アカウシアブ。
- カテゴリ:ペット/動物
- 2014/08/11 22:48:45
アカウシアブってご存知ですか?
画像は苦手な方もいると思うので貼りませんが、ご興味のある方は検索を。
ぱっと見た限りスズメバチそっくりの大型のアブです。
マニアック会の8月会が開催されて、羽幌炭鉱に行ってきたのね。
体調3cm程はあろうかという、ハチらしきものが辺りをブンブン飛び回ってるのよ。
しかしそんなことで4時間かけてやってきたせっかくの炭鉱を諦めるわけにはゆかぬ。
と歩みを進めていくと、途中で後ろから付いてきていた先輩の呼ぶ声がした。
「俺の頭に1匹止まってる気がするんだけど」
10m先から見ても、確かに黄色い髪飾りが付いていますね。
先に近くにいた妹分が救助に向かったのだけれども。
困ったことに妹分は虫に触れない。
とりあえず皮膚に向かって毛髪の中を潜っていっているのは視認できたというが。
「ど、ど、ど、どうしたらいいんですか!?」
と、そのまま硬直。
掴んで放り投げたら?と言おうかと思ったが、いいかげん泣きそう顔してたのでやめた。
仕方がないのでそこらへんにあった枝で先輩の頭を小突くという暴挙に出たものの、退治に成功。
安全な車中に戻った後で、アイツなんだったんだろう…と調べたところ。
ハチではなくアブだったことが判明。
ハチはみんな腰の部分にくびれがあるけど、アブはズドンと幼児体型なんだね。初めて知った。
スズメバチかと思ってびびったけれど、なぁんだアブだったのかーと落ち着いたところでアカウシアブの説明書きを読みましたら。
・ハチはこちらから危害を加えない限りは襲ってこないが、アブは人間の血液が目当てなので何もしなくても襲ってくる
・ハチのように針で刺すのではなく、アブは皮膚を切り裂き中の血液を吸うため、毒性はないものの激痛をもたらす
・炎症のひどい時にはその痛みは数ヶ月に渡って持続する
充分怖いよ、アブ!
けれど襲われたら最後、振り払う以外の手はないらしい。
あの時ハチなら黙ってりゃ勝手に飛んでいくだろうと思ったけれど、無理にでも突いて飛ばせたのは正解だったのねー。
今回はちょっと恐怖のマニアック会でした。予備知識って大事だね。
とりあえず次回から全員フローラル系の香りは禁止。
そしてキンチョールを持参することを義務付ける。
おまけ。
大雨で冠水した道路が何ヶ所も通行止めになっていて迂回路に回された影響があって。
結局炭鉱の全てを周る前に日没を迎えてしまったのです。
最後に薄暗くなった森の中を歩いていると「グルルル…」っていう音が、ね。
空耳だったと信じたい。
おまけ2。
カブトムシ1匹と、数えきれないバッタにも出会いました。
文字通り道路を埋め尽くすバッタ。
人の足でも避けられず何匹も衝突してきたのに、まして車で避けられるわけがない。
大量殺人ならぬ、大量殺バッタ。
アヒンサーを破ったアタシは、来世はバッタとしての業を担うのかもしれない。
北海道の中でも、よくいるところとそうでないところがあるようですね。
アタシは物心付いてからはほぼ中央部の内陸を転々としてきましたが、山を歩いていてもそんなにアブに遭うことがなく、知識が不足していました。
アカウシアブは酪農地帯で、且つ水の多いところによく生息するのだそうです。
奥様のご出身地はその条件に当てはまるところだったのかもしれませんね。
次からはよく気を付けて行きますー。
雨は多かったですが、北海道は雪解け水の対策ができているので、命を落とされるような事故はなかったようですね。
広島地方の災害に、ご冥福と一日でも早い復旧をお祈り申し上げます。
尚私事ですが、今月頭にJRで東北地方を回っておりましたら、青函トンネルを通るJRが全て雨で運休となりまして、また順調に帰れない記録を更新致しました。くそぅ。なぜ自分ばかりが当たるのだ。
勝手な思い込みで、アブはハチより小さいと思っていたんですよねー。
あんな巨大なヤツがアブだとは知らず、対処を間違えてしまいました。
いい勉強です。
炭鉱とか寂れたテーマパークとか、あまりツアーの観光地としてメジャーではないところを回る会です。
でもこのあたりの炭鉱はあらかた行き尽してしまった感があり、次回の開催地に悩むところですね。
刺されると痛い嫌なヤツだ。
刺すというか、
血を吸うヤツとは知らなかった。 (^_^.)
炭鉱巡りですか?