Nicotto Town



江別のレンガ。

あぁぁマズい。非常にマズい。
どうせ今週はガリンコ号だべと思って余裕こいてた。
バス10台動くうち9台がガリンコor流氷ノロッコだという今週末。
何でアタシだけミステリーツアーですか。
予想外すぎて、明日行く6ヶ所のうち、3ヶ所知らん。あああぁぁぁぁぁぁどうしよー。


…キノコになっててもしょうがないから、眠いけど勉強しよー。

明日行く江別市は一名「レンガの街」と言われます。
明治24年頃に製錬が始まって、今なお全国一の生産量を誇る街らしい。
理由は2つ、1つはネバネバの「野幌粘土」が採れたから。
元は樽前山(苫小牧)から降った火山灰が、長い年月の間に鉄分を豊富に含む粘土になったんだって。
もう1つは開拓使がレンガを使え、と奨励したため。
レンガの丈夫さ、特に耐火性に関しては言うまでもないけど。
どうやら当時の開拓使が洋風かぶれだった、というのが大きく関係しているみたいです。
和風を好むアタシが江別市の案内を苦手としているのはこういうワケか?
そんなこんなで江別市はレンガの街として発展しましたとさ。

その後、北海道炭礦鉄道野幌煉瓦工場を初め、15社もの煉瓦工場が軒を連ねたそうです。
当時の燃料と言えば石炭。煉瓦を焼くのに使っていたのももちろん石炭。
夕張などの産炭地から鉄道が引かれ、さらにその鉄道関連の建築物を作るのに江別の煉瓦が使われた、と。
車庫や駅舎、橋などなど、たくさんの煉瓦が必要だったため、鉄道の発展、産炭地の発展と共に煉瓦産業も大きく発展したわけです。
多くの物資が行き交い、また多くの人々が行き交った全盛期の江別に、煉瓦の姿は欠かせないものだったのねー。

だけどその煉瓦製錬も、鉄道関係の工事終了と共にだんだんと需要がなくなっていく。
同時にコンクリートを始め、新しい素材もどんどん増えていく。
煉瓦産業は徐々に衰退を見せ、いくつもの煉瓦工場が閉鎖されました。
当然ながら昔のような活気はなくなり、いつしか札幌のベッドタウンとしての役割の方が大きくなり。
今や江別はとっても近代化した街になってしまいました。

でも最近はそんな煉瓦産業が新たな観光資源になりつつあります。
旧レンガ工場の建物を再利用した観光地がたくさん設けられ。
また「やきもの」の生産がとってもさかん。
100年以上も間、窯業に親しんできた人々ならではの文化が今でも根付いているんだって。
そして北海道遺産の認定。これの影響で昔の煉瓦建築に興味を持つ観光客も増えているそう。
とっくに終わったかと思いきや、まだまだ先行きの明るい話の多い、野幌煉瓦です。
おしまいおしまいー。
おお、もっと面倒かと思ってたら北炭との関係さえわかっていれば何とかなりそうじゃん明日!

おまけに、江別市でのイチオシ土産が「れんがもち」。
その名の通り、レンガを模した長方形の餅の中に、アンコが詰まったもの。
漢字で「煉化餅」と書くのは、「煉瓦の瓦は食べられないが、瓦が化ければ食べられるだろう」というダジャレな発想からだそうです。
固くなっちゃったのを油で揚げて食べてもおいしいんだって。
甘党の人、やってみ。アタシはスルメ齧ってる方がいいや。

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2011/02/24 21:18
○shinさん
江差は道南で枝幸はオホーツクです。聞いてないですか。そうですか。
にしんは多分違う場所を仰りたいんだと思いますが、どこを指しているのかちょっと見当がつかないですねー。
「だべ」はしょっちゅう使いますよー。
「だべ」「べさ」「したっけ」「したから」辺りは気をつけていてもお客様の前で出てしまう危険ワードですね。
「あずましい」とか「はんかくさい」とか、単語の方はそうでもないんですね。助詞や間接詞がダメです。

○ももんがさん
これって明治の話ですからねー。
生まれる前からとっくに札幌のベッドタウン化してますから、印象としては薄いですよね。
この業界の人間だと、例えば上記の夕張~野幌間を結んだ鉄道が現在の夕鉄バスなのでまだ多少の知識はあるものの、お客様によそのバス会社の名前言ったってわかんないですし。
今や跡形もないものを説明するのもまた難しいですね。
でもこの勉強をしてから行ってみると、いつも全然気にしてなかったところに意外とレンガ建築が多くあったので驚きました。
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2011/02/21 01:55
札幌のベットタウンのイメージしかないけど
ツアーで行くのですね
江別=煉瓦のイメージはありませんでした。
100年記念塔はれんがじゃないよね。
もう、北海道離れて20年以上なので、徐々にわからないこと増えてます。
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2011/02/20 21:57
江別?
江刺は東北で、にしんで有名なのは厚別でしたっけ。
何にしても、ミステリーの女王は譲れないってことですね。

「○○だべ」って方言使うんですか。



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