教訓。
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2013/05/28 00:21:21
先週奥尻島へ渡った時の話。
せたな町で崖崩れがあって、半日ぐらい通行止めになった。
アタシらは他の道から無事行けたけど、同じ船に乗るはずだった他社ツアーさん、引っかかった。
内陸を大きく迂回したところ船の時間に間に合わなくなったって。
しょうがないよね、自然現象だもの。
あの道は落石が多いから事前に道路情報を聞くのは必須だけど、それでもタイミング次第でどうにもならないこともある。
瀬棚便に間に合わないと分かった時点で最終の江差便に振り替えたのもナイス判断だと思うよ。
問題はさ、元々格安の弾丸ツアーで、次の日の予約が朝1便だったらしいのよ。
真っ暗になった21時半に島に渡ってきて。
朝5時半に帰ってった。
当然島内観光は1箇所もなし、お土産だって1つも買えず。
しかもぎりぎりまで睡眠時間を確保するため、海がきれいで名岩奇岩の多い南ルートではなく、距離は近いが山の中で何にも見れない北ルートで帰ってった。
…何しにきたんだろう。
桜が満開の土曜日、他の宿泊地に振り替えるのはほぼ不可能な日付だっただろう。
何がなんでも奥尻に渡らなければご飯も布団もない状態だっただろう。
最終便でも無理矢理島に上げる必要があった、そこまではがんばったけど。
上げた後がねぇ。
行程全部を知ってるわけじゃないから、想像の範囲を出ないけどさ。
アタシだったら、翌日の本島の観光地を切って船振り替えてでも島を見せる。
島内にせよ本島にせよどこかは行けない、どうせ旅程補償の対象になるんだったらねー。
多くのお客様がもう二度と来れないであろうところの方をって思うわ。
それがダメならせめてあと20分早起きさせて、せめて車窓で南のきれいな景色を見せる。
お客様の体調第一なのはもちろんだけど、どうせ船の中では2時間以上、寝る以外にやることないんだから、そんなにひどい責め苦だとは思わない。
20分の早起きが一生に一度の思い出。許容範囲っしょ。
お客様は関西からきたお客様、添乗員も旅行会社の企画部署も関西、バス会社も少なくともアタシは今まで島を走っているのを見たことのない会社でした。
あぁ、もったいない。
今回の教訓。
いざという時助けてくれる各方面の師匠をたくさん持つべし。
弾丸ツアーは失敗する覚悟、最悪の場合もう一度来る覚悟で予約するべし。
お土産は買えるところで買っておくべし。