仕事ってこれだからやだ。
でもお天道様の代わりに謝罪するのはもっとやだから、神様に感謝かな。

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2009/02/25 23:58
○kiyuさん
氷泥は目で見れるわけじゃないんですが、シャーベットとシェイクの中間ぐらいの氷具合だそうです。
流氷はその日の風向き次第で見れたり見れなかったりしますねー。
意外とデリケートなもののようです。
ガリガリすぎても困りものだというのは、アタシも初めて知りました。

○shinさん
船員さんに聞いたわけじゃないので、自信のない回答で申し訳ないんですが、たぶん転覆の危険性があるためじゃないかと。
氷泥って波しぶきで船にぶつかるとすぐに氷の塊になっちゃうんだそうです。
遠くまで行くためにスピードを出すと波が高くあがるので、氷が船にくっついてバランスが取れなくなるんじゃないかなぁ、と思います。
この日は港の中を40分もかけて1周するくらいのノロノロ運行だったので、そう思ったんですが。
違ったらごめんなさい。
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2009/02/25 23:46
本日の疑問は、
氷の下に氷泥が多く入り込んでいると、なぜ港内より外に出られないのかという点。

それはさておき、流氷豊作おめでとうございます。
やっぱり一面”真っ白”がいいのですね。
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2009/02/25 02:51
氷泥、はじめて知った言葉です^^

流氷ってそんなに短z時間?で移動したりするもんなんですね。
ガリガリかぁ。



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